専攻・コース:歴史・言語文化コース
【日本教育史ゼミ】卒論口頭試問を終えて
今年の卒業論文が終わりました。4年生は大変疲れたことと思います。本当によく頑張ってくれました。ありがとう。
今年はゼミ生も多く、それぞれが色々なテーマで卒論作成を。本音をいえば、「指導」をしてきた私の方が大変勉強になった、というのが、正直な思いです。考えてみれば、あれ程の史料を集めようと思えば、どれ程の時間とエネルギーが必要か。
とりわけ、おもしろかったのは、「西周の将校教育観」、「学校教育における掃除の意味と意義についての研究」、そして、「昭和期における日本海軍下士官について」という三本の論文でした。
「西周の将校教育観」は陸軍創設期に、西がどのような将校を作ろうとしたのかを解明しようとした力作。よく史料を読み込んでおり、内容もすばらしいものでした。しかし、それよりも、私の印象に残ったのは、当該学生がこの作業中に大きな変容を見せてくれたことでした。論考の楽しさを知ったというのが主因だったようです。改めて、青年の素晴らしさを教えられました。また、他の二本も仲々の労作。我国における学校掃除の意味、また、下士官というものの存在意義を改めて教えてもらいました。
今後、彼等がこの経験を活かし、それぞれの社会でこれまで通りの真摯な努力を継続してくれることを祈っています。
(ゼミ担当教員:川口雅昭)
次回は【英語コミュニケーションゼミ】です。
2012年02月20日(月) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】4年生のつぶやき
日本語の言語と文学ゼミ3年のS.R.です。今年卒業される3人の先輩方のつぶやきを載せたいと思います。
4年の前田です。
卒論は、ハッキリ言って大変でした。長い長いマラソンみたいなものです。勿論、長い道のりだった分、ゴールした感動も一塩です。3年生の後期頃から約1年半の間、太宰治の著作した「瘤取り」をどう料理して良いものか悩んだ結果、何とかかんとか完成させました。執筆途中でパソコンが故障したりして、想定外の事が起こりましたが、卒論は完成させました。完成させました。やったー!
最後に、とりあえず、私の卒論のはじまりとなった本の写真を掲載しておきます。この本を読まなければ、瘤取りには出会ってなかったかもしれません。出会いに感謝。

4年生の太田です。
今年1年就職活動をしていて、いろいろなことがありました。一番思い出にあったことは、公務員受験したことです。最初はまったく受ける気はなかった、僕は中学と高校はあんまり勉強をしないで、中学では部活をやり、高校では遊びやバイト、かなり荒れていた時があって、勉強不足で受かる訳がないのにわかっていて受験しました。結果は不合格でした。だけど、3ヶ月の間に今までにないぐらい勉強して、毎日勉強、学校行っては勉強、家で勉強、友達の誘いがあっても断って勉強しました。こんな経験は初めてで、正直疲れました。だけど、この3ヶ月はとても勉強になり、充実していて楽しかった。それの結果は不合格でも、ちゃんとやろうって気持ちがあれば何でもできるとわかったからです。これから社会に出るけど、たくさんいろんなことにぶち当たると思うけど頑張って行きたいと思っています。

こんにちは、4年生の伊藤です。今回は教育実習について書きたいと思います。
9月下旬から4週間、地元の中学校にて教育実習をさせていただきました。教科は国語だったので、その授業風景や書写の時間を見学することができました。又、生徒の前で実際に国語や道徳の授業を行うなど、貴重な体験をさせていただきました。
何をするにも初めてだらけの4週間でしたが、自分の力をぶつけたからこそ分かる反省点・改善点を肌で感じることができ、充実した教育実習となりました。

3人の先輩方はそれぞれ卒業に向けて頑張った1年を過ごした事がわかりました。それぞれが自分の進路に向けて歩んでいることが伝わってきた1年間でした。次が自分だと思うと不安がでてきます。先輩方を見習い卒業に向けてやれることをやることにしたいと思います。
(ゼミ生3年 S.R.)
2012年01月30日(月) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】名作が名作とは限らない
『源氏物語』が映画化されました。実は『源氏物語』は今までにも何度か映画化されています。Wikipediaで調べてみると、長谷川一夫が主演した『源氏物語』(1951)、『源氏物語 浮舟』(1957)、市川雷蔵が主演の『新源氏物語』(1961)など、当時の2枚目俳優を主役とした映画が見つかります。監督や脚本には映画界の大物として知られる人物の名前が見られます。さらに、1966年には武智鉄二監督による『源氏物語』、2001年には天海祐希主演の『千年の恋 ひかる源氏物語』、そして先ごろ公開された生田斗真主演の『源氏物語 千年の謎』と、合計6本の映画があります。
それぞれの映画はそれなりの魅力があると思いますが、決定版というものはまだ出ていないようです。また、吉村公三郎監督、衣笠貞之助監督という大物監督の作品ですが、だからといって彼らの代表作というわけではありません。
実は、小説の映画化は古今東西、ずいぶん多く見られます。ところが、名作の映画化で成功した作品は意外と少ないことはあまり知られていません。文学の現在講義でとりあげた『オペラ座の怪人』についても同じことが言えます。

『オペラ座の怪人』はフランスのガストン・ルルーが1910年に世に出した小説です。その後、何度も映画化されています。しかし、ガストン・ルルーの代表作は『オペラ座』ではなく、密室殺人のトリックで有名な『黄色い部屋の秘密』です。
映画化された『オペラ座の怪人』は、最初の1925年の作品は原作にかなり忠実に作られていますが、その後の作品は『オペラ座の怪人』とはいうものの、原作からかなり大きな改変がされています。一番最近のミュージカル映画では、原作の怪奇的な推理小説ではなく、怪人との三角関係になっています。

ミュージカルを作ったアンドリュー・ロイド・ウェッバーは「仮面の背後で」Behind the Maskというミュージカルの製作過程を記録した映画の中で「原作は正直なところ脈絡がなくまとまりにかける本だと思った。恋愛物なのかスリラーなのか推理小説なのかよくわからない。一貫性がなくいろいろなものを詰め込みすぎ」と言っています。
彼はこの原作を恋愛物として作り変えました。そのため、原作では重要なものとなる後半の部分をほとんど切り捨て、原作では前半の、それほど重要ではない一つのエピソードをミュージカルのクライマックスにもっていきました。それがオペラ座のシャンデリア落下の場面です。
原作が世に知られた名作の場合、内容を大幅に改変することはかなり難しくなります。多くの読者が原作に対してイメージをしっかり持っているからです。名作を映画にするとどうしてもそのイメージから逃れられません。その結果、名作映画は名作になりにくくなってしまうのです。
(ゼミ担当教員:日比野雅彦)
2012年01月12日(木) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】
今回は、昨年11月から12月にかけてゼミ生の行なった発表について、発表者
自身がそれぞれ語ります。
皆さん、こんにちは。修士論文の題名は、
「藤原宇合の『懐風藻』における漢詩 ―『万葉集』における和歌を背景にして―」です。学部では、花井ゼミで『万葉集』を学びました。修士コースでは、豊かなコミュニケーションのある吉田ゼミで、上代日本の古典の一つである『懐風藻』(日本最古の漢詩集)を研究対象に選び、主に藤原宇合の漢詩を取り上げました。文武両道の詩人として、友愛の精神をもった宇合は、現代に通じる詩情を表現しております。
(4年ゼミ生 T.N.)
比較日本ゼミに入ってから2度目のリレーブログにお邪魔します。
先日演習で発表を行ない、私はその中で「花と桜文化」について、初めての今回は大まかな内容ではありましたが、研究発表しました。高校生の時、桜と日本文化についてかかれた文章を読み、春になると桜を心待ちにする自分を実感しました。なにげなくでも、日本人なら誰しもが感じるであろう思いに、感動を覚えました。そんな思いから、日本人はなにを美しいと思い、なにに感動するのか。そんな漠然としたことを密かに思っていました。今回の発表は準備不足でしたが、レポート提出までにはもっと練って、よりよいものにできたらと思います。
(4年ゼミ生 S.K.)
今回の私の発表では、『日本文化とは~私の人生の中で体感したことから探る~』をテーマとし、日本文化の代名詞となっている幾つかの芸能(伝統工芸・華道・茶道・お能)を通して、日本文化の精神的心髄が何であるかをこの大学三年間で体感したことをふまえ、学んだことから私なりに掴んだことを発表しました。一つ目に、無私という精神が根底にあります。日本人は、対象(自然や素材)の前で私を小さくする、あるいは無くすことによって、対象のあるがままの姿や、自ずからの美しさを生かし、人の技巧で手助けし純化して、さらにその美しさや生命の輝きを引き出し増すということ。二つ目に、自然の秩序のなかで生きている自らがいかに生きるべきかを核に精神的な研磨のためにあるということです。それを自分なりに見出せて、発表できて、嬉しかったです。感謝の思いでいっぱいです。このテーマをこれからも持ち続け、追求していきたいとおもいます。
(4年ゼミ生 Y.U.)
今年度の演習で発表したのは核エネルギーについてです。
3月11日の東北大震災によって多大な被害が起きた中で、福島原発に被害が及び放射能が問題になってから、今までと比べられないくらい原発への賛否両論が沸き起こりました。
「原子力を本当になくせばそれでいいのか?」と思い、核エネルギーの今の原発以外に安全な方法はないのかと調べてみました。調べてみると、今の原発の方法ではなく、全く違った方法も存在し、その方法が実現されていたら、今回のような大惨事になることもなかったのではないかと思われました。今注目されている、太陽光発電など自然エネルギーなども、調べてみたら様々な問題点があることも理解できました。今回核エネルギーについて調べてみて、長所と欠点と両方あることが解りました。が、まだまだ未知なものであり、様々な可能性を秘めていると思いました。
(4年ゼミ生 A.I.)
(ゼミ担当教員:吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2012年01月06日(金) | 固定リンク
【社会・文化環境論・身体文化論ゼミ】学生フォーラムに参加して
3年生のゼミ生(A.H.さんとS.S.君)が、第11回 学生フォーラム(主催:岡崎大学懇話会、NPO法人21世紀を創る会・みかわ、岡崎商工会議所)で、研究発表をおこないました。素晴らしい発表でしたので、A.H.さんに、発表内容をまとめてもらいました。

11月19日(土)に愛知産業大学で行なわれた、学生フォーラムに身体文化論ゼミとして参加し、研究発表をおこないました。
「『女子』という新しい女性」というテーマで、2009年に流行語にもなった「女子会」などの「女子」について調べました。研究方法は、主に、言葉の分析とアンケート調査により、「女性」でも「女」でもない、この新しい「女子」の意味について考えました。
まず、「~女子」(例えば、「カメラ女子」)というさまざまな言葉の使い方から、「女子」という言葉には「(男女という境界の)越境性」「可愛らしさ」「活力的」「流行性」という4つの意味があることが導きだされ、そしてその後実施したアンケート調査によっても、「女子」にはこれらの意味があることが裏付けられました。
また、最近よく言われている「カメラ女子」、「ゴルフ女子」、「鉄道女子」などの「女子」の前に付いている言葉は、従来、男性との関連が深いものですが、いっぽう、「スイーツ男子」、「弁当男子」、「手芸男子」など、「男子」の前に付いている言葉は女性と関連するものが多いようです。社会全体の男女の境界が無くなってきているのではないかということもわかってきました。
以上の調査から、「女子」という言葉が、新しい意味を獲得しつつ、生まれ変わりつつあることがわかりました。この「新しい女子」は、女性の意識と社会の意識、女性の求めているものと社会の現実のズレが生み出したものではないかと考えています。女性は男女平等だけを求めているのではなく、強さや可愛らしさなど、女性らしさや自分らしさを「女子」という言葉で表現しているのではないでしょうか。こういった社会・文化的な原因については、さらに調査・研究していくつもりです。
今回、学生フォーラムに参加して、調べることだけでなく、仲間と意見を交換する大事さや、たくさんの人の前でプレゼンする難しさなど、多くのことが学べ、とても貴重な体験をすることが出来ました。(A.H.)
(ゼミ担当教員:石上文正)
次回は【環境倫理学ゼミ】です。
2011年12月01日(木) | 固定リンク
【英語コミュニケーション論ゼミ】 ~卒業論文大詰めです~
こんにちは。英語コミュニケーション論ゼミです。早いもので11月も半ばとなり、秋の深まりをいっそう感じる季節となりました。キャンパスの木々も美しく色づいています。さて、毎年この季節になると卒業論文が大詰めになります。本学では卒業論文が必修となっていますので、学生もなかなか大変です。
英語コミュニケーション論ゼミでは、現在2名の4年生が「スポーツの英語」と「若者ことばの特徴」をテーマとして調査・研究を進めています。研究を進めていくうちに題名の変更が必要に思われてきたり、アンケートもやらなくては・・・などいろいろ出てきます。
卒業論文の締め切りが1月ということでこれからの2か月くらいはそれぞれのテーマにかかりきりです。自分が選んだテーマにじっくり取り組み、長文の論文にまとめ上げることは苦労が多いですが、完成した時の達成感はまた格別です。

(ゼミ担当教員:岡 良和)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2011年11月17日(木) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】~夏のゼミ旅行~
九月某日、我が日本教育史ゼミは毎年恒例のゼミ旅行を行いました。今回のゼミ旅行は他大学の日本教育史ゼミの学生もまじえての合同ゼミ旅行となりました。
今年は一泊二日の日程で一乗谷、永平寺、東尋坊、千里浜、白河郷、高山、開智学校、美ヶ原を巡りました。
毎年のことながら得るものの多い、そして移動距離の長い旅行でした。
移動時間短縮のために、昼ごはんはコンビニ弁当。お店でごはんを食べたいという学生に川口教授は一言、「天地開闢以来、ゼミ旅行はコンビニ弁当と決まっている。」、学生たちも「天地開闢以来のことなら」と納得。そんな努力もあって各目的地をゆっくり見学できました。
なかでも、永平寺のお坊さんには感動しました。我々と歳は同じくらいなのに、顔つきが全く違う。あの姿を見るだけでも心が洗われるようでした。
ただ座っているだけなのに、どうしてこんなに人物を練れるのか考えずにはいられませんでした。立派な人間になりたい。永平寺はそう思わせてくれる場所でした。
ゼミ旅行写真集
東尋坊
海に吸い込まれそうなゼミ生(東尋坊)
波の中をゆく(千里浜)
夕暮れの千里浜
松本 開智学校
(日本教育史ゼミ生 H.A.)
次回は【英語コミニュケーションゼミ】です。
2011年11月14日(月) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】小説と古地図
小説を読んでいるとき、その場所が目の前に浮かんでくると楽しいな、と思うことがあります。その土地の様子がわかるとなお一層作品に対して愛着がわくという経験は、みなさんもきっと経験していると思います。テレビドラマを見ているとき、自分のよく知っている場所が出てくると画面をいつも以上に真剣にみつめる、なんてことはありませんか。
知らない土地の場合はなかなか簡単に想像することはできません。海外の場合はなおさらです。しかし、そんな場合に役立つのは、地図です。
文学作品の読むときに地図、というのは不思議な取り合わせと思うかもしれませんが、実は、これは意外とおもしろいものです。歴史上の出来事がとりあげてられている場合は、その時代の地図を見るとなんとなく見えてくるものがあります。

上の地図は17世紀はじめのパリの地図の一部です。中央の緑地帯、そしてその背後にある建物はパリの街を囲む城壁、その真ん中に大きな門があります。現在の都市とは異なって17世紀の都市はこのように城壁で囲まれ、あちこちに門がありました。夜間、門には鍵がかけられ、都市への出入りに制限が加えられていました。その名残が現在、姉妹都市になるときに提携する相手側の都市に渡される「鍵」です。都市への自由な出入りを可能にする「鍵」は友好関係にあることの証です。
17世紀前半のパリといえば、『三銃士』の舞台となった時代です。この地図を見れば、当時のパリの様子が少し想像できます。そして、ダルタニヤンや三銃士が活躍する場面もよりはっきりと思い浮かべることが可能になります。
パリの地図には18世紀に描かれたもっと詳しい地図かあります。

チュルゴの地図と呼ばれるものです。左側がルーブル宮殿の一角、中央を流れるのがセーヌ川、そして建物の様子が細かく記されています。飛行機やヘリコプターのない時代にこのような地図が描かれたことに驚きます。
現在、インターネットで簡単に世界中の地図を手にすることができます。また、グーグルの地図ではその地域の写真も見ることができます。有名な都市では写真も相当細かいところまで見ることができます。パリのエッフェル塔の付近では写真に入場を待つ人の列まではっきり見えるほどです。
地図を利用することで、文学作品がより身近なものに変化します。みなさんも小説を読むときに地図を片手に楽しんでみてはいかがでしょう。
(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
2011年10月06日(木) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】どんなゼミか?ゼミ生が語ります
今回は、比較日本文化論の3年生のゼミ生が、このゼミを選んだ理由や興味をもっていることなど書いてくれました。
①
秋めいた風流な時節になり心うれしく感じている一ゼミ生のy.uです!ゼミ紹介を兼ねて私が比較日本文化論の吉田ゼミを選んだ理由を紹介します!根本を言えば吉田先生の人間的魅力、そこから滲み出る思想やお話、物事の見方などなど、それらに触れるのがとにかくわくわくしてしかたないからです。色んな分野に興味をもつ私は実は環境専攻と迷っていました。しかし様々に分化した現象の本当の根本に迫れるのは吉田ゼミだと確信しました。今このゼミ生であることを誇りにしています。無農薬の国産紅茶で一服!日本文化にせまりながら原発や環境問題の話が飛び交う!なんて、なんて豊かなんでしょう!そんな私が最近興味のあることといえば、日本文化の本質とはなんぞや、ということです。蛍光灯よりろうそくの灯にほっとする、真っ白い西洋風なお皿より、歪みや土気のある焼き物の方がしっくりくる。なんでかなぁと思案してましたが、それは素材的にも様子的にも"自然"であるからではないかとハッとおもいました。興味があるといえば旅行もです。旅行しながら日本らしさを感じながら上記のような小悟を得ることが楽しいです。 Y.U.
②
私は日本人ですが、日本のいいところをはっきりと言う事ができませんでした。日本には誇りに思えるようなところが沢山あるはずなのに、いつもぼんやりとでしかあらわすことができません。多くの人が私と同じように思っていることでしょう。しかし日本人として生きるために、日本人がどのように考え、日本文化を育んできたかを知ることはとても大切なことだと私は思います。吉田先生の授業を受けていると「ああそうだ!」と、潜在的には思っていても、なかなか気づけないような日本人の素晴らしさを実感します。これまで日本人の培ってきた文化を理解し、これからの日本人はどのように進むべきかを考えていきたいと思います。
比較日本のゼミで私は現在「花」、に興味をもっています。プロゼミのときは花札について調べました。例えば花札には数字が記入されておらず、桜の花が描かれているから3月、など日本人なら誰しもがわかるような感覚だと思います。その四季になぞらえたカルタというものは、四季を大切にする日本人独特のものだと思います。日本では花は古来から歌に詠まれたり、信仰の対象になったりしてきました。花と日本人についてこれから調べていきたいと思っています。 S.K.
③
最初短大から編入した当時は環境だけを考えていましたが、たまたま吉田先生の比較日本文化論を受講して、環境分野、海外の文化と日本の文化等々、興味深い内容の講義をなかなかおもしろいと感じました。文化でも環境、歴史建造物、伝統工芸など様々なことが、話を聞いていて興味深いことばかりだったので、このゼミを選びました。 A.I.
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2011年10月03日(月) | 固定リンク
【社会・文化環境論・身体文化論ゼミ】ゼミ生がインターンシップでがんばっています
これは何でしょうか? 答えは、最後を見てください。


身体文化論ゼミ生の、A.H.さんが、この夏、インターンシップで汗をかいています。きっと「冷や汗も」かいていることでしょう。そんな彼女からインターンシップのレポートがとどきましたので、紹介します。なお、インターンシップとは、学生が、企業などで、将来の職業選択に生かすため就業体験することで、本学では、履修科目の一つになっています(つまり、単位取得ができます)。
*****************************
インターンシップで学んだこと
A.H.
私は8月22日から2週間、岡崎商工会議所でインターンシップをさせていただいています。
このインターンシップに参加した理由は、大学の授業だけではわからない、仕事(とくに事務職)というものを、実際に働いて理解を深めたいと思ったからです。また将来は、地元に密着した企業に就職したいと考えているため、地域の中小企業のネットワークを広めたり、合同企業説明会を開くなど、地元の企業と学生の交流の場をもうけたりしている商工会議所の仕事内容に興味を惹かれたからです。
実際にインターンシップをさせていただいて、社会人としてたくさんの仕事を教えていただきましたが、それよりも人として大切なことを学ばせていただいています。例えば、あいさつの大切や、人とのコミュニケーションの仕方をはじめ、これからの将来について、私の長所や短所などを、たくさんの方からアドバイスや経験談などをしていただき、毎日ほんとうに得ることの多い一日を過ごさせていただいています。
2週間という短い期間ですが、インターンシップで毎日少しずつですが、自分に自立心や積極性がついているのを感じ、私自身が良い方向に進んでいることを実感しています。
これからの就職活動に向けて、もちろん良い経験をしているのですが、それより先の社会に出てからも私を支えてくれるような経験を得ることができ、岡崎商工会議所の方々にとても感謝しています。
************************************
答えは「みょうが・茗荷」です。あまりにも美しいので、私は、「みょうが・妙華」と呼んでいます。

(ゼミ担当教員 石上 文正)
次回は【環境倫理学ゼミ】です。
2011年09月01日(木) | 固定リンク
【英語コミュニケーションゼミ】 論理的な読解力
毎日暑い日が続きますが、お元気ですか?夏休みも後半ですね。夏休みといえば「読書感想文」に頭を悩ませている人がいるかもしれません。
ところで英語コミュニケーションゼミでは、前期に「論理的な」本の読み方に取り組んできました。主観的な読み方ではなく、「なぜそのような解釈になるのか」を徹底してきました。このようにして英語でのコミュニケーションの前提ともなる、欧米人の発想に沿った思考法も手に入れることができます。感想とは正反対のアプローチと言えるでしょう。
この成果が前期のレポートにも表れてきました。夏休みが終わると卒業論文に集中
的に取り組みます。正確な読解力が実を結びことを期待しています。
(ゼミ担当教員 岡 良和)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2011年08月17日(水) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】ゼミ近況報告
我がゼミでは、この春から名古屋市内の他大学の日本教育史ゼミと、月一回の割合で、第二日曜日の午後、合同ゼミを開いています。これが思っていた以上にいい。
当初、呼びかけたところ、本学の学生の最初の参加者はわずかに2名でした。ところが、他大学の学生と卒論構想などを発表し合うというのは、予想していた以上に、おもしろかったようです。二回目からは、彼らの話を聞いたのでしょう。我がゼミの全員が参加。先月は二大学合わせて15名の卒論進捗状況の発表を。自分たちの足りないところ、また、他大学の学生の卒論に取り組む姿勢など、勉強になった感じです。
終われば、楽しい夕食会を。わずか二回で仲間意識が。若いというのはいいものです。ところが、そこから、とんとん拍子で話がすすみ、何と、この夏休みの史跡巡検まで合同で行うこととなりました。
本年の史跡巡検は、松本の開智学校跡、松本城、金沢、福井の永平寺など、北陸を回ります。次回には、楽しいご報告ができると信じて居ります。どうかご期待ください。
(ゼミ担当教員 川口雅昭)
次回は【英語コミュニケーションゼミ】です。
2011年08月11日(木) | 固定リンク
合同ゼミ報告
さあさあ,やってまいりました。
日本語教育ゼミのブログ更新一発目!!
今回は6月29日に行われた合同ゼミからの報告です。
この合同ゼミは我々,3年生にとっては初めての合同ゼミだったのでかなり緊張しちゃいました。 まぁ~,私は座って見ていただけなのですが・・・・・
それはさて置き,今回の内容は,卒業論文で参考にする先行研究の発表です。
発表者はこの方

3年生の平野正好くん,通称 ひらっち
彼が先行研究として選んだのは
平成19年度卒業生の村上生紗の卒業論文
「談話に見られるアイデンティティの表出・日本人学生と台湾人学生との総合行為,陳の発話に焦点をあてて」でした。
この論文は,本学の授業である日台交流から生まれた論文で,台湾学生陳が日本での交流の中でどういった方法で自分のアイデンティティを形成していくか,エスノメソドロジーを使い調査したものです。
う~ん・・・エスノメソドロジーってなんでしょうかね~
調べるのも面倒なので,感想のついでに発表者のひらっちに説明でもしてもらおうかな!
ひらっちー,よろしく~
日本語教育ゼミ平野です。
今回「日本語教育,日本教育史,日本の言語と文学」の合同ゼミで,
エスノメソドロジーを用いた先行研究の発表をしました。
説明が難しいのですが,エスノメソドロジーとは・・・
教室で先生が「さあはじめましょう」と言ったとき
"なぜ"生徒は授業を受ける体制を取るのか の "なぜ"を明らかにする学問です。
今回の論文では,ある台湾人学生のアイデンティティ
(役割,立場)を明らかにし,それが流動的だということを示しています。
エスノメソドロジーは,知れば知るほど疑問が増えます。
そのため時間を惜しまずに徹底して取り組むべきだと感じました。
いや~,感心しますね~,すんばらしい向上心だ!!
私も,ブログ更新しながらお茶なんかしばいてる場合じゃないね。
見習わなければ!!
そーゆうことで,今回はこのへんで・・・
お疲れ様でした~。
(日本語教育ゼミ生 P)
2011年08月09日(火) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】ゼミスケッチ
三年生のR.Sです。
季節がかわり、暑くなってきました。7月にはいり、はじめてのゼミ発表にあたふたしていました。先日、3年生の発表が全員終わりました。それぞれ好きなジャンルで発表していたので、本当に楽しそうでした。ぼくは、自分の発表の番がくる前には、小説で三角関係のもつれを描いた本を探したいと思っています。4年生になる来年の4月までには、卒業論文の題材を決めたいです。
4年生は卒業論文の題目が決まり、卒業に向けて頑張りはじめました。先輩たちを見ていると、卒業論文の勉強を進めつつ就職活動をやっていて、大変さが伝わってきます。先輩、卒業に向けて頑張ってください!!

(日本の言語と文学ゼミ3年 R.S)
次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2011年07月22日(金) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】映画の話
映画が誕生したのは1895年、フランスのリヨンでした。最初の映像は工場から出てくる人たちの姿と駅に到着する蒸気機関車でした。当時の人は駅に入ってくる機関車の映像を見て、あわてて席を立ったとか。ちょうど3D映像を見ていて、自分の方に向かってくるボールをよけるのと同じ感覚かもしれません。
映画は、その後、無声映画の時代を経て20世紀中頃に最盛期を迎えます。街のあちこちに映画館が作られ、話題作の封切りには大勢が詰めかけるという現象が見られました。都会の封切館は客席数が1000人を越えることもありました。大きな映画館で巨大スクリーンで見るために、映画のフィルムも35ミリから70ミリになり、ハリウッドでは巨費を投じて大作が作られていきました。
しかし、1970年代を迎えると、人々の足は次第に映画館から遠ざかっていきます。テレビが家庭にいきわたり、人々が手軽に映像を見られるようになったことが原因です。80年代からはビデオが普及し、さらに映画館に足を向ける人が減ってきます。日本ではレンタルビデオという業種が発達し、手ごろな値段で、好きな映画が好きな時間に見られるようになったことが大きな原因です。
21世紀になり、映画館は形を変えて復活してきました。シネマコンプレックスです。大きなスクリーンを多数の人が見るのではなく、さまざまな映画が同時に上映され、映画を見たい人が選べるようになってきました。また、デジタル技術の進歩によって、封切館から2番館、3番館へと時がたつにつれ映像の質が低下するということもなくなってきました。
また、DVDやブルーレイの誕生で、ビデオのときよりはるかに高画質で映像を見られるようになりました。ビデオのときに比べ、DVDは非常に安い金額で手に入れることができます。
DVDのよいところ、それは何度も繰り返し見られることにあります。気になる映像技術もじっくり確認できます。映画館では見落としてしまうような細かな点もチェックできるようになりました。
映画の見方も、時代とともに変化してきています。あらためて昔の映画をじっくり見てみるのもかえって新鮮な発見があるかもしれません。
講義でとりあげた映画のタイトルをご紹介します。
1.無声映画時代のキートン、チャプリン
2.チャプリン『モダン・タイムズ』(1936)
3.オソン・ウェルズ『市民ケーン(Citizen Kane)』(1941)
4.『カサブランカ』(1942)
5.溝口健二『雨月物語』(1953)
6.黒澤明『七人の侍』(1954)
7.ヒッチコック『めまい(Vertigo)』(1958)
8.ルイ・マル『死刑台のエレベーター』(1957)
9.ジャン・リュック・ゴダール『勝手にしやがれ(A Bout de Souffle)』(1959)
10.ブレーク・エドワーズ『ピンクパンサー』(1963)
11.クロード・ルルーシュ『男と女( Un home et une femme)』(1966)
12.フランソワ・トリュフォー『アメリカの夜(La Nuit américaine)』(1973)
13.コスタガブラス『戒厳令』(1973)
14.深作欣二『蒲田行進曲』(1982)
15.ジュゼッペ・トルナトーレ『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)



(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
2011年07月04日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化についての?(12)
森や林では、木々が鬱蒼(うっそう)と葉を茂らせています。今の時期にかぎらず、私達が森林で心地よく感じるのは何故でしょうか。この問題について、音の観点からなされた注目すべき研究をご紹介しましょう。
森林のみならず、出雲平野や砺波地方などに今もある屋敷林の中では、私達の耳に聴こえる音域をはるかに超える高周波の音が出ているのだそうです。そういう里の音の主力は、木々のざわめきや小川のせせらぎ、虫の音や鳥の鳴き声など、人間以外の生命体の発する音です。その音は複雑な多様性に満ち満ちており、一日や季節の時の流れとともに、連続的にゆっくりと移り変わっていきます。森林の中ほどの高周波音のない街の音環境は、それと正反対で、車の通行音など人工物や人間の発する音が主体であり、非連続的に激しく変化します。
この里の音と街の音の違いは、LPとCDの違いであり、また尺八などの邦楽器とフルートやピアノなどの洋楽器の違いでもあり、これまではとかくプリミティブと捉えられてきた前者が、後者にはない多様性と豊かさをもっていることが判ったのだそうです。そして、このことは、尺八のような音を育て上げて来た日本文化と、フルートやピアノのような文化を築き上げてきた西洋文明という根本的な問題に関わっているのです。
興味がおありの方は、大橋力氏の『音と文明』を読んでみてください。

夏つばき

山あじさい
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2011年06月30日(木) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】演じる喜び
みなさま、お元気でいらっしゃいますか。「演劇と身体論」を担当している森順子です。
今日は、プロゼミで現在13人が懸命に取り組んでいる演劇についてお伝えしましょう。7月の終盤に行われる演劇発表に向けてひとりひとりが頑張っています。全体では大きな芝居を一つ、その後は少人数の三つのグループに分かれて、それぞれ小規模な芝居を演じます。全員で演じるのはシェイクスピアの『マクベス』です。3グループは長野県の民話、昔話や自らが創作した脚本から、それぞれが独自に編み出した劇を三つ演じます。
一昨日は『マクベス』の第5幕を練習した後、3グループが前に出て演じました。前での練習が初めてのグループもあり、他の人たちは観客となり、見入ります。喜劇を演じる人たちがあまりに役になりきっていて、その面白さに観客は笑い転げました。何と楽しい時間でしょう。俳優も観客も一体となった充実感が満ち溢れています。
こうした努力の結果味わえるのは達成感です。みんなで演じる喜びを経て、確かな自信と今生きている喜びが生まれてきます。
みなさまの日々もお幸せでありますようにとこころより願っております。どうぞ毎日をお元気でお過ごしくださいね。
(ゼミ担当教員 森 順子)
次回は【日本語教育ゼミ】です
2011年06月13日(月) | 固定リンク
【宗教と倫理ゼミ】オサマ・ビン・ラディン暗殺とアメリカのイスラエル政策
先ごろ、アメリカのオバマ大統領は、イスラエルに対して中東和平の前提として、1967年当時の国境線までの撤退が必要であると発表した。中東問題にただでさえ関心の薄い日本に、東日本大震災が起こったため、内政への人々の気持ちが集中しているように思う。報道でもほとんど触れられては居ない。不思議なのは、このオバマ大統領の対イスラエルへの発表がなされたのが、オサマ・ビン・ラディンが暗殺されて間もなくであったということである。
中東に留学していたことのある者なら、アメリカへの現地の人々の感情は良く分かる。これは対アラブへの反感の緩和を狙いとしているのではないかというのが私の見方である。例の9・11事件発生の数ヶ月前に行われた国際会議でアメリカは公然とイスラエルの立場を肯定したことがあった。何かひょっとしてアラブ人の心に怒りの炎を点じたのではと、当時不思議にも感じた。数ヵ月後9・11事件は発生した。
だとすると、今回のアメリカの対イスラエルの発表は、いくばくかの緩和状態を生み出すかもしれない。ただ、実はもっと裏があって、イスラエルとの間での申し合わせなどがないともいえない。国際情勢をめぐっての宗教感情などを伴った動きは、複雑な背景を基礎にして動いているように思われる。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
次回は【演劇と身体論ゼミ】です。
2011年06月09日(木) | 固定リンク
【社会・文化環境論・身体文化論ゼミ】アウェイにおけるサッカーのサポーターの振る舞いについて

名古屋グランパスのサポーター側から見た、ヴァンフォーレ甲府のサポーター
ゼミ生のA.H.さんが、名古屋グランパスのアウェイ戦を観戦し、アウェイ戦におけるサポーターがホーム戦と比較して、どのような振る舞いをしているかをゼミで発表し、みんなで考えてみました。
以下の文章は、A.H.さんがまとめたものです。
私は、5月15日(日)に、山梨県の甲府市まで、名古屋グランパス対ヴァンフォーレ甲府のサッカーの試合を観戦しに行ってきました。そこで、今まで何回か行ったことのある名古屋でのホーム戦と今回はじめて観戦したアウェイ戦におけるサポーターの振る舞いの違いや、不思議に思ったことを、名古屋グランパスのサポーターの立場から分析してみました。なお、試合は、残念ながら、3対1で、グランパスが敗れました。
まず、わざわざ県外に応援に行くことから、サポーターたちは、“本当のサポーター”という意識を強くもっていると考えられます。それは、アウェイ戦に来ているサポーターのほとんどがチームのユニホームを着ていて、スニーカーなど飛び跳ねながら応援できる、しっかりとした装備をしていたことからうかがい知ることができました。少なくとも、アウェイ戦では、外見的には均質的でした。いっぽう、ホーム戦では、普段と変らない格好のサポーターも多いという印象をもっています。このように、試合を観る姿勢や選手と一緒になって戦うという姿勢が、服装や装備の違いになって現れていると感じました。
試合中サポーターは、チャント(応援歌)を歌ったりして選手を応援します。チャントは多くの種類があり、何回も試合に行っていないと覚えることが難しいのですが、今回の試合の前に応援団長から、新しいチャントの発表(説明)がありました。その際に「このチャントを今日しっかり覚えて、ホームで皆さんに教えてあげてください。」と呼びかけていました。この言葉遣いから、アウェイ戦にわざわざ応援に来るサポーターは、チャントをすべて知っていて、「教える」立場にあり、“本物”であるという意識があると感じました。
また、私がアウェイ戦に行って一番驚いたことは、グランパスのサポーターが味方チームの選手にも激しい野次を飛ばしたり、応援を止めてしまったりしたことです。どんな時でも、真のサポーターだからこそ選手の味方になるものだと思っていたのですが、動きの悪い選手や、ミスした選手には容赦なくブーイングしていました。時間とお金をかけて観戦していることや、ほんとうに好きだからこそ、不甲斐ないプレーを見たくないという気持ちが野次に繋がるとは思うのですが、だからこそ応援は激しくなることはあっても、なくなることはないのではないかと考えていましたので、応援を止めてしまったことは、不思議でした。
ですが、改めて考えてみると、アウェイ戦に来ているサポーターはこの先の試合にもほとんどの人が行くでしょう。そうなると、ホーム戦の観戦にある一定人数混じっている、初めて来たサポーターや、年に数回しか来ることのできないサポーターと違い、アウェイ戦に来ているサポーターは、「次の試合」を見据えて応援しているからこそ、試合を一回きりの良い思い出として残そうとして、すべてを楽しもうとするのではなく、試合をシビアに受け止め、選手やチームに厳しくなるのではないかと思いました。
じつは、今回のアウェイ戦は、ホーム戦と比較するには、特殊要因が多く、適した試合ではなかったと思います。一般的なアウェイ戦と違い、次に挙げる特殊な環境下であったことも、サポーターが選手やチームに厳しくあたった要因ではないか思います。
まず、名古屋グランパスとそのサポーターは、去年のJ1の王者であるという自負を持っていただろうし、相手のヴァンフォーレ甲府が去年までJ2のチームであったため、グランパスからみて、“格下のチーム”と認識されていたであろうことは、容易に想像できます。しかし、それにもかかわらず、グランパスが敗れたことが挙げられます。つまり、グランパスのサポーターにとっては、勝利への期待値が高かったにもかかわらず、敗れたため、その期待と結果の落差の大きさが、サポーターの落胆の大きさにつながったのではないでしょうか。
また、ヴァンフォーレ甲府は、J2からJ1になったばかりのためか、サポーターの応援が確立されていなく友好的であったという印象を受けました。対戦相手のサポーターの応援が激しければ、味方のサポーターの応援もそれに呼応して激しくなると予想できますが、そのようなことは起こりませんでした。
ホーム戦とアウェイ戦のサポーターの振る舞いの違いを分析してみましたが、さまざまな現象が、アウェイ戦に起因しているのか、それとも上で述べた特殊要因に起因しているのか、不明な部分が多く、しっかり分析できたとは言えません。ともあれ、そのチームを好きという気持ちが、服装や装備に現れるのと同じように、アウェイ戦に行くということ自体が、そのチームを好きという気持の表現の一つであり、サポーターの証しであると思います。
(ゼミ担当教員 石上文正)
次回は【環境倫理学ゼミ】です。
2011年05月26日(木) | 固定リンク
【英語コミュニケーションゼミ】 今年度のゼミがスタートしました
今年は3年生2人(うち1人は他のゼミに所属)、4年生2人でスタートしました。
3年生は卒業論文のテーマを設定すること、4年生は卒業論文を完成することを目的
としています。学生の成長が楽しみです。
今年の授業のテーマは、「言葉で正確に伝える方法を習得する」です。日本人同士
なら全部言わなくても何となく伝わった気になることでも、相手が欧米人だとうまく
伝わらないことに気づき、どのように表現すればちゃんと伝えることができるのかを
考えていきます。
このことは英語でコミュニケーションする場合にも、日本語でコミュ
ニケーションする場合にも重要なことで、卒業論文を書くときにも必要な技能です。
(ゼミ担当教員 岡良和)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2011年05月09日(月) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】新年度のゼミがスタート!!
今年も、新年度のゼミが始まりました。一回目はおもむろに4年生の卒論の進捗状況の報告から。新たにゼミへ入ってきた3年生は実に神妙な顔つきで、聞いておりました。
今年は、「加藤弘之の教育思想の研究」、「西周の研究」、「二宮尊徳の教育思想」や、変わったところでは、「経世済民思想の研究」、「松平信康の死について」などが。
いつも思うのですが、うちのゼミ生はどうも真面目なタイプの学生が多いように思います。教育史、歴史全般なのですから、もっと、自分の興味のあるテーマも撰んでもいいよ、と常々話してきた積もりですが。
数年前に卒業した学生には、おもしろいタイプが多く、「外郎成立史」、「トイレの歴史」、「おもちゃの研究」などという卒論も。これも立派な歴史研究です。とりわけ、おもしろかったのは、「外郎成立史」。外郎に目を向けた理由もいい。本人が名古屋の外郎が好きだからと(山口、小田原、伊勢など全国各地に外郎はあるんですが)。しかし、「外郎」とは、お菓子そのものではなく、中国の王朝における「薬剤師」の役職名だったとは、私もびっくりしたものです。
いずれにせよ、これから卒論完成までの長い戦いがスタートしました。昨年まで何度か経験した、12月末になっての、「書けません。テーマを変えたいのですが」などという電話だけはないようにと、念じつつ、元気いっぱいに走り出した学生等の「奮励努力」を祈念するばかりです。
(ゼミ担当教員 川口雅昭)
次回は【英語コミュニケーションゼミ】です。
2011年05月06日(金) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】それぞれの春休み

こんにちは! 「日本の言語と文学」担当教員の花井しおりです。
今回は、ゼミ生たちそれぞれの 「春休み」をご紹介します!
まずは、この3月15日に卒業したセンパイたちからのメッセージです。
Nさんから
学生でいられる間、大いに楽しんでください。
それと、やるべきことは何事も早めにしたほうが絶対良いと思いました。
あとは・・・花井ゼミを目一杯盛り上げてください!
Sさんから
入学式のとき、もともと人間不信なこともあり、人に声をかけることができませんでした。
でも、一人でいたら話かけてくれる女の子がいました。
その子には、四年間のあいだ仲良くしてもらいました。大学の最初の1ページです。
友達はたくさんはいらないけど、信頼できる友人は必要だと思います。
自暴自棄になったときに、本当に友人の大切さを感じました。
軽い鬱みたいになったときに、「私なんかいなければいいんだ。」と友人に抱き付いて泣きわめいたことがありました。
「大丈夫。泣きたいだけ泣いていいよ。」って、言ってくれました。
迷惑ばかりかけたけど、見捨てないでいてくれました。
きっと、学校を卒業してもずっと、大好きで大切な友達です。
続いて4年生になったM君から
私は春休みに、インターンシップでFM岡崎の方々にお世話になったので、その報告をば。
色々書きたい事があるんですが、長くなるので一番伝えたい事だけを書いてしまいます。
ズバリ、私の想像の中でのラジオ局の仕事と実際の仕事は、想像以上にズレていました。
今まで私はラジオ局の表面、つまり電波に乗ってラジオから流れる、自分の興味のある部分しか注目していませんでした。実際にはその裏で、企業を根っこから支える資金運営の為の営業であったり、生放送以外の番組で流す特集を考えて曲をリストアップする等の編集であったりといった、幾つもの小さな仕事の積み重ねによって、ラジオ局は成り立っているのでした。
実習先で得たこの経験は、自分がどうでも良いと今まで見捨ててきた事柄を拾い直して、もう一度考え直してみる良い機会になりました。
なんてキチッと報告してますが、本当にその結果が生きるのは実習中じゃなくて、これからなんですよね。気づいてから、今からがやっとスタートです。
色々な事に気づかされる良い機会だと思うので、在学生の方も、やってみてはいかがでございましょか。なんてね
4年生になったI君は、
皆さんこんにちは(*'-'*)
私は中学校の国語の教員を目指しており、この春休みを活用して名古屋の予備校に通い始めました。試験対策として平日は夜、休日は日中に本宿から名古屋を往復しました。
勉強と向き合った、というのが私にとっての春休みでしたが、皆さんどのような春休みでしたか?
春休みで充電したパワーで新年度に臨めたら素敵ですね!
春休みにパワーアップした(してくれてるだろう。と思っています。花井ゼミ生たち。
今年はどんなゼミになるのでしょう? 今から楽しみです。

(ゼミ担当教員 花井しおり)
次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2011年04月11日(月) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】文学と社会の不思議な関係
今、文学というと頭に浮かぶものは「小説」「詩」などの紙に印刷された文字情報を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、もともと文学というものは今とは違ったスタイルを持っていました。
17世紀フランスの文学状況を見てみましょう。
一番盛んだったものは「演劇」です。その理由はなぜでしょうか。一部の教養のある人たちを除いて、文字を読める人が多くはありませんでした。また、印刷して本を作るとしても、その当時本は高価なもので、普通の人が簡単に購入できるものではありませんでした。そのような時代にもっとも手軽に楽しめる娯楽といえば「演劇」です。17世紀中ごろのパリは現在のパリよりはるかに小さな規模の街でした。今はパリの中心にあるルーブル美術館が西のはずれにあたり、バスティーユ広場が東のはずれという小さな都市に常設の劇場が4つもあり、観客で賑わっていました。
「小説」が読者を獲得するようになったのは19世紀になってからです。その理由は二つあります。
第一に、教育制度の変化です。多くの人が学校で教育を受け、文字を学びました。その結果、本を読める人の数が増えてきました。演劇は、劇場に足を運ばなければ楽しめませんが、「小説」は自分の家で読むことができます。
そして、第二の理由として、印刷術の変化があります。グーテンベルグの時代から印刷術がヨーロッパに導入され、本が印刷されるようになりましたが、この技術は大量印刷には不向きです。
高速印刷が可能となるのは、動力に蒸気機関が使われるようになる19世紀からです。その後電気にとってかわられますが、19世紀の社会の変化は、蒸気機関が社会のあちらこちらで使われることと大きな関連があります。大量に印刷することが可能となり、情報が「新聞」という紙を経て伝えられるようになります。そして新聞を定期的に購読させるため、新聞発行人は読者をひきつける方法を「連載小説」の形式に見出したのです。
ジュール・ヴェルヌの『80日間世界一周』という本は、「新聞小説」とはいえませんが、蒸気機関をフルに利用した小説です。そして、蒸気機関を利用した交通機関には「時計」が不可欠なものとなってきます。『80日間世界一周』という小説は近代社会が何によって成立しているのかを知らせてくれるという点からもおもしろい小説です。
今、「文学」というと浮世離れした印象すらありますが、実は社会の変化ときわめて密接な関係にあるのです。21世紀の今、「文学」はどのように変化していくのでしょうか。

今は美術館となっている旧オルセー駅
19世紀消費社会のシンボル、デパートの内部
(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2011年03月24日(木) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】ゼミ担当教員から
関東あたりから西の平地では、そろそろ木々の芽吹きも始まろうとする頃、まだ雪の季節の終わらない東北地方の沖合に激震が走り、多くの地域が大津波に襲われました。かろうじて津波から逃れて高台にたどり着くことのできた人々も、自分の家や町が、その中にまだいたに違いない住民もろとも津波にのみこまれるのを、なすすべもなくただ眺めるしかありませんでした。映像からだけでも、その方々の痛切な無念さ悲しさが伝わって来て、とても他人事(ひとごと)とは思えません。
地球上で自然災害が起こるのは、日本に限らないのはいうまでもないことですが、所謂近代化を成し遂げた国々の中では、日本は、襲われる自然災害の頻度と規模において突出しているといえます。記録に残っているだけでも、近代以前から、つまり現代につながるような工業力産業力をもつずっと以前から、日本は何度も大規模な地震や津波に襲われたことが判っています。台風や大洪水もあります。私達の祖先は、現代のような機械が何もない時代から、その度に、何年かかろうとも一から立て直し、日本という国を私達子孫に渡し伝えてくれました。先人の労苦と日本の歴史に改めて思いが至ります。
被災地では、寒さの中、物資もまだ十分に届けられず、甚だ厳しい状況下にありながらも、人々は譲り合って助け合いつつ、辛抱強く、秩序を保って避難所生活を送っています。日本ではこういう場合特に珍しいわけでもないこのようなあり方を、海外のマスメディアは、日本人もしくは日本文化の美しい特質として報道しています。自衛隊や警察、消防などは、職務の遂行のために、身命を賭(と)してくれています。
更に、現代のハイテクノロジーなど物の数ではなかった自然の力を目の当たりにして、人間と自然との関わり方について、ひいては現代を成り立たしめている文明のあり方について、改めて考えざるをえない出来事でもあります。
寒い地域ほど、春の来るのが待たれます。落葉樹の中で最も芽吹きの早い木の一つ、クロモジの写真を掲げておきます。


(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2011年03月22日(火) | 固定リンク
【身体と演劇論ゼミ】~達成感~
みなさま、こんにちは。「演劇と表現論」担当の森順子です。陽ざしの明るさが感じられる頃になりました。お元気でいらっしゃいますか。
「演劇と表現論」プロゼミのみんなにとって今年の1月19日は演劇の発表会でした。三グループがそれぞれ三ヶ月間、懸命に取り組んだ劇を観客の前で発表するのです。しかし、一グループにアクシデントが発生しました。五人中二人がインフルエンザによるドクターストップで急に参加できなくなったのです。事前連絡を前日に受けたとき、私はそのグループがどのような発表をするのだろうと想いました。前の二グループの大熱演の後がその最後のグループです。
三人による話し合いの結果は、即興で演劇を行おうというものでした。登場人物と場所の設定は観客のみなさんからその場で募る。たくさん挙がった中、観客のみなさんに多数決で決めていただく。後は三人が即興でセリフも動作も自らが作り出し一つの喜劇を生み出していこうとしたのです。
実際には大成功を収めました。観客はセリフの一つ一つ、動作の一つ一つにお腹を抱えて大笑いし、大変な盛り上がりをみせました。まるで役者と観客が一体となってその喜劇を作り上げているかのようでした。終わってからはひときわ大きな拍手が寄せられました。
友人たちの演劇発表を観にきた観客の中には「こんなことができるなんて目からうろこでした」と印象を述べた学生さんたちもいました。その日、プロゼミのみんなの顔は全力を出し切った達成感で輝いていました。日々、こうして懸命に取り組む姿勢が学生さんひとりひとりのこれからの人生に大きな力になるのだと思います。もちろん、無念にも当日参加できなかった二人には安心してもらえるよう、すぐさま結果報告がなされました。
みなさまもどうぞ毎日をお元気でお過ごしくださいね。
(ゼミ担当教員 森 順子)
次回は【日本語教育ゼミ】です。
2011年03月03日(木) | 固定リンク
【宗教と倫理ゼミ】動き出した中東
チュニジアに始まった民衆による政変が、エジプトに広がり長期に渡ったムバラク政権の崩壊に至り、現在リビアに及んでいる。いずれも民衆によるインターネット媒体を利用した運動が力となっている。中東をはるか離れた中国でも、民衆による同様の運動が起こらないようインタネット関係の接続を切るなどの予防措置を講じている。ネットが革命を起こすという流れは、世界的に今後もとどめることは誰もできないであろう。その意味で中国への影響は大いに注目されるが、目を中東に限定しても、政変が起こってしまった国々以外でも、どんどん連鎖反応が起こり、数年間は混乱が継続すると思われる。
湾岸戦争に始まる中東秩序の崩壊は次の段階に入ったと考えられる。アメリカによる力の行使により何が生じたかを世界は良く知っている。結局かき混ぜただけで、現場の事情を短期に安定にもたらすことはできなかった。同様にアフガニスタンでもタリバンの力の回復によりアメリカは第二のベトナムに近い現実に直面する可能性も濃厚である。
既成秩序崩壊後の政治的経済的安定にとって、この地域の無視できないファクターは宗教である。特にエジプトの政権の今後は、イラク以上に今後の世界情勢に大きな影響を与える可能性を濃厚に持っている。ムバラク政権の前のサダトの時代にエジプトはアメリカの肝いりでイスラエルとシナイ半島返還と莫大なアメリカからの持続的経済援助を条件に単独講和を行った。その後、サダトは暗殺されムバラクが政権についたわけである。
エジプトは、日本人にとっては、古代エジプトのピラミッドなどで親近感があると思われるが、現代世界において、観光資源以外に経済的基盤を所有せず、中東の産油国に出稼ぎ労働に出る以外にすべのない国なのである。その意味で、アメリカのプレゼンスはエジプトにとってかけがいのないものであり、その関係を維持することがエジプトの安定と繁栄につながる。
このアメリカがイスラエルを協力に支持しているのは周知の事実であるが、中東ではアメリカは嫌われ者である。イスラエルとアメリカに対する反感が、イスラム教内部の宗教的な宗派間対立と絡まって、イラク以上の混乱に陥れば、事態は重大な局面を迎えることになる。
日本人は、宗教問題に鈍いが、世界を見渡して、この問題について無知でいては未来を正しく切り開くことはできないであろう。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
次回は【演劇と身体論ゼミ】です。
2011年02月28日(月) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】 卒業生武田淳君のコスタリカからの近況報告
少しずつ春が近づいてきていますね。文化人類学ゼミ担当の藤本です。
今回は半年前に寄稿してもらった卒業生(二期生)の武田淳君にふたたび寄稿してもらいました。以下彼の文章です。
私は今、JICAのボランティア(青年海外協力隊)として中米のコスタリカの国立公園で働いています。コスタリカという国を皆さんはご存知でしょうか。コスタリカは、北米と南米大陸の間のくびれた地域にあり、運河で有名なパナマの北側にある国です。面積は、四国と九州を合わせた位の小さな国ですが、国土の約4分の1を自然保護区として保全している、環境にとても力を入れている国です。
私が働いている国立公園もそうした保護区のひとつです。勤め先の国立公園は、海沿いの公園で、沿岸部にはビーチが広がり、国内でも有数の観光地のひとつになっています。動物は、サルやアライグマ、イグアナなどが生息していて、海水浴だけではなく、動物を観察しに来るエコツーリストたちで賑わっています。
仕事は、文化人類学の調査員として働いています。文化や社会の調査をする私が、自然保護区で活動するのは、不自然に思うかもしれません。その理由は、自然保護区も「誰か」の土地であるからです。自然を保護する、といえば聞こえが良いかもしれませんが、それは「ここに立っている木を切ってはいけない」というように、自然の利用に規制をかけることを意味します。木が切れないことは、都市的な生活をしている私たちには、あまり関係のないことかもしれません。しかし、自然に依存しながら生活している人々にとって、それは重大な問題になるかもしれません。つまり、自然を守ることと同時に、そこに暮らす人々の生活のバランスをどのようにとっていくかという問題が、自然保護区を巡る政策のひとつの課題になっています。
今、私が取り組んでいるのは、国立公園の土地に、以前暮らしていた人々の生活調査です。私が働いている国立公園は、過去2回に渡って、敷地を拡張していった歴史があります。その過程で、かつて小さな集落があった地域も国立公園に編入しています。住民の人々は、国立公園ができる過程で強制退去にあっているのですが、その彼らの現在の生活実態を探る調査をしています。
自然保護区ができる過程で移住を余儀なくされる例は、コスタリカに限らず、他の国々でも起っている問題です。こうした地域の報告でしばし問題として挙げられるのは、移住先で突然生活を変えられるはずもなく、元の生活を求めて、仕方なく再び元の土地に戻っていく人々の姿です。彼らからすれば、やむにやまれぬ行動ですが、しかし、自然保護区となった土地へ許可なく入ることは「違法行為」として処罰の対象になってしまいます。こうした事例からは、自然保護を重視するあまり、人々の生活を軽視していないだろうか、という批判があがっています。
私は、コスタリカでも同じような現象が起っているのではないかと思い、現在の調査をしています。コスタリカは自然保護の政策にとても力を入れていて、「自然のために自然を保護する」ことは、一定の成果を挙げているように思います。一方で、「地域の人々のために自然保護区はどうあるべきか」という問題は、あまり政策に反映されておらず、今後の課題だと思っています。
私は、現在の活動を通して、そうした問題提起を行えたらと思っています。まだまだ、言葉(スペイン語)も十分でなく、コミュニケーションをとるのに苦労をしていますが、それがコスタリカの社会に対する私なりの国際協力だと考えています。



(ゼミ担当教員 藤本 武)
次回は【宗教と倫理ゼミ】です。
2011年02月24日(木) | 固定リンク
【社会・文化環境論・身体文化論ゼミ】ユニークな卒業論文ができました
今年の社会・文化環境論(身体文化論)ゼミでは、6つの卒業論文が書かれ、いずれも、ユニークなテーマで、その考察も独創的なものが多く、ゼミ担当教員としてはとても満足しています。以下で、その要約を紹介しまし。
「韓国映画における物語の構造的要素について」 A.M.
5つの韓国映画を分析して、9つの構造的要素を見出した。それらは、「劇的な出会い」「代役」「身分落差の恋」「障害」「精神・身体的危機」「変身」「隠れている真実」「不思議な因縁」「一歩手前のハッピーエンド」である。これらの要素がすべての映画に見いだせるわけではないが、「代役」「隠れている真実」「一歩手前のハッピーエンド」は、5つのすべての映画に見出すことができ、韓国映画では重要な役割を担っている。
「コンビニエンスストアの色の差別化:店舗デザインに注目して」 H.S.
サークルK、サンクス、セブンイレブン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンの計6社7店舗のファサード・デザインの型と色の差別化について研究した。型は、サンクスにみられるブロック型と他の店舗のストライプ型に分けられ、ストライプ型の方が、分かりやすいと考えられる。また、コンビニが、どの色を用いるかを選択するとき、①色そのものの持つ効果(誘目性)、②隣接する色を選ぶ際の選択肢の多さ、③他店舗との色の差別化(暖色系の色が多い中の青)、④色相対照の配色形式の4つの要因が関わっていると結論付けている。
「ペットボトルパッケージの差別化」 Y.T.
コカ・コーラ社、サントリー社、キリンビバレッジ社の3社のペットボトル飲料のパッケージの色彩デザインについて考察した。まず、コーヒー飲料、茶系飲料、スポーツ飲料、ミネラルウォーターの4種にはイメージカラー(例えば、スポーツ飲料は青・白、茶系飲料は、緑)があることが分かった。また、多くの飲料では、パッケージのベースになっている色と飲料そのものの液体色が一致することも明らかになった。これには、イメージの固定化とパッケージの調和といった理由が関わっていると考えられる。なお、コカ・コーラ社のパッケージには企業カラーが存在することも分かった。

「空について」 R.N.
ジブリ映画には、多くの空描かれているが、その中で、観客動員数が多い『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』に描かれている空を考察した。その結果、空は、①登場人物の心境、②物語の展開、③時間の進行、④天候、⑤空間・場所の設定、⑥活動の場、⑦登場物の大きさを表していることが分かった。このように、空には7つの意味が付与され、積極的な役割が与えられている。空は、登場人物の心境を表す“俳優”であり、物語の時間管理をおこなっている“進行係”であり、物語がどのような方向に向かっているかを示す“ナレーター”でもある。もちろん、空は、登場人物が縦横無尽に動き回る舞台でもある。
「シュールな笑いについて」 C.F.
「よゐこ」と「ラーメンズ」の二組のシュールコントの分析を通じて、シュールな笑いとは何かということについて考察した。まず、笑いは、ズレに起因していると考えられる。そして、シュールコントには非現実世界が設定されていて、その非現実世界と我々の現実世界との間にズレが起きる。そしてそのズレは、大きく3つに分類できる。
① 破綻のズレ 非現実世界が崩れ、現実世界に引き戻されるときに起こるズレ
② 思考のズレ 非現実世界で使われる論理・倫理と現実世界で使われる論理・倫理との違いによって起こるズレ
③ 過剰のズレ 非現実世界をどんどんエスカレートして質量ともに拡大されて起こる現実世界とのズレ。このズレは、さらに「繰り返される過剰のズレ」と「エスカレートする過剰のズレ」に2分される。
「子どものお弁当のデザインについて」 H.M.
『らくちん働くママの通園べんとう』(高井久美子編集)を色と形のレベルで分析をおこなった。その結果、弁当に使用されている色彩は、赤、茶、白、緑、黄が多く使われていて、茶は、肉類・魚類、白はご飯やパンの色であり、栄養的な配慮が表れている色である。赤と黄は、プチトマトやイチゴ、ゆで卵等の色で、アクセントカラーとして用いられていると考えられ、色彩バランスという配慮が表れていると考えられる。つまり、栄養的な面と色彩バランスの少なくとも2要因によって、弁当の色彩世界が構成されていると考えられる。いっぽう、形の面では、顔と動物のキャラクターが多く用いられ、それらは、分離不安癒す移行対象としての機能を果たしているという仮説を立てた。
(ゼミ担当教員 石上文正)
次回は【環境論理学ゼミ】です。
2011年02月14日(月) | 固定リンク
【言語コミュニケーション論ゼミ】来年度の授業計画
センター試験も終わり、やっと一段落、という人も多いのではないでしょうか。センター試験になるとなぜか天気が悪くなるようで、本学でも雪が積もりました。
さて、このところしばらくは来年度の授業の計画づくりに取り組んできました。「シラバス」と言って、授業の目的、計画、評価方法などを書いた、授業案内ですが、これを読んで学生は履修する授業を決めるわけです。ゼミの授業内容は学生に相談しながらシラバスを書こうとしたのですが、本学のゼミは3年生と4年生が合同授業で切磋琢磨することが一つの目的となっていて、学年も興味も結構さまざま、ということで、なかなか難しいものです。
「就職にも役立つような社会人としての力の育成もできないか?」、「この案内を読んで授業を履修したいと思えるか?」とあれこれ考えましたが、「履修したい」を「買いたい」に置きかえると、なんだか授業が商品に思えてきました。
(ゼミ担当教員 岡 良和)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2011年01月27日(木) | 固定リンク
【中国社会文化論】卒論の締切まで、あとわずか
今年の四年生は一人。八月中に内定をもらい、一週間ほど研修(仕事)にも行った。先週、再度仕事に来て欲しいと連絡があったが、卒論の締切りが近いので断ったとのこと。
個人情報のため、残念ながら詳細は書けませんが、ともかく健康に留意して、このあとは卒論完成、単位取得で、無事に卒業できることを願います。
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2011年01月06日(木) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】走る! 走る! 花井ゼミの師走!
こんにちは!日本の言語と文学ゼミのリレーブログ担当、Y・Mです。
師匠も走るこの師走、就職難なご時勢という事もありまして、三年生である私の友達の中にもチラホラと、リクルートスーツ姿を見かけるようになりました。私自身はと言いますと、冬休みから本格的にリクルートスーツを着て、説明会に行ったり、インターンシップに行ったりし始めるつもりでいます。ケータイには企業様からのメールが毎日ドッサリと届きますし、周りの友人の装いも段々と就職活動然としてきています。流石に動き出さないとヤバイなぁと感じている今日この頃。(汗)
さて、一在学生の近況はここらへんにしておいて、日本の言語と文学ゼミのお話です。
今回は年の暮れということで、ゼミ生の皆に一年間の感想を聞いてみました。
人前に立っての発表で緊張して上手く出来なかった事を思い出す人もいれば、
卒業論文作成にあたふたして、現在進行形で苦労している先輩もいます。頑張れ、先輩・・・!そしてそんなあたふたしている傍らで、のほほんと奈良に行った思い出を語る人も。
思い返してみれば、色んな個性を持った演習メンバー達だったんだなぁと実感しました。文学という枠はあるものの、個性の数だけ、テーマがあって、発表がありました。
それこそ十人十色の個性と、その個性から生まれる発表だったわけです。
この十人十色の発表については満場一致で、自分と違う人の発表や意見を聞けたのが良かったようです。
そして何より、皆元気でした。もちろん、花井先生もです。(むしろ、生徒よりやる気に溢れていたかも!)花井先生には、私自身も後から押してもらう事が多々ありました。ありがたや、ありがたや。もちろん私だけではなく、様々な生徒を後ろからバックアップしていたのは言うまでもありません。やはり花井先生あってこその、日本の言語と文学ゼミですね~!
※ゼミの主役は何といっても学生! こちらこそ、いろいろな意味で楽しかったわ。歯がゆいなあ~って思う日もありましたが、エキサイティングでスリリングで楽しいゼミでした。
最後に、2010年度最後の講義の際に取った3枚のうちから、一番良さそうな一枚をペタリ。

(ゼミ生 Y.M)
次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2010年12月27日(月) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】翻訳とオリジナル
日本は文学の分野でも世界で一番便利な国ということをご存知ですか?なぜかというと、日本ほど世界中の文学が翻訳されている国はないからです。英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語などの主要な言語のほか、スペイン語、ポルトガル語、チェコ語、ハングルなど、世界のさまざまな地域の言葉を使った文学作品が読めます。ノーベル賞をもらった作品を翻訳で簡単に読める国はそんなに多くはありません。英語で読もうとする場合でもかなり苦労します。「世界の文学を知るにはまず日本語を勉強しよう」なんていうことすら言われるくらいです。
ところで、皆さん、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」をお芝居で見たことはありますか?日本語で上演されるとロミオもジュリエットもとても早口だとは思いませんか?実はこの「早口」の原因は翻訳にあります。
ジュリエットの有名な台詞
「おお、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの」(小田島雄志訳)
この部分、シェークスピアの原文では
O Romeo, Romeo, wherefore art thou Romeo?
となります。古い英語なのでwhereforeとかartとか thouという見たことのない単語が混じっていますが、これは今の英語ならばwhy are youということです。
英文ではこの台詞の音節は10になります。そして「ロミオとジュリエット」は全体がこの韻律で構成されています。シェークスピアのお芝居はこのように台詞がリズミカルに続いていきます。
日本語の部分をローマ字にしてみましょう。
O, Ro-mi-o, Ro-mi-o, do-o-shi-te a-na-ta-wa Ro-mi-o-na-no?
日本語では20となります。英語は日本語の半分の音の数です。単純計算で考えて見ると、同じ内容を音にする時間が日本語では英語の2倍必要になるわけです。逆に同じ時間の中で発音すれば、倍のスピードで台詞を言わなければならなくなります。
一般的にいうと、翻訳劇にする場合、台詞の分量は1.5倍から2倍になります。上演時間を同じように増やすことはできません。できるだけ上演時間を短くし、しかも内容に変更を加えないようにするためには結局早くしゃべらなくてはならなくなってしまいます。そのため、翻訳劇は早口になってしまうのです。
「ロミオとジュリエット」の場面には、原作ではゆったりと進行する場面もあります。しかし、日本語で上演する場合にはよほど上手に時間配分をしないと「ゆったり」とした印象は消えてしまいます。
この問題は外国映画の字幕でもおこります。ただ、字幕の場合、逆に字幕として使えるスペースに限りがあるため、オリジナルの表現がもっている意味をカットすることになってしまいます。限られた時間の中でしかも画面の中の限られた空間を使って、観客に台詞の内容を伝えるということは、想像以上に難しいものです。
みなさんも、これから外国の演劇や映画を見るときには、この翻訳の問題について頭の片隅に入れながら見てみてください。
「文学の現在」ではゼッフィレリ監督の映画「ロミオとジュリエット」(1968年)、2005年に上演された蜷川幸雄演出、藤原竜也と鈴木杏の公演のDVD、2001年にフランスで初演されたミュージカルのビデオ、1961年に映画化された「ウエストサイド・ストーリー」を比較しながら「ロミオとジュリエット」の世界を考察しています。


(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2010年12月09日(木) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化についての?(10)
高地では終わった紅葉も、平地ではもうしばらく見られるところもあります。

秋になれば落葉樹の葉が色づくのは、日本に限らないのはいうまでもないことですが、ただ秋の山々の多彩さな美しさにおいて、日本のような国は、他にそうないのだそうです。一つの山に紅葉、黄葉、緑葉が入り混じっているのみならず、紅や黄や緑それぞれの色も一様ではなくて、実に多彩です。
このような日本の山々の秋の多彩な美しさが、落葉樹の種類の多様さに起因しているであろうことは、しろうとにも推測できますが、では、氷河期や間氷期を繰り返して来た地球において、何ゆえ、特に日本という地域に、地球の他地域に比べて、このような多様な樹種が残ったのでしょうか。これについては、海に囲まれていることのみならず、遠くヒマラヤ山脈などまで関わっているという専門家の研究があります。
幕末から明治にかけて、多くの西洋人が日本を訪れ始めるようになった時期、彼らがほぼ例外なく注目したのが、身分の上下に関わりなく、庶民の日常生活にまで及んでいる日本人の美意識でありました。誰が見ても美しく鮮やかな紅葉の名所ばかりでなく、冬は冬で雪景色の名所もあることにも、彼らは感心しています。風の強い晩秋の一日、吹雪のように舞い落ちて来る落ち葉を眺めつつ、日本人の美意識を形成してきたのが、日本の自然であることを改めて思います。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2010年12月06日(月) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】教育基本法第10条 体罰条項の改正でディベート
教育基本法第10条 体罰条項の改正でディベート
なにやら難しそうなことばが並んでいますねえ。
でも,メンバーは,「正常な教育の場」を取り戻す策を真剣に議論しています。

肯定側論点

論題をイメージしてみました
ということで,今回の論題は
「丸めた教科書で頭をたたく行為」を体罰から外すべし」です。
なぜ,この論題を選んだか。
1.メンバーは,教員志望である。
2.メンバーは,自身の体験より,「子どもは,どのようにして正しいこと,間違った事に気付くか」という教育の基本を考える必要性を強く感じている。
3.メンバーは,自身の体験より,「教室では生徒の自由は認められているが,教員の教育方法は,きわめて制限されている。」現状を,改善すべきと強く感じている。
たとえば,生徒が教師を言葉や暴力で傷つけることは日常茶飯事。でも,罰を与えられない。教員は,「丸めた教科書で頭をたたく」ほどの軽い接触も許されていない。もちろん,ことばには最新の注意を払わなければならない。生徒は傷つきやすいと思っているから。
「今こそ,教育を教員の卵である若者が真剣に考えなければいけない」!!
教員の卵よ。たちあがれ!!!!
(ゼミ生 M.H・Y.Y・T.F)
次回は【環境保全論(生物多様性論)ゼミ】です。
2010年11月25日(木) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】~表現する喜び~
みなさま、こんにちは。「演劇と表現論」担当の森順子です。寒くなりましたね。お元気でいらっしゃいますか。
「演劇と表現論」プロゼミのみんなで今年もまた大学祭で演劇の発表会を行いました。三グループに分かれてそれぞれが独創的な劇を演じました。自分たちで脚本を書き上げて練り上げた劇です。たくさんの観客のみなさまが観に来てくださいました。ありがたいことです。
普段の自分とはかけ離れた演劇の世界に身を置くこと。身体を使って、ことばを使って、舞台の上で登場人物になりきる。リハーサルと本番を通して、仲間と協力し、演じ終えたときみんなの顔が輝いていました。やり遂げた思い、充足感を味わえることは本当に幸せなことであると思います。
みなさま、風邪をひかないようにお気をつけて、どうぞお元気にお過ごしくださいね。
(ゼミ担当教員 森 順子)
次回は【日本語教育ゼミ】です。
2010年11月22日(月) | 固定リンク
【宗教と倫理ゼミ】バチカンと日の丸
昭和6年(1931)に作られた日活映画に『日本26聖人-我世に勝てり』というものがある。1597年長崎西の坂で殉教した日本26聖人の 殉教物語である。これは長崎のカトリック信者平山政十氏が私財(現在の金額で6億円位)を投じて作成し、完成後は映画を持ってアメリカやヨーロッパに興業に出かけたという。この映画は教皇ピオ11世(在位:1922年-1939年)の後援と時の総理大臣若槻礼次郎、犬養毅政友会総裁、イタリア首相ムッソリーニが賛助して作成された。
最近、この映画の最後にある日本26聖人列聖式(1862年)の場面に日の丸が出てくるのが気になって調べてみた。形は横棒がついた縦竿に縦長に白地に丸(白黒映画だから赤かどうかは分からないが)が描かれている。はて、これは 1862年の当時の実写だろうか、あるいは教皇庁とムッソリーニの合同による再現演出なのだろうか?無声映画(動画)は1890年代にならないと登場しないので、実写ではないのだろう。演出とすれば大変な数の人々を動かして再現していることになる。列聖式に国旗を使うものなのだろうか?そのあたりはまだ詳らかではない。その「丸」のサイズが、本当の現在の日の丸の比率と同じなのか、やや小さめとすれば、その起源は伊達政宗が欧州に派遣した支倉常長の使節団が持って行った「日之丸大龍」の記憶が残っているのかもしれない。それより以前の天正遣欧少年使節の一行は教皇に謁見し、直後に教皇の死に伴う新教皇の戴冠式に参加しているくらい教皇庁と関係が深かったが、国旗を持っていったという情報は知らない。
バチカンは二百数十年後に列聖をするくらいであるから、古い旗のことも記憶として残っており、再現画像の中に登場したと見ることもできるのだろうか。長い歴史とそれを記憶する人の営みをふと振り返って、興味深い。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
次回は【演劇と身体論ゼミ】です。
2010年11月15日(月) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】妖怪・怪談について学んでいます
今年の文化人類学のゼミでは、妖怪・怪談について学んでいます。皆さんは妖怪と聞くとどのような事を思いますか。例えば、人を食べたり襲ったりするような恐ろしい存在だったり、人に悪戯するけど逆に捕まってしまってお説教されてしまうような少し滑稽な存在だったりしますか。
これらの妖怪と呼ばれるような存在は現在の社会では存在しないものとして扱われる事が多いと思います。では、何故昔の人々は居ない筈の妖怪を信じてその存在に恐怖したり、またはその存在を滑稽な笑い話として現在まで語り継いだのでしょうか。
それを信じていた人々は何故そのような存在しない者を信じ、語り継いだのか。そこには妖怪を信じていた人々の何かしらの思いや、それを信じるようになった風潮や出来事があったのだと思います。
また妖怪をテーマとしていくと、妖怪と言うものもう滅んでしまった過去の産物なのかという疑問にぶつかります。では、本当に滅んでしまったのかと言えば決してそんな事は無いと言えます。一時期ブームとなった学校の怪談などに語られる存在は、非常に妖怪に近い性質を持っていますし、都市伝説と呼ばれる現代の道具や背景を多分に含んだ新しい形の怪談も生まれています。こう言った事から妖怪や怪談は過去の産物なのではなく、時代のエッセンスを吸収しつつ未だに進化し続けているものだと言えると思います。
私たちは前期には宮田登著『妖怪の民俗学』などを読み、今はより専門的な小松和彦編『記憶する民俗社会』を分担しながら報告・議論しています。
現在は様々な媒体で色々な妖怪が紹介されています。皆さんも妖怪や怪談について少し考えてみるのはいかがでしょうか。怖さや滑稽さの裏に何かが垣間見えるかもしれません。
(大学院1年 M.S.)
次回は【宗教と倫理ゼミ】です。
2010年11月10日(水) | 固定リンク
【身体文化論ゼミ】うなぎパイについて考えました
身体文化論(社会・文化環境論)ゼミでは、日常、あたり前になっていることを、議論を通じて掘り下げ、その当たり前のことが、社会・文化と深く関わっていることに気づくことを目標にしています。
ゼミ生のT.S.さんが、うなぎパイの工場見学に行って、ゼミでその報告をおこないました。そのときの報告とゼミで話し合ったことを、T.S.さんにまとめてもらいました。

私は、夏休みにうなぎパイ工場に見学に行きました。すごく楽しかったのですが、そこで不思議な点が二つ出てきました。
①ご飯のおかずになるうなぎと、お菓子のパイが何で組み合わさったのか蒲焼にすると美味しいうなぎとサクサクお菓子のパイの組み合わせって、よく考えるとミスマッチな気がする。
②うなぎパイの「夜のお菓子」というキャッチフレーズの意味が不思議
お菓子って3時のおやつに食べるイメージなのに、わざわざ「夜のお菓子」っていうキャッチフレーズは何だか怪しい。
そこで、浜松のうなぎパイをつくっているS堂のホームページで調べてみました!!
まず①の、うなぎとパイの運命的な出会いは・・・
何故「うなぎ」のお菓子を作ったのかというと、浜松らしいお菓子をつくりたかったからだそうです。S堂の二代目社長のK.Y.氏は浜松ならではのお菓子をつくりたいと日々思案していたようです。そんな中、とある旅先でこんな会話(少し脚色しました)があったそうです。
旅先の方:「どこからいらっしゃったんですか?」
K.Y.氏:「浜松ですよ」
旅先の方:「え?どこですか??」
K.Y.氏:「浜名湖の近くなんですが・・・」
旅先の方:「ああ、うなぎの美味しいとこですよね」
この会話をしたときに、浜松はまだ知名度が低く、浜名湖の方が有名でした。そしてこの辺りといったら「うなぎ」しかないとK.Y.氏はひらめいたそうです。旅先から帰ったK.Y.社長は職人を集め「うなぎ」をテーマにした創作菓子をつくるように指示をしたそうです。そのなかに当時はまだ珍しかったパイ菓子が得意なものがいて、そこから誕生したのが「うなぎパイ」だそうです。
しかし、これだけではないように思います。うなぎパイが誕生した昭和36年頃は、高度経済成長期のまっただ中で、人々の間には、健康不安があったようです。たとえば、「日本人全部がスタミナ不足の幻想に悩まされ、ビタミン剤信仰にとりつかれた時期があった」(『CM25年史』)ようで、多くの栄養ドリンクなどが発売されていました。そのなかの商品のキャッチフレーズとして有名なものに「ファイトでいこう」といったものもありました。このような時代において、ウナギの持っている「栄養価」が高いというイメージもこの新製品の人気に寄与したのではないでしょうか。
次に②の、変わったキャッチフレーズの真相は・・・
夜のお菓子とは家族団らんのひとときに食べてもらいたいという意味のようです。命名者も社長のK.Y.氏です。うなぎパイが誕生した昭和36年は、さきに述べたように、高度経済成長のまっただ中。その高度成長期において女性も社会に働きに出るようになり、子供たちも学校・塾など・・・皆が家にいる時間が少なくなりはじめていたようです。この頃は、マイホーム主義の時代でもあり、夜の夕食だけは家族の集まる団らんのひとときとして大切にされていた時間でした。そんなひとときに「うなぎパイ」を囲んで楽しいひとときをすごしてもらいたいと命名されたのが「夜のお菓子」です。この奇妙な(?)なキャッチフレーズには、戦後日本の社会と社会意識の変化がちゃんと織り込まれていたのです。
いつも何気なく食べていたうなぎパイだけれど、ちょっとした疑問を考えてみれば、ひとつのお菓子の中に、社長の地元を大切に思う心や、当時の社会・文化的背景(高度経済成長、それにともなう健康不安、マイホーム主義等)が深く関わっているかもしれないことが分かりました。
(ゼミ担当教員 石上文正)
次回は【人間関係論ゼミ】です。
2010年11月01日(月) | 固定リンク
【英語コミュニケーションゼミ】うなずき、ほほ笑み、あいづち
皆さんは、自分が話すときには、何をどのように話したらいいか考えるでしょう。でも、相手の話を聞くときに、聞く態度を気にかけていますか?
教室が固い雰囲気になるとどうしてもお互いに話をしづらくなるので、リラックスした空気作りに苦心しています。プロゼミでは、『コミュニケーション力』(齋藤孝)を使って、うなずき、ほほ笑み、あいづちのトレーニングを行っています。 話す人は相手の目を見て、聞く人はうなずき、ほほ笑み、あいづちを打つ。やってみると最初は意識しないとできませんが、そのうち自然にできるようになってきます。聞き上手になることは日本語でコミュニケーションする時も、英語でコミュニケーションする時も大切です。
(ゼミ担当教員 岡良和)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2010年10月14日(木) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】夏休み恒例ゼミ合宿に行ってきました!!
毎年夏休みの猛暑の中、恒例のゼミ合宿
今年は奈良・京都・滋賀をまわる
先生・ゼミ生あわせて11人の一泊二日の旅でした。
石舞台古墳・唐招提寺や比叡山の名刹や
信長の築いた安土城・中江藤樹の藤樹書院
また、奈良や京都といっても
室生寺や橿原神宮・旧霊山官修墳墓など
ちょっと修学旅行や普段の旅行では
行かないような場所にも足を運びました。
二日間でさまざまな場所を巡り
先生の解説を聞きながら
歴史の教科書でしか見たことないような
本物の歴史遺産を目にして
皆いろいろな感想や疑問を持ち
歴史談義にも花が咲いているようでした。
さすがは我がゼミ。
勉強するのは昼だけじゃない!!
夜は祇園四条の居酒屋でもまだ勉強。
何を学んだかは知りませんが
気類の接した仲間たちと
小夜ふけるまで共に語り合ったとのことで、
なかには朝6時就寝 朝8時出発という
なかなかの猛者もいたようです。
やはり本物の歴史にふれる体験は
普段歴史を研究しているゼミ生にも
刺激的で大いに感動するものであって
本物の史料に触れることの大切さを
改めて教えてくれるいい合宿になりました。


写真上
国宝 室生寺五重塔
1200年前の先人の技術に
感動するゼミ生たち
写真下
31度の炎天下の中の
安土城登城の死の行軍後
山頂からの格別の眺めに信長に思いをはせる
(ゼミ生4年 N)
次回は【英語コミュニケーションゼミ】です。
2010年10月12日(火) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】「内定、出ました」
今年の四年生は一人。かなりのんびりした雰囲気のゼミですが、毎週のように企業説明会や試験を受けに出掛けていたその四年生は、八月中に内定をもらったと報告してくれました。
個人情報保護のため、残念ながら就職先・職種等は書けませんが、就職難のこの御時世、筆記試験や集団面接等を受け続けた、努力の結果です。ゼミでの研究テーマは、あいにく役立つところが無かったようですが、ともかく目出度いことです。 このあとは、単位取得、卒論完成で、無事に卒業できることを願います。
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2010年09月24日(金) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】「あれから」……あのコンパからどれだけ経ったのだろう?
どうも、ゼミブログ担当のY・Mです。
後期の授業が始まりました。身体はまだ夏休みモードが続いていて……
ちょっと辛い。しかし、先生は相変わらずテンション高そう~。
さて、ようやく涼しくなりました。
うちのゼミのディスカッションは熱く! 後期も頑張りましょう!!
もうセピア色になってしまったけれど、前期の最後にやった飲み会の様子をアップしておきます。

大学近くの居酒屋「ほろほろ」にて。
この雰囲気が伝わればいいなぁ。
さて、夏休みも終わり、いよいよ後期が始まりました。
気分転換に、飲み会でも企画してきますね!
ではでは。
(注)うちのゼミ「飲み会」ばっかりやってる訳ではありません。
「よく学び! よく遊べ!」です。念のため。
(ゼミ生3年:Y・M)
次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2010年09月21日(火) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】三銃士の活躍した時代にタイムスリップしてみたら
デュマの名作『三銃士』が出版されたのは今から170年ほど前のこと、しかし、主人公のダルタニアンが活躍するのはその200年前の17世紀でした。フランスとスペインの国境近くにあるガスコーニュからパリにたどりついたダルタニアンが見たパリの街は、今とは違ってまだまだ小さな都市でした。下の写真はその当時のパリの地図です。

中央を流れる川がセーヌ川、川の中にあるのがシテ島です。シテ島の奥にある大きな建物がノートルダム聖堂です。手前にかかる橋が当時建設された橋、ポンヌフ、新橋という意味です。この橋は現在パリにある橋の中で一番古いものになってしまいました。
新橋から左下に下がったところに位置する大きな建物がルーブル宮殿です。そこから円周状に壁がぐるっとパリの街を取り囲んでいます。ヨーロッパの都市はこのように外壁で囲まれていて、ところどころに門がありました。非常時にはこの門が閉ざされ、都市が外敵からの侵略に備えるのです。
下の地図は現在のパリです。中央にルーヴルがあります。上の地図は西が下になる地図ですからルーブルは下にありました。パリのはずれです。今ではルーブルはパリのど真ん中に位置しています。シャンゼリゼやエッフェル塔のある場所は17世紀にはまだ何もない野原だったのです。

参考までにパリの街がどのように拡大してきたのか、別の地図で見てみましょう。

セーヌ川の中央にある①がシテ島です。最初に②まで拡大されました。そして北側の部分が③まで拡大されたのが14世紀、そして17世紀には④まで広がりました。南側はそのままです。今のパリからみると17世紀のパリの街がどんなに小さかったかがおわかりになるのではないでしょうか。
17世紀の地図を詳細に見てみるとおもしろい描写に気がつきます。
(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2010年09月02日(木) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化に対する?(9)
殊の外暑い夏です。この暑さを吹き飛ばそうとするかのように、各地で夏祭りが行なわれており、最近では、祭りといえば、夏の風物詩のように思われがちです。実際夏祭りには、規模も大きくにぎやかで、遠方から観光客もやってきたりする有名なお祭りが少なくありません。ただ、日本の祭りとしては、春と秋のお祭りのほうが、起源としては古いと考えられています。高温多湿の日本の夏に多い疫病を鎮めることから始まったとされている夏祭りは、どちらかといえば人口が多く疫病も広がりやすい都市で発達したのに対して、豊作を祈る春祭りと、収穫に感謝する秋祭りは、農村地帯で最も重要なお祭りとして行なわれてきました。
ただ、いずれにしても、日本の祭りは、季節感と密接に結び付いているところが、いかにも日本的で、日本の自然と切り離しがたく存在してきたところに、大きな特徴があると思われます。
キリスト教文化圏のクリスマスや復活祭などは、本来自然や季節感とは全く無関係なものであったはずですが、常緑樹を飾ったり、自然の復活を寿いだりして、キリスト教以前からの、自然と結び付いた祝祭感を取り込んで定着しているのは、よく知られていることです。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2010年08月30日(月) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】日韓掲示板交流

日本語教育では,講義や日本事情の授業の中で韓国の大学生と掲示板を介した異文化「しゃべりば」交流を行っています。2007年に始めたので,今年で4年目です。
テーマ決定も,掲示板を通じて話し合いながら決めていきます。今年は5チームに分かれて以下のようなテーマで毎週書き込みをして議論しました。一部を紹介します。
1.「化粧か整形か」
韓国についてわかったこと
韓国では男女を問わず,中学生ぐらいから多くの人が顔の整形手術(目が多い)をしている。大統領でも,好感度を上げるために整形手術をする。就職面接の直前になるとほとんどが手術をして印象をよくしようとする。
韓国では化粧の濃い人は好感度が低い。目を大きく見せたりといった化粧は不自然だじからあまりしない。
(日本側)整形は十分不自然なのではないか。⇔(韓国側)ギャルのメークは怖い。なぜ顔を黒くするか。
*なぜ,日本人は化粧(髪型・色も含む)をするのか。
2.「結婚に適切な年齢」 韓国は女性も29以上!
韓国についてわかったこと
韓国の男性は,兵役あり。
高学歴志向。男女とも大学を出て,将来のための能力を身につける。
お金がたまってからでないと,結婚はできないと考える。
3.「トイレは洗面所と別がいいか,一緒がいいか」
韓国についてわかったこと
トイレに入ったら手を洗う。一緒の方が便利。衛生的。
*実は,全員がマンションに住んでいるので,トイレと洗面所が別の家を知らなかった。
?しかし,日本は近代的なマンションやホテルでも,トイレが個室なのはなぜ?

4.「韓国のドラマと日本のドラマ」
韓国についてわかったこと
<「電車男』、『ミスターブレイン』、『花より男子』、『1リットルの涙』、『のだめカンタ-ビレ』などがすごく人気があります。 特に、『花より男子』と『ドラゴン桜』は韓国でリメークして放送したほど人気があり、多くの人に紹介されたんです。>(韓国側書き込みより。
ただし,アニメやドラマは基本的に青少年には悪影響と考えられているため,ストーリーも変えられることが多い。
CMで中断されるのは嫌いなので,2時間くらいCMなしで放映。
*このあと,日本チームは「成人」の要件について日韓比較をやりました。

5.「在日について」
<私たちは日本での在日の社会的な地位について確実にしりません。大部分の韓国人たちも良く知らないと思います。私たちは在日であってもずっと日本に住んでいたし、日本語もその人たちはペラペラですからあまり日本人とは違うところはないと思いますが、日本人が感じている在日はどんな感じですか。私たちが見た映画の話ですけど、『GO』という映画なんですけど、そこで男性主人公が自分が在日だと言いました。その後、彼の彼女はその男性主人公と別れました。それを見て私たちはそれが何が問題なのかわからないからちょっとショックでした。日本の大学生はどう思いますか。それと今日本で在日たちが受けている差別はありますか。あったらどんなことがありますか。それとこの前近田さんが書いてくれた文章に今日本のニュースでよく報道されているとありましたけど、どんなことが報道されていますか。>(韓国側書き込みより>
*韓国が「外国人に地方参政権を与えている」ことを知り,後半では日本の現状を調べました。
お隣の国ではあっても,価値観や考え方はかなり違っていることがわかり,日本を改めて見直すことになりました。
(ゼミ担当教員 文野 峯子)
次回は【環境保全論(生物多様性論)ゼミ】です。
2010年08月11日(水) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】~表現する喜び~
毎日暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか。「演劇と身体論」担当の森順子です。
今回は、先日行われた前期最後の授業についてお話したいと思います。この日は『オセロー』の演劇発表の日でした。自分の好きな場面を演じるのです。ひとりで演じても、何人で演じても、また演じる場面やその長さについてもまったく自由です。
芝居の役になりきり登場人物の内面を演じることは喜びです。また友人たちの演技を間近に観る喜びもあります。『オセロー』の中でもとりわけ、こころを揺さぶられる5幕最後の場面があります。それを演じた数人のグループが迫真の演技を見せてくれました。私は涙を抑えることができませんでした。また普段はとても物静かな女子学生さんが、お酒に酔い潰れていく人物の場面を選び、ひとりで見事に演じぬきました。また何役も声音を見事に変えて演じた男子学生さんもおられます。演技が終わるたびに観ている私たちは拍手喝さいを送ります。
中でも観客である私たちが「おーっ」と思わずどよめきの叫びをあげた演技がありました。それはひとりの男子学生さんの演技です。携帯を片手に舞台(教室前方)に現れ静かな音楽をBGMで流し始めました。携帯を置いた後、例の5幕最後の場面、とりわけ愛し合う夫婦の悲劇的結末をひとりで二役演じ始めました。夫のオセロー役のセリフは日本語で、妻のデズデモーナ役のセリフは英語です。すべて暗記したものです。そして妻が倒れるその瞬間をスローモーションで演じきりました。しばらくどよめきも拍手も鳴りやみませんでした。いつものことですが、私は一生懸命に取り組んでおられる学生さんたちひとりひとりから多くのことを学んでいます。
みなさんもどうぞお元気でお過ごしくださいね。
(ゼミ担当教員 森 順子)
次回は【日本語教育ゼミ】です。
2010年08月09日(月) | 固定リンク
【宗教と倫理ゼミ】古代中近東の会のこと
ここでの授業ではあまり多くを論じる機会がないが、昨年岡崎のサテライトオフィス(松坂屋閉店で2月で一応終わり)で「古代中近東の文学と歴史」というのを月1回のペースで行っていた。最後の時点で、参加者の続けてほしいという希望もあって、現在はlibraで行っている。
授業では予定と時間が規制されるので自由に必要なだけの話をすることができないが、ここでは一般的入門的なレベルでも基本的なことは十分に話せるので、このペースだとまだ数年間は続きそうである。参加者は年配者が多いが、話題はそれだけ多く、ゆとりを持って質問や応答に時間が過ぎてゆく。
話を大学での授業につなぐと、もともと宗教や歴史などは就職などとはほとんど全く関係もないので、私のゼミに来る学生は、その方面には期待して来ているわけではない。それぞれかなり欲を絶ったような知的関心で参加している。それでも授業のメニュー的なことでいえば、全く話す機会がない話題がいっぱいある。ほとんど日本の中で、私が関係している事柄を話せる授業はそれほどは無い。20年ほど前、留学から帰国した頃、自らの中ではまだほんの入口と思っていたような古代中近東に関する知識を話せる機会はほとんどない。そして、授業になるとしても限られている。だから自由な問を持って話すという基本的な学問のスタイルを追求するような学生が尋ねに来てくれることを大いに期待している。
最近5年程は、日本とキリスト教の関係をキリシタン史から幕末明治の開国期のキリスト教までのトレースを行うことにより、フィールドワーク的な事も出来るように研究、準備中である。授業でもそろそろこの方面の話題も載せ始めているが、まだ一通りの基礎調査を終えるにはあと数年は必要と思っている。
関心をもたれた方は気軽に研究室に話に来て下さい。
(ゼミ担当教員 伊藤 利行)
次回は【演劇と身体論ゼミ】です。
2010年08月05日(木) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】 卒業生コラム:文化人類学と私の出会い
暑い日が続きますね。文化人類学ゼミ担当の藤本です。
今回のゼミリレーブログは卒業生(二期生)の武田淳君に寄稿してもらいました。以下彼の文章です。
日が沈むとおばあさんの病状がさらにひどくなった。おじいさんは、おばあさんの背中に手をかざしながら小声ぶつぶつと何かをつぶやき、鳥のように腕を前後にゆらす。すると、おばあさんは少し和らいだ表情した…。目の前で呪術による治療が行われていたのだ。大学一年の夏、パプアニューギニアでの出来事であり、私と文化人類学が出会った瞬間だった。
きっかけ与えてくれたのは、当時在籍されていた先生だった。パプアニューギニアへ調査へ出る先生に同行させて頂いたのだ。その後、この国魅力に取り憑かれた私は、ひとりで通うようになり、大学時代に時代に三ヶ月、大学院で九ヶ月、合計一年間パプアニューギニアの村落で過ごした。
私が調査していた民族は狩猟民で、村人が豚を狩りに行くと言えば一緒にジャングルを歩き、ワニを狩りに行くと言えばカヌーを漕ぐという生活だ。湿地帯だったので、蚊も多く、雨季のジャングルで手を叩きながら歩いていると手の中で蚊がつぶれていく、そんなことも経験した。
自給自足が可能な生活をしている彼らの地域にも、確実に「近代」は流れ込んでくる。ある時、彼らの住む土地が自然保護区になるという計画が持ち上がった。自然保護区が出来上がったとき、彼らの社会がどのように変化していくのか、それが私の研究テーマだった。
卒業後、旅行業に就職をしたが、今年になって再び文化人類学の世界に戻ることになった。海外青年協力隊の枠で文化人類学の調査員の募集がかかったのだ。今度の舞台は中米コスタリカ。中米ははじめてだが、要請内容はパプアニューギニアで研究してきたこととまったく同じテーマでの募集だった。これまで勤めていた観光業とも接点が大いにある。人間環境大学に入学した当時、こんな人生を歩むとは、まったく想像していなかったが、今振り返ると、これまでの経験がすべて繋がっている。当時は気づいていなかったが、大学一年のあの夏から、私の人生が変わっていったのかもしれない。



(ゼミ担当教員 藤本 武)
次回は【宗教と倫理ゼミ】です。
2010年08月02日(月) | 固定リンク
【身体文化論ゼミ】ユニークな卒論題目が決まりました
今年は、社会・文化環境論(身体文化論)のゼミで卒論を書く学生は6人です。例年通り、ユニークな研究が多く、結果が楽しみです。
題目:空について
内容:空はさまざまに意味づけられ、用いられている。空にはどんな意味があるのか、どんな思いが込められているのかを、映画、ドラマ、歌詞、絵本、アニメ、CMなどに用いられている空の意味を分析して、私たちにとっての「空」を明らかにしていく。(R.N.)
題目:韓国ドラマにおける感情表現
内容:韓国ドラマのなかでは周囲の目を気にすることなく、泣く時は声をあげて大声で泣いたり、嬉しいときは体全体を使って喜びを表したりと、日本とは異なる大げさな感情表現をする場合が多い。そういった日本にはあまりみられない韓国ドラマならではの感情表現を読み取ってみたい。(A.M.)
題目:ペットボトル・パッケージの差別化
内容:ペットボトル・パッケージにおいては、二つの重要なポイントがある。まず、一つの社内における、同傾向の商品(例えば、お茶とか炭酸飲料)における差別化。そしてもう一つは、他社商品の同傾向商品との差別化である。以上の点を、自動販売機に入っているペットボトル飲料を対象として、主に色の視点から研究を行う。(Y.T.)
題目:食料品売り場のディスプレイについて
内容:デパートの地下やスーパーの食料品売り場における店舗の配置やディスプレイの展開の仕方によって、顧客側の心理状態がどのような影響を受けるかについて研究を行う。(H.M.)
題目:コンビニエンス・ストアの色の差別化
内容:コンビニエンス・ストアは、身の回りにあふれており、競争が激しい。消費者から選んでもらうために、どのような差別化を行っているかを、色の視点から探る。(H.S.)
題目:「シュールな笑いについて」
内容:“シュールな笑い”とよく耳にするが、シュールな笑いとは何なのかを、映画の『トリック』やコント(例えば、「よゐこ」)などを分析することによって明らかにする。(C.F.)
(担当教員 石上文正)
次回は【宗教と倫理ゼミ】です。
2010年07月22日(木) | 固定リンク
【英語コミュニケーションゼミ】卒業論文、早めにスタートします
本学では卒業論文が必修となっていますが、一つのテーマで長い文章を完成するの
は少々苦手だという学生もいるようです。そのような中、英語コミュニケーションゼ
ミでは、3年生が早くもその準備に取り掛かろうとしています。私自身の学生時代と
比べてもずいぶん取り組みが早いな、と感じています。
学生は「文章の書き方(レトリック)」や「階層、職業、年齢など社会背景と言語
の関係」などを希望していますが、今後はもう少し具体的なテーマに絞り込み、次い
で文献を探す段階に入ります。学生は、図書館で先輩たちが提出した卒業論文を読ん
で参考にしたい、と意気込みはなかなかのようです。興味深いテーマを見つけたので
すから、担当教員としてしっかり支援をし、成長を見守りたいと思います。
(ゼミ担当教員 岡良和)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2010年07月05日(月) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】
4年生の卒業論文、今年もほぼテーマが決まり、それぞれがスタートしている。主なものは、「日本統治時代の台湾教育」、「細井平洲の教育思想」、「足利学校の研究」、「貝原益軒の教育思想」、「『神国』思想の研究」などである。
中でも、私自身、興味があり、また、一番熱心に取り組んでいるN君が行っているのは、「足利学校の研究」である。N君は2年生の頃から、仏教教育、つまり、僧侶養成に関心をもつ学生である。東京都内の出身ということもあり、「帰省」の度、国会図書館や足利学校のあった足利市の市立図書館などへ史料収集のため、足繁く通っている。しかし、史料が限られており、これが実に難しいテーマではある。
現在までのところ、歴代の「校長先生」や数名の学生に関する史料を入手している。今後も史料収集作業は続く。また、同時に、これをどういう角度から、何にテーマをしぼって、論考するか、ちょっと、楽しみな研究ではある。
また、O君の「日本統治時代の台湾教育」もおもしろい。台湾の子供に学校教育を行う。最初は教師養成である。そのため、我が国から何名かの日本語教師が台湾へ派遣された。彼らがまず現地の青年に日本語を教える。そして、その中で育った「教師」が現地の子供に日本語で教育を施す。日本人の師弟と現地の師弟の混同する学校もある。今後の研究の進展が期待される。
今年も何名かの学生が研究にはまってきた。そんな学生の目は実に輝いている。青年っていいな、と感じる時である。
指導教員」として、また、「研究者」のライバルとして、彼らの卒論研究の進展を見守っていきたい。
(ゼミ担当教員 川口雅昭)
次回は【英語コミュニケーションゼミ】です。
2010年07月01日(木) | 固定リンク
【中国社会文化論】「3年生も就活に」
かなりのんびりした雰囲気のゼミですが、四年生は企業説明会や試験を受けに行かない週はありません。筆記試験の内容や集団面接の仕方などを聞いた三年生も、本学での就職ガイダンスに参加したり適性試験を受けたりして、自分にあった職種を確認しています。もちろん興味のある分野で仕事できることが良いのですが、希望通りにいかない場合があるので、職種・勤務地など早くから絞り込まないようにと話しています。
また先日は新聞記事を参考に、昨今の学生(所謂ゆとり世代)に対し企業の採用担当者が抱いている印象を知り、各自で不十分な点を改めることを勧めています。
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2010年06月16日(水) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】毎週論議を交わしています!
はじめまして。ゼミブログ担当のY・Mです。
一日の気温差が激しい今日この頃、皆様は如何お過ごしでしょうか。私は鼻がずるずるです。
同じく初めまして。もう一人のゼミブログ担当、H・Iですー。
今年度はやけに忙しく、最近は倦怠感という名のコートを厚着しております。
でも、忙しいくらいがちょうどいいよね!
という割とどうでも良い前振りは置いておいて、すこーし真面目な話をば。
日本の言語と文学ゼミ、通称「花井ゼミ」は、これまで先輩達の発表を中心に進んできました。
発表の進行過程をサックリ言いますと、
①個人が興味のある事について発表します。
②発表後は、その発表についての質疑応答です。
そして質疑応答や話し合いの中から新たな疑問や課題、発見が生まれたり・・・!
といった按配です。
発表の内容については日本の言語と文学、という広い括りの為でしょうか、
万葉集にマザーグース、尾崎翠と幅があります。
そして5月27日の講義の際には、日本教育史、日本語教育の二つのゼミと合同で発表を行いました。
こちらの詳しい模様は後日アップされるようなので、興味のある方は是非!
学生の方々、6月も24日に合同ゼミを行います。今度は日本語教育ゼミの発表なので、こちらも興味のある方は参加してみて下さいね!
次回は写真も入れて華やかにするぞー!
(ゼミ生3年Y・M、H・I)
次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2010年06月10日(木) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】言葉と音、文字の不思議な関係
文学作品は文字で表現されるものが多いのですが、歴史をさかのぼってみると、文字になっていない文学作品も多く存在しています。残念ながら、文字を使用していない作品は記録が残されていません。今、われわれが手にすることのできる文学作品は文字を使ったものがほとんどです。
19世紀に印刷の技術が著しく進歩し、また、近代社会が教育制度を整備したおかげで、ヨーロッパ社会で文字を読める人々が急速に増え、そのおかげで小説がたくさん出版されるようになりました。その流れと平行して、それまでは、聞かせることを目的に書かれていた「詩」が読まれるものへと変化していきます。「読まれる」というより「見られる」ことを目的とした「詩」も誕生します。フランスの詩人アポリネール(1880-1918)はエッフェル塔の姿に似せて作った詩があります。表意文字のないフランス語の世界では画期的なことだったのでしょう。

ところで、日本語の世界は文字が中心となっています。日本語も「音」重要な意味をもってはいるのですが、日本という国は世界でも識字率の高い国ということもあってか、文字の占める割合が相対的に高くなっています。
たとえば「日本」という文字を見れば、ほとんどの人は「日本」をイメージすることができます。ところが、この「文字」を音にしてみると・・・
「ニホン」、「ニッポン」どちらの読み方をするのが正しいのでしょうか。「日本語」の場合は「ニホン」です。サッカーの試合で「日本」を応援するときは「ニッポン」です。その違いはどこからくるのでしょう。残念ながらその理由はわかりません。でも、サッカーの試合で応援するとき「がんばれ、ニホン!」ではなんとなく迫力がでません。やっぱり「がんばれ、ニッポン」です。強く表現したいときには「ニッポン」という音になってしまうのかもしれません。
文字の占める比重が高い日本語の世界でも、「音」は重要な意味を持っています。音の響きから言葉の世界を探索してみるのもおもしろいかもしれません。
(ゼミ担当教員 日比野 雅彦)
次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2010年05月24日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化に対する?(8)
新緑の美しい季節となりました。日本では「森の国ドイツ」などと言われることが
ありますが、国土面積に対する森林面積の割合という点からしますと、ドイツが3割余りなのに対して、日本は倍以上の7割近くにも達します。日本こそ「森の国」なのです。また、ヨーロッパでは歴史上森林がほぼ消滅した時期もあって、ドイツには原生林はほとんど残されていませんが、日本は、国土から森林が消滅するというような事態は歴史的に経験したことかありません。

これは、単に高温多湿の日本の気候のお蔭だけではなく、草木のひとつひとつにもいのちが宿ると感ずるような古(いにしえ)の宗教的自然観も影響を及ぼしてきたと考えられます。
また、日本の古い神話には、植林を奨励する神様の話が出てきますように、森林に囲まれて生きて来た日本人は、昔から森林を守り育てることの大切さを知っていました。江戸時代に生まれた林業思想と林業技術の水準は、世界で最もすぐれたものでした。
しかし、現代の日本を見ると、随分混乱しているように見えます。古の自然観はどこへ行ったのでしょう。
規定の字数をこえました。この続きは講義で。

(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2010年05月20日(木) | 固定リンク
【英語コミュニケーション論ゼミ】開講です
こんにちは。英語コミュニケーション論ゼミ担当教員の岡良和です。4月14日(水)にゼミが始まりました。
身近な話題について話し合いながら授業は進んでいきます。先日は、「初対面の人との話題は何?」を取り上げました。イギリスなら、天気が話題になるようです。あなたはどうでしょうか?
(ゼミ担当教員 岡良和)
次回は【日本美術文化論論ゼミ】です。
2010年04月30日(金) | 固定リンク
【文学の現在】文学と社会の不思議な関係
『三銃士』の舞台となったフランス17世紀、この時代にフランスは大きな変革をとげました。16世紀の日本は信長、秀吉、家康とトップがめまぐるしく交代する戦国時代でしたが、フランスも17世紀の直前は、国王の暗殺があり、宗教の対立をきっかけとする市民戦争の時代でした。混乱した16世紀をへて、フランスは、ヴェルサイユ宮殿に代表される均整のとれた絶対王政の時代をむかえます。
フランス語は、なんと16世紀のはじめにはフランスという国で使われていた公用語ではありませんでした。国が認めた公用語はラテン語、そして、このラテン語がヨーロッパ各地で使われる公用語だったのです。ラテン語がヨーロッパ各地で公用語として使われた背景にはキリスト教の影響が強くかかわっていましたが、それとは別に、それぞれの地域で昔から使われていた言葉が社会の中で次第に力を増してきます。そして、フランスという国がフランス語を公用語として認めたのはやっと16世紀になってからでした。
しかし、フランス語とはいっても、書き方はまだ統一されていません。各地の方言が混在し、発音も文法も、今のフランス語とは大きく異なっていました。そのフランス語を整備しようとするのが17世紀、国王ルイ13世の側近となった宰相リシュリューです。彼はアカデミー・フランセーズを設立し、「フランス語とは何か」ということを社会にむけて発信したのです。
ここで登場するのがコルネイユという劇作家が書いた当時の大ヒット劇『ル・シッド』でした。というのも、この時代、人々の多くはまだ文字が読めません。パリに住む人々にとって一番身近な娯楽はお芝居でした。リシュリューはお芝居の中で使われた表現がフランス語として適切かどうかをチェックさせ、それ以後の劇作品を通してフランス語の規範を世に広めていったのです。もちろん、これは単にフランス語そのものを、ではなく、さまざまに表現されるスタイルを含めてのことです。その結果、フランスの17世紀は、後世から「古典的」と評されることになる均整のとれた様式を作り出したのです。そして、フランス語もこの時代に今のフランス語になったのです。その後、フランス語は発音などでいくつかの変化はありますが、今の時代まで大きく変わることなく受け継がれています。
今年の「文学の現在」は、フランスを代表する17世紀の三大劇作家コルネイユ、モリエール、ラシーヌの作品をとりあげながら、文学と社会の不思議な関係を探っていきます。
この地図は1615年のパリの地図です。セーヌ川にかかる橋の両側には家が立ち並んでいるのが見えます。このようなスタイルは今でもイタリアのフィレンツェで見ることができます。また、地図の一番下にあるのがルーヴル宮殿です。ルーヴルは今ではパリの中心にありますが、17世紀にはパリの街はずれにありました。現在、シャンゼリゼ大通りやエッフェル塔のある地域はパリの郊外になります。

(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
次回は【人間関係論ゼミ】です。
2010年04月22日(木) | 固定リンク
【宗教と倫理】F・ハイラー「祈り」(Das Gebet)第5版(1923年)を演習に使用
祈りに関する古典的著作であるが、初版が1918年、英訳が1932年にOxfordからでているが、内容構成が最終版の第5版と異なるので、明記はないが初版の翻訳であろう。「宗教史的宗教心理学的研究」と副題が付けられているが、フロイトやユングなどは登場しない。そのようなタイプの宗教心理の分析ではない。今日では悪い意味でフロイトやユング流の分析方法に汚染されている部分もあるように思えるが、古代からの様々な諸宗教(といっても中心はキリスト教であるが)の中に響いている宗教的感性が大量に取り扱われている。本年から演習で、この本の暫定訳を作って用いている。「祈りは宗教の中心的な現象である」で始まるハイラーの記述は、祈りのタイプという分類が中心的な記述内容となっているが、讃美や神秘主義の分析にも及んでおり多彩で興味深いものである。ここ数年は、この本に導かれて祈りの広がりの検討を行うことになるだろう。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2010年04月19日(月) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】新年度に向けて
春休みも就活をしていた四年生、4月からは卒業論文に向けての準備を本格化することになります。テーマの絞り込み、資料の収集、最後に執筆と、先は長いですが、しっかりやってほしいと思います。今のところ、三国志で…という学生がいます。途中で変更してくれても構いません。一つの作品にこだわるのも良いですが、白話小説というような広い視野で研究してくれたらと思っています。
三年生には、中国に対する関心をさらに高める年になってほしいのですが、厳しい状況にあるので、それ以上に就職活動もしくはその準備に力をいれてくれたらと思います。
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2010年04月02日(金) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】表現する喜び
みなさん、お元気ですか。桜の季節になりましたね。「演劇と身体論」ゼミ担当の森順子です。今年1月22日、プロゼミ最後の授業は、演劇の発表会を行いました。
昨年10月の大学祭での発表は10人全員で一つの劇を演じましたが、今回はみんなで話し合った結果、3つのグループに分かれての演劇発表形式となりました。
当日はたくさんの学生さんたちが私たちのA館での演劇発表会を観に来てくださり、とてもうれしく思いました。どのグループも全力投球で演じきり、達成感を味わうことができました。
演じる側と観る側が、演劇を通して同じ空間を共有できたのです。みなさんも自分を表現する喜びを、ぜひ味わってみてくださいね。
(ゼミ担当教員 森 順子)
*次回は【日本語教育ゼミ】です。
2010年03月24日(水) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】アフリカの結(ユイ)の話
今は大学が春休み中でゼミも行われていないため、先日まとめた論文に関する話題を簡単に紹介してみたい。
皆さんは「結(ユイ)」といって何のことかわかるだろうか。講義でこの話題をとりあげてもピンと来る学生はそういない。それは無理もないかもしれない。すでに日本ではほとんど消滅してしまったものだからである。
田植えや稲刈りなど短期間に大きな労力が必要な作業を、家族だけでなく近所の人たちの力も借りて共同で行っていく労働慣行のことである。今日はこの人の田んぼを皆で作業し、明日はあの人の田んぼをするといったぐあいで、順番に作業を進めていくのが基本である。
戦後しばらくまで全国各地でみられたことはまちがいないが、高度経済成長期に人口が農村から都市へと大幅にシフトし、また農業も機械化が進むなど、農村をめぐる状況が様変わりしていくなかでほとんど行われなくなっていった。私がこのところ通っている南信州の遠山郷でも厩肥を麦畑に運び出す作業が毎年この共同慣行で必須に行われていたが、牛馬の飼育が減り、麦の栽培も激減するなかでいつのまにか消えていった。
それでも日本全国で現在まったくなくなってしまったわけではない。有名なのは世界遺産に指定されている白川郷の合掌造りの茅葺き屋根の葺き替え作業で今もユイで維持されている。またいったん廃れてしまったものの再び復活させようとしているところもあるときく。
私が今回とりあげたのは、こうした日本の話ではなく、アフリカの話である。とりわけ私が大学院生のときから調査で訪れているエチオピアのことである。
アフリカでも同様の慣行が各地にあり、それぞれ何十人もの人たちが伐採や開墾、除草、収穫などの農作業や家の建築作業を共同で行い、合間にドブロクがふるまわれたり、歌が歌われるなど、ある種お祭りのようなにぎやかな雰囲気で行われてきた。
ところが今日こうした祝祭的なものは皆無とまではいわないが、ほとんどみられなくなっている。協同労働そのものがなくなったというわけではないのだが、以前のものとは趣がだいぶ異なっている。どう変わったのかというと、もっと小規模な(だいたい数人から十人程度の)ものになり、ドブロクや贅沢な食事を伴わない簡素なものになっている。あるいは協同労働そのものがなくなり、賃金で雇われた農民が農作業を黙々と行っているところもある。

こうした各地の変化はいったい何によるものなのだろうか。それを考えるのが論文の究極的なテーマであったのだが、実際のところ、まだそこまで十分考察できていないというのが正直なところである。さまざまな要素が関係していることはまちがいない。貨幣経済が浸透してきたこと(ただしこれ自体は相当前からで最近のことではない)、都市への出稼ぎあるいは移住が増えていて農村での労働力確保が容易でなくなりつつあること、キリスト教やイスラームが農村にまで普及し、飲酒を慎む文化が広がりつつあること、同じ農村のなかでも経済格差がかつてなく拡大しており、対等な形で一緒に作業することが難しくなりつつあること、などなどである。他にも村の人たちにとって農業のもつ意味が以前とは変わってきていることも関係しているのではないかとも考えている。
皆さんにとってアフリカは遠く日常的に意識するところではないかもしれない。しかしそこでも変化は着実に起こってきており、しかもその変化は日本などでのものと底流では通じているのではないかと私は考えている。

(ゼミ担当教員 藤本 武)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2010年03月09日(火) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】打ち上げコンパをしました!
2月9日に、某居酒屋で打ち上げをしました!
この日は先輩たちの口頭試問の日でした。
I先輩に試問について伺ったのですが、ほがらかに終わったようで「私も来年、そんな風に試問が終えられればなぁ」と思いました。
ゼミでは1年間だけですが、先輩たちの研究を聞いてきました。前のブログにも書きましたが、自分の知らない知識を増やすことは世界が広がって楽しかったです。
花井先生のするどい突っ込みや、それに対する応答など、スリル溢れる(?)ゼミだと思いました!
まだ、研究成果である論文は読んでいないので、いずれきちんと読みたいです。
また就活のことも伺えて、私も頑張らなければと強く意識することができました!
「論文と就活は早めに行動したほうがいい」とのアドバイスを伺ったので、それが実行できるようにしたいです。
そして、3月15日に卒業式があります。4月からのゼミには先輩たちが居ないと思うと、不思議な感じです。本当に一年はあっという間でした。「何もしないまま一年が過ぎて卒業だ」とならないように、濃い最後の一年を送りたいと思います!
それでは、先輩方、ご卒業おめでとうございます!
(3年ゼミ生 N.M)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2010年03月05日(金) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】修士論文、卒業論文
本年度の修士論文、卒業論文も、実にすばらしい出来映えであった。
修論は、「武家『家訓』における理想的士(さむらい)精神の研究―生死観を中心としてー」、「会津藩教育制度発達史の研究―天明・寛政の藩政改革と教育の刷新ー」の二本。
また、卒論は、「新撰組復権史―明治から昭和初期の刊行物における新撰組像の変遷ー」、「小説における石田三成の研究」、「近松門左衛門の『曾根崎心中』にみる恋愛観の研究―その心中観を中心として―」、「漫画の価値観」、「忍者の研究―正忍記にみる忍者像を中心として―」、「柴田鳩翁における道話観の研究―鳩翁道話の分析を中心として―」、「江戸庶民の理想的子育ての研究―『子育て書』の分析を中心として―」の七本であった。
とりわけ感動したのは、「新撰組復権史―明治から昭和初期の刊行物における新撰組像の変遷ー」という卒論である。この女子学生、東京都出身で、徹頭徹尾、「新撰組」という。史料の面で、難しいと分かると、今度は、「新撰組復権史」をと。そして、東京へ帰省する度、国立国会図書館へ通い、こちらでは仲々手に入らない史料も入手して、すばらしい論文にまとめてくれた。聞けば、論文をやるまで、国会図書館など行ったこともなかったという。
結論には、「新撰組は昭和初期に確かに復権を果たしている事、そして、それぞれの時代に、新撰組を復権させようとする意志を持って描かれた刊行物が多数存在し、新撰組は『当事者、家族、関係者による復権運動』、『幕臣による復権運動』、『大衆作家による復権運動』という過程を経て、復権を果たした事が明らかになった」とあった。「長州」出身の私には、実におもしろい卒論でもあった。
(ゼミ担当教員 川口雅昭)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2010年03月03日(水) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化に対する?(7)
季節としては少々早いのですが、昨春に続き、もう一度だけ桜について。
桜を愛(め)でて日本人が詠んできた歌には、しばしば「にほふ(匂ふ)」という言葉が使われています。知人のドイツ人研究者の中に、このことに関心をもった人がいて、数十年前日本に留学した際、種々の桜について匂いの有無を実地に調べました。その結果、香りがある桜は限られた種類のものだけで、桜にはさほどの香りがないのが普通であることが判りました。当時、そのことを留学先の日本の大学生達に話しても知らなかったので、後日、日本人の前で話をすることを頼まれたとき、彼はこの「にほふ」という言葉について話をしました。
もともと「にほふ」という言葉は、現在のように嗅覚だけに限定されない、光を放つように見えるはなやかな美しさや、花の何ともいえない美しさなどを表す言葉でした。ところが現代では、「におう」という言葉は、嗅覚に限定され、しかも好い「におい」に対しては、「香る」という言葉で使い分ける場合さえあります。実はドイツ語でも、stinken (悪臭がする)は、もともと「よい匂いがする」という、現在とは正反対の意味で使われていた言葉だったのだそうです。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2010年02月12日(金) | 固定リンク
【身体文化論ゼミ】すばらしい、“深い”そして楽しい卒業論文ができました。
今年は、6人のゼミ生が卒業論文を書きました。どれもすばらしいできあがりです。
このゼミの特徴は、第一に、卒論のテーマが、身近なものであるということです。今回は、ネコ、『風の谷のナウシカ』、オートバイ、『機動戦士ガンダム』、京都、ディズニーランドといったゼミ生が本当に好きもしくは関心をもったものでした。
第二の特徴は、研究手法です。インターネットを活用した手法も見られ、卒論の書き方も新しい時代に入ったと感じています。
第三の特徴は、その“深み”です。日常生活なかでは、あらゆる現象が、当たり前のもののとして目や耳の中に飛び込んできます。そのため、それらの現象は、当たり前の現象としてしか認識できません。ところが、学問という非日常的な視点を通して、それらの当たり前の日常世界を眺めると、当たり前だったものが、当たり前でない、非日常的現象であることに気づきます。私たちのゼミ生は、全員、それらの当たり前でない現象を垣間見たようです。つまり、日常的な現象の中に、“深み”を感じることができ、学問の力や醍醐味を味わうことができたようです。これこそが、私たちのゼミが求めているものです。
ゼミ生6人は、昨年早々、就職も決め、この3月には、笑顔で、大学を巣立って行きます。4年間、ともに学問できたことを教師として誇りに思っています。これからの幸多き人生を祈っています。
<ゼミ生の卒業論文タイトル>
● ネコが人間に与える心理的影響 Y.I.
● 『風の谷のナウシカ』から感じる恐怖の正体 H.O.
● 「オートバイ」の意味 T.K.
● サブカルチャーと社会背景 Y.K.
● 「京都」という異文化 N.M.
● ディズニーランドを読み解く K.M.


(ゼミ担当教員 石上文正)
*次回は【比較日本文化論ゼミ】です。
2010年02月08日(月) | 固定リンク
【英語コミュニケーション論】 ―受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした―
1月16日(土)、17日(日)にセンター試験が本学でも実施されました。私は科目担当上、英語に関心があるのですが、受験生の皆さんは、初日に外国語〔英語(筆記)〕とリスニングとで計110分程度の英語の試験に取り組み、大変お疲れになったことでしょう。いい結果が出るといいですね。
さて、多くの人にとって、英語はできるようになりたい半面、嫌いな科目でもありますね。確かに多くの日本人が、中学、高校、大学とかなりの時間やお金を費やして英語を学んでいますが、本当に使える、というレベルまで到達できる人はそう多くはないのも事実です。でもその一方で、英語圏に留学しないで日本で学習するだけでかなり上達する人もいます。羨ましい限りですが。
さて、私が担当する「言語習得論」は、英語の習得や学習を扱います。上達する人となかなか上達しない人の違いはどこにあるのかに着目して、自分のこれまでの英語学習を振り返り、自分に合った学習法を見出していきます。
具体的なトピックとしては、英語の習得に関する母(国)語の役割や影響、英語圏に親子で滞在したとき、子どもは英語の習得に成功することが多いのに、大人は失敗することが多いのはなぜか、英語学習の適性と動機づけ、英語習得のメカニズム、効果的な教授法や学習法、具体的な学習のコツ、などです。
もう少し早く英語学習のヒントを知っていればよかったですね。出張授業にも出向きますのでよろしくお願いします。最後になりましたが、受験生の皆さんは健康に気をつけて受験を乗り切ってください。
〈ゼミ担当教員 岡良和〉
*次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2010年01月21日(木) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】言葉は音
前回、日本の小説の最初の部分を音で分析してみようという試みについて報告しました。まだ、結論を出すところまではいっていませんが、引き続き、文学作品を「音」でとらえなおしてみようという試みにチャレンジしています。今回は「歌」を調べてみました。
歌にはそれぞれ雰囲気というものがあります。それはどこからくるのでしょうか。メロディーもおきな要素だと思います。歌詞の内容もそうです。いい歌というのは、音と内容が見事に一体となったときに生まれてくるのではないでしょうか。
そこで、今回は歌詞に含まれる母音の特徴を調べてみました。とりあえず、身近な曲ということで次の4曲を調べています。

(A)
石川さゆり 「津軽海峡冬景色」
(B)
カーペンターズ 「Yesterday Once More」
(C)
サザンオールスターズ 「TSUNAMI」
(D)
チューリップ 「青春の影」
上の(A)~(D)の歌詞を母音の特徴から調べていくと、次のデータが得られました。ただし、作業中のため、曲によってはまだ集計が完了していないものもあります。
歌詞に含まれるそれぞれの母音の数を全体の母音の数に占める割合を%であらわしたものが次の表です。
A B C D
ア 32.1 20.8 32.8 25.2
イ 21.3 19.6 18.7 25.5
ウ 15.7 20.2 15.4 13.5
エ 11.9 11.7 12.0 10.6
オ 17.9 15.8 21.2 25.2
歌詞に含まれる母音を音符の長さにあわせて全体の中で占める割合をあらわしたものが次の表です。
A B C D
ア 35.0 26.5 34.1 26.6
イ 25.4 18.8 21.4 21.9
ウ 16.2 19.4 15.9 12.8
エ 11.7 6.8 11.5 11.0
オ 11.2 19.2 17.1 27.7
以前とりあげた小説の冒頭の部分の分析結果は次の表です。
吾輩は猫 羅生門 雪国 ノルウェイ 長屋の花見
ア 25.8 25.7 27.4 26.1 28.9
イ 14.3 22.2 18.4 19.0 8.5
ウ 11.0 7.2 12.8 17.5 5.6
エ 14.3 6.6 13.4 7.1 16.2
オ 19.8 34.1 24.0 24.6 29.6
まだ、ほんの一部の作品を比較しているだけでもあり、また、作業の途中なので最終的にどんな結果になるのかはわかりませんが、小説と歌詞とでは傾向がずいぶん違います。また、歌の場合でも、曲によって何らかの特徴がでてきそうです。
「音」から文学作品を取り上げてみるのもおもしろそうな気がします。
(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
*次回は【人間関係論ゼミ】です。
2010年01月14日(木) | 固定リンク
【宗教と倫理ゼミ】幻の無声映画「日本26聖人」(1931)発見
昨年末に京都にキリシタン史跡調査に行ったとき、フランシスコ会の南蛮寺寺跡付近に再建されたフランシスコ会所有の「フランシスコの家」を訪れた。
この地は、1597年に秀吉の命により捕らえられ、長崎の西坂で殉教した26聖人逮捕の現場である。この時の順境の模様が映画にされたことはすでに知っていたが長い間それを探していた。
今回の訪問の際、ふとたずねてみると、なんと無声映画をDVD化して貸し出しておられるということであった。この映画は、昭和6年に長崎浦上出身の平山正十さんが私財30万円(現在の金額で約6億円)を投じて作成されたものである。当時の有名なスター総出演の映画である。
映画は、聖母の騎士修道院の小崎豊明修道士の研究に基づくナレーションと効果音入れでDVD化されていた。
平山正十さんは、キリシタンとして嫌われ傷つき、勝ち組になろうと腕力と弁論の術の訓練に励み、30歳のころには父の遺産も併せて莫大な財を手にしたようである。伯父は幕末に津和野に流刑にあったことのあるキリシタンで、正十さんは「財をためても、何にもならん。有効に、神様の為に。使え」と一喝されて、殉教映画を作って信仰を伝えたいと考え、ついに51歳の時に作品は完成されたのであった。自ら映画を携えて諸外国にも上映と伝道に出かけていたと聞く。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
*次回は【文学の現在ゼミ】です。
2010年01月12日(火) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】
今年のゼミ生が三年生だけであることは、以前紹介した通り。今年の就職戦線がかなり厳しいことから、適正検査を受けたりした後は、企業説明会に積極的に参加するよう進めています。
まだまだ自分の適性を生かせそうな企業は見つかっていないようですが、いくつもの説明会には参加しています。学業がおろそかにならないかの心配もありますが、ともかく情報収集に頑張っているゼミ生です。
年内に活動の成果を聞く予定で、いまは具体的なことは書けません。
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
*次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2009年12月17日(木) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】
今、日本語教育プロゼミでは、パワーポイントを使った効果的なプレゼンの練習をしています。聴衆の関心を引き付けるページはどう作る?ポイントを明確に伝えるにはどんな順番にページを並べる? 喧々諤々の議論が続きます。
メンバーのテーマをご紹介します。
1,喫煙のメリット

2.競馬の醍醐味

3.スターウォーズ ~ダースベイダー~

4.RPGは人をつくる!?

5.FIFAWC南アフリカ大会で日本代表は優勝できるのか?

(ゼミ生3年 R.A、T.K)
*次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2009年12月13日(日) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】全員頑張っています。
「演劇と身体論」を担当しております森順子です。
寒くなりましたね。みなさま、お元気でしょうか。
前回のゼミブログで申し上げましたが、今秋の大学祭において
私たちのプロゼミの学生さんたちが10人一丸となって、演劇公演を
行い、たくさんの観客のみなさまの前で堂々と演じきりました。
現在は、年度末の新たな演劇発表に向けて3グループに分かれて、
それぞれ独自に総仕上げへと没頭しています。体育館で生き生きと
活動している学生さんたちの姿は毎回輝いています。
先週で『ジュリアス・シーザー』が終了した授業では、今週から4回、
ダンスを踊ります。サンバとチャチャチャです。
また別のクラスで、『ハムレット』に取り組んでいた先日のことです。
ある授業時、声優さんとして活躍しておられたある男子学生さんは、
ト書きで「歌う」とあった台詞を教室で実際に堂々と歌ってくれたのです。
それは聴衆となっていた学生さんたちに大きな刺激となった出来事でした。
もちろん、私も大変感動いたしました。
声優になったり、演技者になったり、さらには身体を動かし踊ることを通して、
新たな自分を発見できます。
みなさまも寒さを吹き飛ばしてどうぞお元気にお過ごしくださいね。
(ゼミ担当教員 森順子)
*次回は【日本語教育ゼミ】です。
2009年12月11日(金) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】卒論作成冬の陣
こんにちは!!日本教育史ゼミです。
11月も終わりに近づき4年生・院生は卒論作成真っ只中で、ゼミでの発表も自然と緊張感が増してきます。「卒論は気合で書く」との先生のお言葉もあり、みなさんそれぞれの論文に気合十分!で臨まれています。
また、日本教育史ゼミでは日本の言語と文学ゼミ・日本語教育ゼミと卒論の合同自習ゼミを行っており3年生はそこでの発表に参加し少しづつながらそれぞれの卒論へと進んでいる様子です。
ゼミ以外にも夏休みには贅沢にも吉田松陰研究第一人者の川口先生の案内で下田など伊豆付近の名所をまわりました。くわえて、居酒屋などで酒を酌み交わしての卒論指導・歴史談義もあり、こちらの外部指導だけは皆勤賞のゼミ生がいるなどいたって真面目(?)に気合を入れて学問をしています。



9月伊豆ゼミ旅行での写真
「卒論は山登りと同じで頂上まで一気に登るつもりで気合で一気に書き上げろ。それから頂上から全体を見てから細かいとこを直せばいいからまずは筆をおろしてみろ。二年間わしが指導してお前らが研究してきたんじゃけ、心配することはひとつもないから自信を持って卒論書いてくれ。」
先生の激励の言葉にゼミ生全員が発奮させられた。
先輩方が大学生活での頂上から素晴らしい景色が見える日をお待ちしています。

伊豆ゼミ旅行山頂からの一枚
(ゼミ生3年S.N)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2009年11月24日(火) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】学祭!!!
こんにちは!日本の言語と文学ゼミ、3年のNです!
10月25日の学祭はゼミで参加しました!
出展内容は『百人一首』です。

ふぁんしぃ看板。
『百人一首』…古来の代表的な歌人百人について、一人一首を選んでつくった詞華集のことである。現在の日本においては通常、その中でも、小倉百人一首と通称される、藤原定家撰による新古今期までの代表的な歌人百人について作られた私撰和歌集を指す。
(引用:wikipedia)
うーん、百人一首なんて小学校以来遊んだ記憶がありませんでした。
文学ゼミ生としては有名な歌くらいは覚えなければ。
そして、普段から和歌に慣れ親しんでいないためか読み手になると難しい!
かっこよく節をつけて読みたいですね。
中学生の女の子が完璧に覚えていて驚きました…下の句読む前に取るなんて!!
なごやかに百人一首
はじめての学祭でしたが、参加できて良かったです★
忙しい中、準備&当日参加してくれた方々、ありがとうございました!
ビンゴ大会では何も当たらなかったので、また来年あればいいなぁ。
それでは、また次回のリレーブログにて!!
(ゼミ生3年 N.M)
*次回は【日本教育史ゼミ】です。
2009年11月19日(木) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】国際学会で発表してきました
11月2日から5日にかけてエチオピアの首都アジスアベバで開催された第17回国際エチオピア学会(17th International Conference of Ethiopian Studies)に参加・発表してきました。この学会はおよそ三年に一回場所をかえながら開かれており、私は京都(1997年)、アジスアベバ(2000年)、ドイツ・ハンブルグ(2003年)、ノルウェー・トロンハイム(2007年)に続く参加・発表でした。エチオピアに関する多分野からなる総合的な学会で、私がおもに参加した人類学・社会学のセッション以外にも、開発と環境(地理学)、教育と芸術、歴史学、考古学、法学・政治学、言語学、哲学、文学、宗教学などのセッションがあり、さまざまな分野の研究者が一堂に会しました。ざっとみてエチオピア人が半数、その他外国人が半数といった感じで、全体で200〜300人の参加者だったのではないかと思います。日本からも人類学を中心に10名近く参加・発表しました。さすがに学部生はいなかったかもしれませんが、大学院生は何人も参加しており、発表している人もいました。
私は15年来フィールドワークを行ってきている西南部の山地社会について、作物の種類と労働組織の点からその農業変化を議論しました。私がかかわるようになってからでも顕著な変化が起こってきているように思われ、それをさまざまな観点から検討していきたいと思っており、今回はその最初の試みでした。拙い英語でプレゼンテーションを行っている最中に停電が発生して数分間中断を余儀なくされるなど予想外のこともありましたが、内容に関しては十分伝わったようで要領を得た質問・コメントを数人から得てほっとしました。すでに発表原稿は一、二ヵ月前に一度提出していますが、この後来年初めまでに手直しして原稿を再提出することになっています。それが来年か再来年に論文集として刊行される予定です。学会での研究発表など、こうした地道な研究活動も大学教員の重要なつとめの一部です。
(ゼミ担当教員 藤本 武)
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です
2009年11月16日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化に対する?(6)
新米のおいしい季節です。戦後長い間、日本人の米離れが問題となって来ていますが、パン食や麺食がどれほど普及しても、それらが米食に完全に取って代わるというようなことは、今後とも少なくとも日本ではありえないでしょう。
かように日本人にとってなくてはならないお米は、単なる食料の問題に尽きるわけではありません。五穀豊饒を祈願しない神社はないだけでなく、水田稲作は、四季の移り変わりとともにある日本人の自然との関わり方や、物作りに対する日本人の姿勢に深く影響を与えてきました。また、おいしいお米作りに必要な良水の源を大切にするという意味で、水田稲作は森林保護の一翼を担って来たばかりでなく、水田が緑のダムと呼ばれることもあるように、急峻な地形の多い日本において、水田稲作自体、日本の自然環境の保護と維持に大きい役割を果たして来ました。
日本語の「お米」のみならず、ご飯やおむすび、お酒等の言い方は、文化庁国語課の審議会が国民に対する「敬語の指針」で説くような(単に言葉を飾って言う)「美化語」、ではありません。日本語のこれらの言い方には、天地自然の恵み、神仏の加護、育ててくれたお百姓さんの労苦、養ってくれる父母の恩、社会の流通機構、そういったものに対する感謝を込めた敬意が含まれているのです。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です
2009年10月29日(木) | 固定リンク
【身体文化論ゼミ】4年間の仕上げの卒論、エンジンがかかりはじめました
社会・文化環境論(身体文化論)ゼミの4年生は、卒業論文の完成をめざして、少しがんばり始めています。(担当教員としては、ゼミ生が無事に卒業論文を書き上げることができるかどうか、はらはらどきどきの季節の到来です。)
今年度のゼミ生の卒業論文について、簡単にまとめてもらいました。
人はどうしてネコに癒されるんだろう?(ネコ好きのペット論)
私は、猫が人に与える影響について研究をしています。
現代の人々にとって生活するうえでペットは欠かせないもの、家族の一員としてその役割を担っている。多くの種類のペットの中でも私は猫について他の動物と比較し、ペットが人間に与える影響を考えていきたい。(I)

「人はなぜオートバイに乗るのか」
身体がむき出しになり、事故を起こせば大事に至る確率だって高い。車という便利な乗り物がありながらもバイクに乗る、何故だろう。
その理由を、バイクに乗って旅をするエッセイストと、ヤマハと東北大学の川島隆太研究室の「二輪車乗車と脳の活性化の関係」についての研究を主に、解いていく。なお、今回の研究対象は、原動機付き自転車は研究対象外とする。
各々のエッセイを読んでいくと、外界に身体むき出しで走ることによる空気抵抗で、自分の素材を確認できることや、車にはない体全体で操るイメージがあり、五感をフルにして、自由自在に操ることにまず乗り手は魅力を感じるようだ。
川島教授たちの研究では、①ベテランライダーと②ブランクライダーの双方にバイク運転時の脳の働きについて研究し、その結果、まず脳の使い方が違うこと、20歳を超えると誰もが機能が下降する前頭前野(「思考」「行動の抑制」「コミュニケーション」「意思決定」「情動の制御」「記憶の制御」「 意識・注意の集中」「意識・注意の分散」と言った役割を持つ)が、活性化されることが分かった。脳が活性して様々な効用を身体に与えていて、それを無意識にライダーは理解し、オートバイに乗るという考えに至る。(K)
本当はコワイ、『風の谷のナウシカ』??
卒業論文は、宮崎駿監督作品の『風の谷のナウシカ』をもとに、“恐怖心”について、研究しています。多くのファンがいる宮崎アニメですが、心温まる作品の裏側には、“こわさ”が潜んでいるのではないかと考えました。そして、何が“恐怖心”を掻き立てるのか、“恐怖心”とは、何なのかを分析しています。分析をする中で、自分自身の中にある“恐怖心”と立ち向かいながらの分析になるので、大変なことはとても多いです。ですが、この当たり前の感情が何なのかを解明すべく、頑張っています。(O)
『東京ディズニーランドの非日常的空間の造られ方』
今までに、東京ディズニーランドには3回行ったことがあり、その時に感じた、どうしてこれほどまでに非日常的空間ができるのだろうと感じたことをきっかけに、東京ディズニーランドの完璧な空間を何がどういう風にして造られてぃるのかを、建物、小物、植物などの形や色に注目し、7つのテーマランドごと分析し、それぞれのエリアが持っているテーマを基にどう表現しているのかを明確にしていく。(M)
ガンダムのアムロは、ヒーロー??
ガンダムの主人公であるアムロは、ヒーローとは言い難いにも関わらず、なぜ受け入れられたのか。アニメ史から辿るとともに、オタクも重要な要素であると考え、当時の社会や流行からも検討していく。(K)
(ゼミ担当教員 石上文正)
*次回は【比較日本文化論ゼミ】です
2009年10月27日(火) | 固定リンク
【英語コミュニケーションゼミ】秋の過ごし方
皆さん、こんにちは。英語コミュニケーション担当教員の岡です。このゼミは来年度の新入生からスタートします。10月になりずいぶん涼しくなってきましたね。
さて、少々以前のことになりますが、夏休みも最後となる9月10日、11日の2日間、蒲郡で「英語セミナー」を実施しました。簡単な英語を使ってコミュニケーションする課題をたくさん用意して、「自分の英語でもいろんなことが表現できるんだ」と感じてもらいました。夜は豪華な夕食や花火を楽しみ、参加者からは「とても楽しかった来年も参加したい。」という声も多くありました。「英語コミュニケーション」を選択する学生はこのような行事の中心となり、さらに盛り上げてもらいたいと思っています。より詳しくはこちらへどうぞ。
秋といえば読書。皆さんはどんな本を読んでいますか?英語の勉強も兼ねてやさしい英語の本に挑戦してみてはいかがでしょうか。私の英語クラスでは多読を実践し、自分の興味とレベルに合った本を自由に選び、自分のペースで読み進んでいきました。途中で飽きたり続かなくなってしまったら、別の本にかえてもOK。そのようして英語を読む楽しさを学生たちに経験してもらいました。Chemical Secret(下の写真)もそのような本の一冊です。環境の問題や心の葛藤を扱っていて英語がやさしい割に中身は濃い。もちろん、私の研究室にもあります。

(ゼミ担当教員:岡 良和)
*次回は【日本美術文化論ゼミ】です
2009年10月08日(木) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】音で小説を測る
(A)
吾輩は猫である。名前はまだない。
どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかももあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰猛な種族であったそうだ。
(B)
或る日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、この男の外に誰もいない。唯、所々丹塗りの剥げた、大きな円柱に、キリギリスが一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男の外にも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男の外には誰もいない。
(C)
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落とした。雪の冷気が流れこんだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん。」
明かりをさげてゆっくり雪を踏んできた男は、襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
(D)
僕は37歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。その巨大な飛行機はぶ厚い雨雲をくぐり抜けて降下し、ハンブルク空港に着陸しようとしているところだった。11月の冷ややかな雨が大地を暗く染め、雨合羽を着た整備工たちや、のっぺりとした空港ビルの上に立った旗や、BMWの広告板やそんな何もかもをフランドル派の陰うつな絵の背景のように見せていた。やれやれ、またドイツか、と僕は思った。
上の(A)~(D)はそれぞれ日本を代表する小説の冒頭の部分です。そうです。(A)は夏目漱石の『吾輩は猫である』、(B)は芥川龍之介の『羅生門』、(C)は川端康成の『雪国』、(D)は村上春樹の『ノルウエイの森』です。一部現代表記にしましたが、それぞれの文章を声に出して読んでみてください。目で文字を追っているときと、声に出して読んでみるときと、なんとなく違いがあると思いませんか?
文学作品は、文字を使ったものです。しかし、もともと「ことば」は音でできています。「小説を「音」の面から捉えなおしてみよう」、これが今、ゼミで取り組んでいるテーマです。とりあえず、ローマ字にして母音の特長をしらべてみました。『猫』の最初は「a」の音が多いのにびっくり。
ところで、東京の猫が三河弁でしゃべったらどうなるのか、『羅生門』を京ことばで復元してみたらどうなるだろう・・・
後期は、ゼミの時間が方言の時間になるのかも

(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
*次回は【英語コミュニケーションゼミ】です
2009年10月05日(月) | 固定リンク
【宗教と倫理ゼミ】予定の無い世界
「インシャラー」などという言葉を知っているだろうか。「もし神が望まれるのであれば」という意味である。悪く訳して「なるようにしかならない」などと訳すこともある。日本にいると予定表、時刻表など計画表だらけである。それでいて何とかそれにあわせて動かそうとし動いている。中東に生活していた私は予定表の通り動かない世界を体験する中、生き方について考えさせられる機会が多々あった。本当は予定通りになんか動かないにもかかわらず、予定に慣らされた生活をしていると自分が世界をコントロールしている気になってくる。
宗教は「お前の生き方それでよいのか」といつも問いかけてくるものである。インシャーラーの考え方を身につけると、目の前に起こる出来事について自分を離れて見る目を得ることになる。そこから過度の期待も失望もせず永遠のものに目を向けることができるわけだ。あなたはそんな予定の無い世界に住んでみたいと思いませんか?
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
*次回は【文学の現在ゼミ】です
2009年10月01日(木) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】
今年のゼミ生は三年生だけで、適性検査を受けたりして就職活動の準備段階、といったところ。どんな職種に向いているか、どんな技術・能力が必要か、そして各企業の財政状況も、少しずつですが調べています。卒業はまだ先のようですが、時間が経つのははやいもの、しっかり準備をしてほしいと思います。
大学の授業は7月に前期試験があり、その後ゼミの活動はお休みです。長い休みなので、本当はどこか(ゼミとの関わりで言えば中国とか)に出掛けて欲しいのですが、新型インフルエンザの心配もあり、今年は勧められません。
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
*次回は【茶道文化論ゼミ】です
2009年09月11日(金) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】自己表現の喜び
みなさん、こんにちは。お元気ですか。「演劇と身体論」を担当している森順子です。演劇と舞踊(社交ダンス)を通して、身体で自己表現する、これが森ゼミの特色です。どのようなことに取り組んでいるのかを具体的にお伝えしましょう。
演劇はシェイクスピアの劇を、声優として演じます。今年度前期に扱った劇は講義では『マクベス』と『オセロー』、特殊講義では『シンベリン』です。後期には、講義で『ハムレット』と『リア王』、特殊講義で『ジュリアス・シーザー』を扱います。どの作品も5幕からなっています。私の解説も含めて1回1幕ずつ進み、5週間で一つの作品を終えます。
その後は体育館で実際に演じます。演じる箇所も長さも演じ方も自由です。どの学生さんも毎回、生き生きと頑張っておられます。学生さんの演技は工夫されていて驚くほどの出来栄えです。
舞踊(社交ダンス)は、体育館でストレッチから始めてダンスウォークの基本を学び、音楽に合わせて踊ります。今年度前期ではルンバを踊りました。みんな熱心でとても上手に踊れました。ルンバウォークをマスターした後、男女が組んで実際に踊る輪の中に私ももちろん毎回加わりました。ダンスはどの学生さんにも新鮮で楽しい時間となっているようです。
後期ではチャチャチャとサンバを踊る予定ですので、今からわくわくしています。
ゼミでは、毎回、一人の学生さんがもっとも関心のあるテーマについて発表します。前もってレジュメなどを作成し、発表後はみんなでそのテーマについて話し合っています。
プロゼミでは、今年度も大学祭の10月24日(土)に2時からA館で実際に演劇を演じます。昨年度受講なさった学生さんのうち4名の方が単位とは無関係に今年も授業に来られています。その学生さんもいっしょになってみんなで真剣に演劇と向き合っています。みなさんもどうぞ大学祭にお越しくださいね。
このゼミにはいつも自由でのびやかな雰囲気があふれています。こころの底から声を出す喜び、身体で表現する喜び、そして音楽に合わせて踊る喜びをみなさんも是非味わってみてくださいね。きっと生きている今が楽しいと思えるようになりますよ。
(ゼミ担当教員 森 順子)
*次回は【日本語教育ゼミ】です
2009年09月03日(木) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】温故知新の旅 : 今年は“下田” へ
私たちのゼミは、“ゼミ旅行”について紹介致します。
歴史を学ぶうえで、温故知新の旅に出(い)で“身についた歴史”を習得することは、とても大切です。古の歴史の舞台に立ち、あたかも自分が時代のヒーロー或いはヒロインになったかのような昂揚した心になります。
では、ここ数年のゼミ旅行で探訪した歴史の舞台を紹介しましょう。
・吉田松陰や長州勤皇の志士たちの足跡を訪ねた“萩・秋芳洞・津和野”
・幕末・京の戦いの場を訪ねた“天王山・寺田屋・京都二条城・御所”
・幕末の近代日本の発祥地(日米和親条約)を訪ねた“横浜と江戸散策”

松下村塾:筆者撮影

寺田屋:筆者撮影
◎今年の温故知新・探訪の地:9月14日と15日、幕末の歴史を勉強する上で欠かすことのできない地 “下田”の探訪を計画しました。
“下田”が、幕末の世に係わった主な人物を紹介します。
・ペリー総督 : 艦隊(7隻の軍艦)の下田停泊、下田条約
・吉田松陰 : 海外密航事件(※真相は、川口先生にお尋ね下さい)
・プチャーチン : 日露和親条約、長楽寺
・タウンゼント・ハリス :米国総領事館、玉泉寺
ちょっと調べてみても、ワクワクするような見所、聞き所がいっぱい!!

下田観光協会HPから
(M2 M.N)
*次回は【景観文化論ゼミ】です
2009年08月17日(月) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】日々の授業
はじめまして、こんにちは!三年のNです。4月から人環大に編入して、はや4ヶ月。不安だった学校生活も慣れ、一人暮らしにも慣れつつあります。そしてもう夏休み!!!私は福岡に帰省中ですが、遊ぶだけでなく勉強もしっかりしたい…と思います。
さてさて、ゼミでは個人が発表をしてそれに対する質疑応答で授業が進みます。先輩たちのテーマは「万葉集」、「石田光成」、「ことわざ」、「狂歌」、「森鴎外の『山椒大夫』」と見事にバラバラで、自分にない知識が増えていき楽しいです。
「万葉集」 ・・・学校で聞いたなぁ。
「石田光成」・・・歴史で聞いたなぁ。
「ことわざ」・・・犬も歩けば棒に当たる、とか?
「狂歌」 ・・・狂った歌ってなんぞや!?
「山椒大夫」・・・高瀬舟しか読んだことない!
と、知識ゼロの状態でしたが先輩方の発表でゼロから脱出しました。これから、もっと深い話になると思うので頑張ってついていきたいです!
そして!7月28日にちょびっとだけ三年生も発表しました。
Sさんは「マザーグース」、私は「尾崎翠」についてです。「マザーグース」といえば「誰が殺したクックロビン♪(某アニメのED)」しか思い浮かばなかったのですが、発表を聞いてロンドン橋にはそんなに血生臭い話があったのか~と驚きました。
ゼミ活動予定ですが、9月にフィールドワークに行く予定です。そして学祭にも参加します!今回のブログは写真がないので、これからたくさん撮りたいです。
それでは!夏を満喫します!また次回にて!
(ゼミ生3年 M.N)
*次回は【日本教育史ゼミ】です
2009年08月06日(木) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】前期は”つきもの”について学びました
文化人類学ゼミでは、前期は小松和彦さんの”憑霊信仰論”と言う本を要約したり、内容について思うところを語ったりしました。
”憑霊信仰論”とは、日本において著名な文化人類学者であり、妖怪・民間信仰の研究でもその名が知られる小松和彦さんの著作です。妖怪、呪い、憑き物などをテーマに書かれた本などで良く参考文献に挙げられる事があるので、その流れで知ってる方も多いのではないでしょうか?
内容は人々が良く口にする”ツキ”とは何が憑いている状態を指すのだろうか?また、ある時は”呪い”をかけ、ある時は”呪い”を祓う呪術師(陰陽師)とは社会においてどういった存在だったのか?など、数多くの話題が詰まっています。
誰にでも「今日はツイてたな!」とか「全然、ツイてないなー」と思うことはあると思いますが、その考え方の大元は人間の神や霊などの自分の理解を超えた存在に対する考え方にあるのではないか、また”呪い”に対しての昔から今に至るまで、どのような捉えられ方をしているのだろうか、などを文化人類的な視点で読み解く事は出来るのだろうか?と、かなり難解な話題なのですが、日本の事を中心に理論を展開されるので非常に馴染みやすく、また専門的な単語や理論なども多いのですが、著者の小松さんの書き方が柔かく、また文章も上手なためか非常に読みやすく書かれています。
名前はいかにも専門書で難しそうな感じですが、意外にもすんなりと読むことが出来るので少しでも興味を引かれた方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
(4年ゼミ生M.S)
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です
2009年08月04日(火) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化に対する?(5)
夏といえば、朝顔。日本人が愛でて来た朝顔は、朝開き、陽が高くなるとしおれてしまう、文字通り朝顔でした。ところが、最近のガーデニングブームの中で、西洋朝顔と呼ばれる植物が入って来ています。花や葉の形は、日本の朝顔によく似ているのですが、すぐわかる違いは、花がわずかな時間でしおれることなく元気に開き続け、葉も、夏の期間を越えた異常に長い季節青々と茂り続けることです。こういう頑丈な朝顔は、どうも朝顔らしくない、やはり昔からある日本の楚々とした朝顔のほうが朝顔らしくてよい、という日本人も少なくありません。
江戸時代の日本は、花卉(カキ)園芸文化の国でもありました。植木屋や庭師といった専門職が現れたのも、園芸専門誌が出版されたのも、江戸時代の日本が世界で初めてでした。品種改良も盛んで、とりわけ朝顔は、突然変異などによって生まれた多くの「変化朝顔」が珍重されたことが記録が残っており、その中には、今日の栽培技術をもってしても再現不可能なものもあるそうです。ただそういう変化朝顔といえども、夏の朝の短い時間だけ、清楚に咲いて終わる「朝顔」、であることに変わりはなかったようです。

(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です
2009年07月18日(土) | 固定リンク
【身体文化論ゼミ】「声」の力で身心をリフレッシュ--ボイス・アートの実習体験--
社会・文化環境論演習では、6月5日(金)の第二時限目に、授業の一環として、まやはるこ先生をお招きして、ボイスアートの紹介・実践をしていただきました。まや先生は、ライフワークとしてボイスアートを指導されている、シンガーソングライターです。
まず、西アフリカの太鼓、ジャンベをたたくことから授業がはじまりました。椅子に座り、太鼓をたたきながら「ハァー」と声を出し、太鼓のリズムと振動を身体で感じることによって、身心がリラックスしていくようでした。
ボイスアートの基本として、呼吸を整える「ハァー」の発声も習いました。この呼吸では、「ハァー」と息を吐き出すことが重要で、出し切ると、自然に新しい息が入ってきます。「ハァー」という発声を通じて、“息”を意識するようになることが一つの目標のようです。
日本では、古来より呼吸法はさまざまな意味で重要視されてきていますが、ボイスアートでは、呼吸に「声」を媒介させることに特徴があるようです。たんなる呼吸法では、グループ・ワークが成立しにくいと思われますが、「声」を媒介させることによって、グループ・ワークが成立し、コミュニケーションがはかられます。
「遠吠えエクソサイズ」もおこないました。これは、「アホー」とか「バァカァー」をいう「汚い」言葉の発声レッスンです。この発声練習では、非日常性を意識的に取り入れようとしていて、そこに「ストレス解消」を感じることができるようです。
まや先生は、シンガー・ソングライターでもあり、私たちのリクエストにお応えいただき、ご自身の持ち歌を、二曲披露してくださいました。味わい深い歌声で、学生も感動したようです。
私の理解では、ボイスアートが目指しているのは、「声」を用いて、心と身体を意識し、調整し、さらに非日常化することによって、身心が活性化し、人とのコミュニケーションもはかっていく技法というものでした。
短い実習でしたが、学生たちは、自分の声と身心を楽しむことができたようです。



(ゼミ担当教員 石上文正)
*次回は【比較日本文化論ゼミ】です
2009年07月13日(月) | 固定リンク
【言語コミュニケーション論ゼミ】―英語コミュニケーションゼミが誕生します―
梅雨まっただ中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、平成22年度より、言語コミュニケーション論ゼミは、英語コミュニケーションゼミとして生まれ変わります。このゼミは、英語を使う仕事をしたい人や、中学・高校などで英語を教えたい人にお勧めのゼミです。
本学の環境関係の科目を学習しながら、環境の情報を英語で手に入れ、さらに日本の環境事情を英語で発信したり、また、心理関係の科目を学習し、生徒の心を理解できる英語の先生をめざしたりと、その可能性は無限です。
担当者の岡は、中学や高校の英語の教科書に出てくる比喩(たとえ)の表現を研究し、新しい英語教育法の開発に取り組んでいます。
英語が苦手な人でも興味があれば大丈夫。夏には、英語コミュニケーションゼミ生以外の学生も対象にした「英語セミナー」が海岸の保養地で開催され、楽しく英語を学ぶ機会もあります。
(ゼミ担当教員 岡 良和)
*次回は【環境保全論ゼミ】です。
2009年06月30日(火) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】小説の冒頭を比較してみよう
小説、といってもなかなか内容は頭に入りません。しかし、有名な小説の冒頭部分だけは記憶に残っているということ、ありますよね。
そこで、今年のプロゼミでは、日本の代表的な小説の冒頭部分の比較をしてみました。
「我輩は猫である。名前はまだない。」(夏目漱石『我輩は猫である』)
「或日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。」(芥川龍之介『羅生門』)
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」(川端康成『雪国』)
「僕は37歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。その巨大な飛行機はぶ厚い雨雲をくぐり抜けて降下し、ハンブルク空港に着陸しようとしているところだった。」(村上春樹『ノルウェイの森』)


それぞれ特徴がありそうです。声に出して読んでみると、『猫』はとても明るく感じます。音に特徴があるようです。そこで、今、この4つの小説と、比較対象として落語「長屋の花見」の音の構成を調べています。どんな結果がでるのか、楽しみです。
『我輩は猫である』はフランス語の翻訳との比較もしています。「猫が雑煮をたべて喉をつまらせる」なんて表現はどうやってフランス語にしているのでしょうか。フランス語そのものはわかりませんが、翻訳者(ゼミの先生が大学時代フランス語を教えてもらった恩師の先生)の苦労がわかっておもしろいです。
(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
*次回は【言語コミュニケーション論ゼミ】です。
2009年06月25日(木) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】ディベートをしよう!論題「日本は死刑制度を廃止すべし」
今学期は、ディベート活動を体験し論理的な思考と分かりやすい文章を書く練習をしています。
まず始めは「日本人野球選手がメジャーリーグ移籍を禁止すべし」という論題で、練習ディベートをしました。意外に肯定側・否定側それぞれの論点がたくさん出て盛り上がりました。
今は、『日本は死刑制度を廃止すべし』という論題で立論作成が終わり反論の練習をしているところです。
(論点)

(授業風景)

学生A「肯定側の反駁を行いま~す」
学生B(つぶやき:なんか頭が良くなった気がする)

学生C「君の議論は、論題からずれている!!・・・」
学生D「日本国憲法13条に『全て国民は,え~あ~う~zzzzzz』
(ゼミ担当教員 文野峯子)
*次回は【文学の現在ゼミ】です。
2009年06月25日(木) | 固定リンク
【中国社会文化論】今年は一人です
3月に卒業生を送り出し、いまゼミ生として残っているのは三年生一人だけ。静かになってしまいました。授業では、プロゼミで史書『三国志』を、演習で小説『三国志演義』と、それぞれ飛ばしながらですが、両者の違いを確認しつつ、また基本的なことを振り返りつつ読んでいます。もちろんゲームに出てきたこと、そうでないことも思い出しつつ。
さて、ここで問題です。「諸葛忠武」って誰のことでしょう?
(ゼミ担当教員 渡 昌弘)
*次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2009年06月16日(火) | 固定リンク
【宗教と倫理】研究室サイトリニューアル更新中
6月9日
研究室サイトリニューアル更新中です。
5月1日にサーバートラブル(電源回路のコンデンサーのパンク)でサイトを新しい機械に移動して現在更新中です。今回の更新では、画像関係の内容の新設と過去の利用状況を反映して情報構成の再編を行っています。
具体的には、GoogelMapを利用した地図情報を追加して、各種の情報をよりわかりやすいものに変更しています。一部は既に伊藤研究室HPの冒頭でご覧になれます。
従来行っていなかった画像(静止画・動画)音声情報を追加します。これは上記の地図情報とも連動させる事も考えています。どこで何がを現在のインターネット技術を利用してより立体的に解説できるサイトに仕上げようとしています。
蓄積されて行く情報をより合理的に再利用できるよう構成を再検討し、項目を辞書的に利用できるようにしてゆきます。
ただいま準備中ですが、まずは一度研究室サイトを覗いてみてください。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
*次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2009年06月11日(木) | 固定リンク
【演劇と身体論ゼミ】自己表現の喜び
みなさん、こんにちは。森順子です。森ゼミの名称は「演劇と身体論」です。どういうことをするのかをこれから具体的にお話しましょう。演劇と舞踊(社交ダンス)を通して、身体で自己表現する、これが森ゼミの特色です。
演劇はシェイクスピアの劇を、声優として演じます。どの作品も5幕からなっています。私の解説も含めて1回1幕ずつ進み、5週間で5幕を終えます。
次は体育館で実際に演じます。演じる箇所も長さも演じ方も自由です。どの学生さんも毎回、生き生きと頑張っておられます。学生さんの演技は工夫されていて驚くほどの出来栄えです。今は『マクベス』と『シンベリン』に取り組んでいます。
舞踊(社交ダンス)は、体育館でストレッチから始めてダンスウォークの基本を学び、音楽に合わせて踊ります。体育館でこれまで踊ったのは、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ワルツです。これ以外にも社交ダンスには、ジャイブ、パソドブレ、タンゴ、スローフォクストロット、クイックステップという種目があります。
ゼミでは、毎回、一人の学生さんがもっとも関心のあるテーマについて発表します。前もってレジュメなどを作成し、発表後はみんなでそのテーマについて話し合っています。
プロゼミでは、昨年度同様に今年度も大学祭で実際に演劇を演じることになりました。
昨年度受講された学生さんのうち4名の方が単位とは無関係に今年も授業に来られています。新しい他の学生さんたちに加わってみんな真剣に演劇と向き合っています。
このゼミにはいつも自由でのびやかな雰囲気があふれています。こころの底から声を出す喜び、身体で表現する喜び、そして音楽に合わせて踊る喜びをみなさんも是非味わってみてくださいね。きっと生きている今が楽しいと思えるようになりますよ。
どうぞ大学祭にお越しくださいね。
(ゼミ担当教員 森順子)
*次回は【日本教育史ゼミ】です。
2009年05月21日(木) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】フィールドワーク&卒業式&新しいゼミがスタートしました!!
皆さんお久しぶりです!!
今月から4年生になりました。Mackeyです。前回はⅠさんが学園祭の事について書いてくれたので、今回はその後にあったフィールドワークと卒業式について詳しく書きます。
4年生との最後の思い出作りに、2月23日にフィールドワークで岡崎二十七曲りと、その周辺に行ってきました!当日はおかざき塾で昼食を頂いたり、味噌工場を見学したり、図書館に行ったり、二十七曲りを目的にして行ったはずが、周辺の施設メインになっていたような…(笑)
二十七曲がりの感想は、どこで曲がれば良いのか分かり辛いです。距離的にはそんなに長くはなかったと思います。(正直2ヶ月前なので記憶が曖昧です。笑)
歩き終わってから飲み会にも行けたので、とても良い思い出になりました。
岡崎二十七曲りの看板
集合写真… みんなカメラ見ようよ(笑)
図書館にある喫茶店で休憩
味噌工場です。あの大きい樽に味噌が入っているらしい!
二十七曲りを歩ききると岡崎城があります
そして3月15日は4年生の卒業式でした。
僕は「卒業式は在校生もやっぱスーツだろ!!」と張り切ってスーツと華美なシャツを着ていきました。すると「おめでとうございます!!」と式に遅刻した卒業生に間違われました(笑)
この時は全く4年生が卒業していってしまうなんて実感が湧きませんでした。明日、学校行ったらまた会えるような気分です。むしろ「おめでとうございます!!」と間違われた僕の方が「もしかしたら僕が今日で卒業なんじゃないか?」という心境でした。
なんちゃって(笑)
4年生には本当にお世話になりました。自分がこうやってゼミに溶け込むことができたのも、4年生の力が大きかったからだと思います。
感謝の気持ちを込めて3年生の寄せ書きをサプライズで渡しました!みんな喜んでくれたみたいで良かったです(若干1名いなかったケド。笑)
とりあえず卒業生の人たちにはそれぞれの道でがんばってほしいです!!
集合写真ですが、卒業生より目だってすいません(笑)
そして、今月から僕たちも4年生になり、新しい3年生も入って新生花井ゼミのスタートです!!
しかし、4年生は不況の煽りで就職活動が忙しくてなかなか全員集まれず、卒業生の人数が多かったこともあり、ゼミ生がとても少なく感じます。
また、自分が引っ張って行く立場になって、「卒業生に甘えていたなぁ」と改めて実感しました。
ですが、卒業生から引き継いだバトンは僕たちの代で止めたくありません!次の世代、次の世代へ受け継いでいって貰わなくてはなりません!花井ゼミには家訓があります。
花井ゼミの家訓3カ条!
1.勉強熱心であること!
2.イベント、行事に積極的であること!
3.みんなで協力すること!
とまあ、自分で即興に作ってしまいましたが多分こんな感じです(花井先生、間違っていたらすみません。笑)
こんなスタイルで今年も1年がんばります!!
とりあえず最初は飲み会かな?(笑)
では、次のリレーブログで会いましょう!!
オマケ
プライベートでの川口ゼミとの交流(笑)



↑(作成者4年生Y・M)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2009年04月29日(水) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】今年度もゼミスタートしました。
四月も半ばをすぎ、今年度のゼミのメンバーも定まってきました。その活動はこれからなので、今回は私の研究の一端を紹介してみます。
私はアフリカ北東部に位置するエチオピアという国を十五年来訪れ、その奥深い山で暮らす人たちのところに通っています。彼らはいろいろな作物を栽培する根っからの農家ですが、同時に土地に生えている野生の植物についても詳しく知っています。これこれの草はこれこれの薬になるといった知識ももちろんですが、今回紹介するのは、一部の植物は人びとが農業を営んでいく際の一種の指標として用いられているという話です。
どういうことかというと、この植物が生えているところは土地がとても豊かということだからこの作物をまくとよく実る、逆にこの草が雑草に出てきたということは土がやせてきたということなので次は休ませなければならない、また何年か遊ばせておいた土地にこの植物がこれほどまでのびていればもう耕して農業を再開してもかまわない、といった土のさまざまな状態をみる手がかりにしたり、あるいはこの植物の花が咲き始めたら、この作物をまく季節はもう終わりだ、といった季節の移り変わりを知る手がかりにしているのです。
彼らは一つの民族ですが、土地の高度幅は二千メートル以上もあり、植物はその幅広い高度のなかで大きく移り変わります。しかしその高いところにも低いところにもことなる植物に対して今述べたような利用をする植物をみいだしています。じつはこうした知識は私の調査地にかぎらずとも、世界各地で地域の環境に目を凝らしながら農業を行っているところでは広くみられます。
高校で生物を習っている人は「生物指標」ということばをきいたことがあるかもしれません。環境条件に敏感な生物を指標にして環境を把握することで、その生物が植物なら、その植物のことを「指標植物」と言います。
私の通うエチオピアの農家は今述べた知識を学校で習って知っているのではなく、生活を維持していくために環境を読みとる手がかりとして経験の中から育んできたものと思われます。皆さんが学校で習うのは純粋な自然科学ですが、こうした人びとの生活に密着した知識をエスノサイエンス(民族科学)といい、人びとのこの「指標植物」の知識もそうしたものといえます。

ハダカオオムギ(写真上部)の畑の脇に生える二種類のアブラナ科の雑草(写真下部左側と右側)。いずれも土が肥沃であることを示す。写真上部右側に写っているのは村の子どもたち。
(ゼミ担当教員 藤本 武)
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です。
2009年04月27日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化に対する?(4)
桜の季節です。テレビなどの天気予報で、特定の花の開花予想を毎年報じたりするのは、日本だけのことです。花を愛(め)でるのは日本人に限らないのはいうまでもないことですが、桜の季節に日本で行われるようなあり方でのお花見というものも、専門の研究者によれば、日本だけの現象だそうです。
ところで、天気予報の開花予想を初め、現代の多くの日本人が桜として思い浮かべるのは、染井吉野ですね。染井吉野は、明治初期に樹齢百年の樹があったという報告も(真偽のほどは別として)一応あるにはあるのですが、現代の私達が日本各地で目にする染井吉野は、幕末に江戸の染井村の植木屋によって販売が始められた栽培種であり、古来日本人が歌に詠んで来た桜ではありません。
たとえば、「敷島の大和ごゝろを人問はば朝日に匂ふ山桜花」という本居宣長の有名な歌にあるように、山桜は、古来日本人がその美しさをたたえて来た代表的な桜であり、吉野山の桜の殆ども、山桜です。ちなみに、宣長のこの歌を、武士の散り際の潔さを歌った歌というように解するのは、全くの誤りです。宣長の言葉遣いは、日本文学史に現れた意味に必ず則っています。では、日本文学史に現れた「大和ごゝろ」という言葉は、どういう意味なのでしょう?―残念ながら、規定の字数を超過しまし
た。
続きは、講義で。

山桜と大島桜

桜の季節に咲く山野草「翁草」
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2009年04月09日(木) | 固定リンク
【身体文化論ゼミ】「身体文化論」への誘い
平成21年4月に、心身環境専攻、健康社会コースに、新たに「身体文化論」が設置されました。これを機会に、「身体文化論」とはどのような学問なのかということについて説明したいと思います。みなさまに、興味をもっていただき、受講していただければ幸いです。
私たちは中・高校で、身体について学んできましたが、それは、多くの場合、生物学や保健体育の時間ではなかったでしょうか。しかし、文化との関連も身体を考える上で重要です。
例えば、私たちの家のドアの大きさは、私たちの身体の大きさと深く関わっていることは明らかでしょう。
私たち人間の大きさばかりでなく、その形も、文化と深く関わっています。キリンを見れば、私たちは「首が長い」と思うでしょう。その時、私たちは、無意識のうちに、人間とキリンの首の長さを比較しているから、「キリンの首は長い」と思いこんでいるのではないでしょうか。このような「常識的な考え方」も私たちの重要な「文化」です。
私たちヒトの視覚はとても優れていて、イヌやネコなどと比べると、視覚に頼った生活をしています。そのため、私たちは、視覚中心の文化・文明を築いているのです。イヌは尿を自分のなわばりの標識として用いますが、ヒトは、自分の席を確保するために、なんらかの視覚的な物体(持ち物等)を置いたりしていることからも、このことが分かります。
言葉も文化のなかに含まれていると思いますが、この言葉も身体と深く関わっています。私たちが「しゃべる」ことができるのは、発達した脳ばかりでなく、口や喉の構造とも深く関わっています。さらに、赤ちゃんが言葉を習得するときに、身体の動きが重要であるという研究もあります。
言葉のなかには、身体や身体感覚と深く関わっているものもあります。相手の出した条件を「のむ」とか、彼の説明はどうも「腑に落ちない」といった表現がこの例です。さらに、あの先生の評価は「甘い」「辛い」といった味覚と深く関わった表現もあります。
「身体文化論」が「心身環境専攻」の中に位置づけられているように、心と身体は、密接に関係しています。悲しみに打ちひしがれている子を母親が抱きしめることによって、その子の心が落ち着くように、心と身体は深く関わっているようです。人の心は、その身体を通して癒されることが多いと思われます。
「身体文化論」は「健康社会コース」のなかに位置づけられていて、健康とも深く関わっています。「健康」とは世界保健機関の定義によれば、“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”(健康とは、身体的・精神的・社会的に完全に満足した状態のことであって、たんに病気でないとか虚弱でないということではない。)と考えられています。つまり、健康は、たんに身体的な問題ではなく、心や社会と深く関わっている問題です。
身体文化論では、身体と社会・文化、言葉、心、健康などについて、総合的に考えていきます。講義を聴いた後に、身体、社会・文化、心などについての見方が大きく変わることができれば、これほどうれしいことはありません。
(ゼミ担当教員 石上 文正)
*次回は【比較日本文化論ゼミ】です。
2009年04月06日(月) | 固定リンク
【日本語教育プロゼミ】日本文化を紹介するビデオ教材作成
今年度は、日本文化を学ぶことができる映像教材作成を行い、こんなメンバーで、「神社編」を作成しました。

Aくん:「楽しいグループだったね。台湾の学生たちとのやりとりもいい勉強になったね!」
Bくん:「日本語教育なのに、どうして情報実習より難しい作業をしてるんだろ?」
文野教授:「楽しいグループだったね。台湾の学生たちもわれらの作品教材に使うって言ってるよ!」

Cくん:「みんなでワイワイ話しながらのアットホームなゼミでした!」
Dさん:「日本文化の勉強になったぁ。日本のことなのに知らないんだよねぇ、撮影も楽しかったよね」

Eくん:「このプロゼミ、思ってたよりフレキシブル。ま、楽しければオッケー!!!
(ゼミ担当教員 文野峯子)
*次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2009年03月19日(木) | 固定リンク
【言語コミュニケーション論ゼミ】ご卒業おめでとうございます
3月15日に本学の卒業式があり、言語コミュニケーション論ゼミからも4年生が卒業していきました。1年生の講義から始まり、プロゼミナール、特殊講義ⅠⅡ、演習ⅠⅡ、そして卒業論文と、思えば長い4年間でした。
1年の講義ではディスコース(会話や文章)の分析の基礎、2年生のプロゼミナールではコミュニケーションと人間関係、特殊講義Ⅰでは比喩を中心とした言語表現、特殊講義Ⅱでは英語の習得、演習Ⅰでは社会言語学、演習Ⅱでは論文の技法を取り上げました。ゼミ生は問題意識を持って取り組んでくれました。
これらの授業内容をもとに、「1.方言」「2.英語の習得」「3.比喩表現」をテーマとした卒業論文が出来上がりました。1は、三重県の方言と名古屋の方言の交流を調査し、さらに三重独特の方言が観光などのPRにどのように活用されているか、2は、日本人の英語学習のあるべき姿をコミュニケーション中心の学習にも目を配りながら述べ、3は私たちの時間感覚が未来は前、過去は後ろなのに、「三日前」などという過去に起こったことを「前」を使って表現するのはなぜか、という問題に取り組み、レベルの高い充実したものでした。
卒業後は、会社に就職する人、教員になるため勉強を続ける人など様々ですが、明るい未来が開けることをお祈りします。

懐かしい授業のヒトこま(本ゼミ生以外の学生も写っています)
(ゼミ担当教員 岡 良和)
*次回は【日本語教育ゼミ】です。
2009年03月16日(月) | 固定リンク
【社会・文化環境論ゼミ】人間環境大学、社会・文化環境論ゼミで学んだこと=お金で買えない価値がある!
今年3月に卒業します、4年のH.N.です。
早いもので、大学での充実した4年間が終わろうとしています。
社会・文化環境論は、精神環境専攻(心身環境)心理コースのなかに位置していますが、基礎心理学、臨床心理学、教育心理学など、心理という枠にとらわれることなく、様々なことを学ぶことができる素敵なゼミです。いい意味で「自由奔放」ということです。
社会・文化環境論ゼミで最も印象深いのは、やはり大学生活の集大成ともいえる卒業論文でした。私は、以前から「テレビCM」の空間の利用方法について興味があったので、テレビCMを一日撮りだめし、テレビCMに用いられている「境界」と呼ばれるものを探し出し、それを分析、考察を行った論文を作成しました。
最初はペースをなかなか掴めず、苦悩の日々を送りました。さらに参考文献を探すことにも苦労しました。しかし、担当の石上先生をはじめ、ゼミのみんなに本当に助けてもらいました。そのおかげで無事期限内に論文も完成したので本当によかったと思います。 先生、そしてゼミのみんなありがとうございました。
論文を書く上で重要なことを自分の今回の経験から考えてみると、
1,早めに準備に取り掛かる。(当たり前ですが…。)
2,とにかく書く。(最初は何書いたらいいかわからないですが、それでも何か書き出すことでヒラメキがあるものです。)
3,先生とのコミュニケーションを密にとる。(これも当たり前ですが、論文は、文章形式も重要なポイントとなります。先生に文章構成を確認してもらい、論文として成立するかどうかも大事となります。人環大の先生方は、どの方も学生のために時間を割いて熱いご指導をして下さります。みなさんにとって大きな力になるはずです。)
といった感じだと思います。
未来の後輩のみなさん、在校生のみなさん頑張ってくださいね!
大学生といえばキャンパスライフというだけあって様々な出来事がありました。
しかし、その中でも、友達、先輩、後輩との毎日のくだらない?おしゃべりが本当に好きな時間でありました。勉強のことはもちろん、人間関係の悩みや不安、ときに大笑いするような話…。大学だけでは話足りないとばかりに、大学の講義が終わった後、 お酒片手に友達の家で一晩語り合うこともしょっちゅうでした。これも大学生の醍醐味ともいえるかもしれません。いろいろあった大学生活でした。
世間では「大学生は遊んでいる」「勉強していない」とか言われますが、人環大の学生は決してそんなことはないと思います。もちろん遊ぶときは思い切り徹夜するくらい遊びますが…けじめのついた生活は少なくとも、人環大の学生はできていると思います。何より、どの学生も「学びたい」「将来こうなりたい」など、具体的な意思を持った学生がそろっていると思います。
人環大は小規模大学ではありますが、それでも学生の活気は素晴らしいものがあると思います。先生方、教職員の方も本当に素敵な方々ばかりです。本気で勉強したい!最高の友と巡りあいたい!と思うなら人間環境大学は本当にオススメですよ。
最後に…
社会・文化環境論ゼミを選んで本当によかった!
人間環境大学に入学して本当に本当によかった!!
未来の後輩のみなさん、在校生のみなさん。
こんな気持ちになれる素敵な大学生活を送ってくださいね。

(4年 H.N.)
*次回は【言語コミュニケーション論ゼミ】です。
2009年03月12日(木) | 固定リンク
【日本政治史ゼミ】卒論がんばりました!!!!!
大学生活の集大成である卒業論文が完成しました。
この卒業論文を書くためには、様々な過程を経て完成したと思います。
そこで、卒業論文を書き終わったばかりの4年生に感想を聞いてみました。
2009年1月13日に卒論を書き終えました。総ページ数29枚は私にとって初めての挑戦でした。この作業で苦労したことは、まず一番目に参考文献を探し、それらを集める作業に長期間を費やしたことです。具体的にはテーマの舞台となった地元の図書館や史蹟を訪ねたり、関係者へのインタビューを行い、いろんな教示を得ました。その他、学校の図書館、市立図書館、書店などでの文献探しは想定よりも時間を費やしました。二番目としては、論文は他のどの種類の文章とも違うということです。これは西田先生より薦めて頂いた『論文の教室』という本を読んで初めて意識しました。この本によれば、論文には「問いと主張と論証」が必要だと書かれています。これを意識して、第一史料をもとに、課題を設定し、その課題の中の何を主張するかを決めました。次にその主張を裏付けることのできる理論的な根拠を提示して、その主張を論証することを試みました。結果的にはどれだけの事が出来たかは不安ですが、この経験は、私にとって非常に有意義なものになりました。それは卒論を書く前と、その後では文章を書くことに対する考え方が確実に変わったことです。これからの人生において、物事を考えるときや、文章を書く際にも論理的な組み立てを行う事の重要性をこの経験を通じて感じています。(K.Y.)
卒論を書き終えた率直な感想は、疲れました。しかし、ゼミの西田先生の協力で、無事に完成させ提出することができました。論文を書いていると、はじめに考えていたことが、書いている途中に変わってしまったりしました。あと、自分の頭で考えていることを文字にする難しさをあらためて思い知らされました。しかし、長い論文は、やはり書き終えた達成感は大きかったです。(K.M.)
辛かったことも多くありましたが、とてもよい経験でした。(N.S.)
まず、卒論の史料の収集や枚数が多いため、前後の文章の表現がかぶらないようにするのが大変でした。後は、誤字の修正に苦労したことが、特に記憶に残っています。(M.F.)
今まで書いたことがないぐらい膨大な文章を書くことになったのでとても苦労した、ということと、それでも書き終えた後はやはり大きな達成感を感じることができた、ということです。(D.Y.)
卒業論文を提出し終わっての感想は、やっと終わったと思いました。史料を読んだりすることは大変でしたが、それよりももっと自分の言葉で文章を書くのが大変でした。しかし、論文を書いているときに、4年生同士でわからないことを相談するなど、お互いに刺激しあえたことはとてもいい経験でした。(H.O.)
皆さん、お疲れさまでした。様々な困難を経験したみたいですね。卒業論文を完成させるにあたって、西田先生の指導がなければうまくいかなかったと思います。
西田先生、本当にありがとうございました。


「歴史を刻む卒業論文集!」
4年生は、3月でこの大学から卒業します。
卒業論文で学んだことを糧にして、次の活躍場所で発揮できるといいですね。

「西田先生の研究室です」
(4年 H.O)
*次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2009年03月02日(月) | 固定リンク
【演劇の現在ゼミ】―身体表現の楽しさ―
みなさん、こんにちは。森順子です。森ゼミの名称は「演劇の現在」です。21年度からは「演劇と身体論」という新しい名称になります。どういうことをするのかをこれから具体的にお話しましょう。演劇と舞踊(社交ダンス)を通して、身体で自己表現する、これが森ゼミの特色です。
演劇はシェイクスピアの劇を、声優として演じます。どの作品も5幕からなっています。私の解説も含めて1回1幕ずつ進み、5週間で5幕を終えます。次は体育館で実際に演じます。演じる箇所も長さも演じ方も自由です。どの学生さんも毎回、生き生きと頑張っておられます。学生さんの演技は工夫されていて驚くほどの出来栄えです。私は毎回感動しています。
舞踊(社交ダンス)は、体育館でストレッチから始めてダンスウォークの基本を学び、音楽に合わせて踊ります。体育館でこれまで踊ったのは、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ワルツです。これ以外にも社交ダンスには、ジャイブ、パソドブレ、タンゴ、スローフォクストロット、クイックステップという種目があります。
ゼミでは、毎回、一人の学生さんがもっとも関心のあるテーマについて発表します。前もってレジュメなどを作成し、発表後はみんなでそのテーマについて話し合います。21年度は学生さんたちと話し合って演劇を実際に行う時間が生まれそうです。
プロゼミでは、20年度は佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』を秋の大学祭で演じました。その後は、3グループに分かれてそれぞれが独創的な劇を発表しました。みんなで作り上げた実り多い時間を経て立派な成果が得られました。
このゼミにはいつも自由でのびやかな雰囲気があふれています。こころの底から声を出す喜び、身体で表現する喜び、そして音楽に合わせて踊る喜びをみなさんも是非味わってみてくださいね。きっと生きている今が楽しいと思えるようになりますよ。
(ゼミ担当教員 森順子)
*次回は【日本政治史ゼミ】です。
2009年02月26日(木) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】論文の出来具合に感激!
本年度の修士論文、卒業論文は例年に比べ、特に素晴しい出来映えであった。
修論は、「山鹿素行の研究―理想的武士観についてー」、「町人教訓書における理想的商人観について」の二本、また、卒論は、「日本図書館史の研究―その設立目的と機能の変遷を中心としてー」、「我が国における性の研究―二本性展大鑑を中心としてー」の二本であった。
とりわけ感動したのは、「日本図書館史の研究―その設立目的と機能の変遷を中心としてー」という卒論である。この学生、容姿はまさに現在風のそれで、最初、ゼミを訪ねてきたそれをみて、私は、内心、「こんな雰囲気の子に研究ができるのだろうか」という不安感をもった。しかし、心配は杞憂に終わった。この学生、外見とは違い、約100冊近い書籍を「史料」として分析し、本当に真面目に研究に取り組んでくれた。東京の国立国会図書館への史料調査は数度に及んだと聞く。
さて、卒論である。図書館というもの、何のために存在するのか。卒論はそれを時代別に緻密に論考している。結論は、図書館というものは、一般国民への教育機関、図書の保管機関、情報統制機関、そして、公衆へのサービス機関という4つの目的をもち、時代と共に変遷してきた、というものである。
この学生の研究態度を見ていて、改めて、青年というものは発達段階にある、という、つい忘れがちな真理を教えてもらった。「指導」を受けたのはむしろ私の方である。

(ゼミ担当教員 川口雅昭)
*次回は【水環境化学ゼミ】です。
2009年02月09日(月) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】「ことば」の不思議
1.「あみ棚」?「荷棚」?
先日、北海道で電車に乗ったとき、車内放送で「荷棚」という「ことば」を使っていました。愛知県では「あみ棚」といっています。昔は太い糸で編んだものが使われていたので「あみ棚」という名称になったのですが、その後、金属の網になり、今ではパイプが使われていることが多いようです。実際の物を観察してみれば「荷棚」の方が正しいのですが、現実には「あみ棚」が日常的な「ことば」として使われています。このような例はたくさんあります。たとえば、緑の「黒板」とか・・・
2.「枯葉」を集めるのは?
秋になると公園に枯葉がたくさん落ちています。その枯葉を箒で集めて焚き火をし、焼き芋を焼く、なんていうことも以前の日本ではよく見られる光景でした。ところが、有名なシャンソン「枯葉」では、箒ではなく、シャベルで集めます。実は、こんなささいなことに昔は気がつかなかったのですが、最近、何故か気になっていました。最近、この謎が解けました。それは、「枯葉」の季節は、フランスでは雨の季節だったということです。雨に濡れてしまった「枯葉」を箒で集めるのは大変です。「シャベルですくう」という表現が生まれてくるのは季節に関係していたわけです。

3.「凧揚げ」の季節は?
お正月に凧揚げをした経験のある人は多いと思います。最近は広い空き地が減ってきましたから実際に凧を揚げる人は少なくなってきましたが、「凧揚げ」は普通は冬です。ただし、浜松は5月に有名な凧揚げ大会があります。
下の絵を見てください。これはフランスの小学生向けの辞典の中にあるイラストです。夏の海水浴場ですが、ここに凧揚げが描かれています。フランスでは「凧揚げ」は夏の景色になります。

日本の文学を海外に翻訳しようとするとき、このような文化の違いを知っていないと大きな誤解を広めてしまうことにもなりかねません。文化の違いというのは日常的なところにあります。ところが、日常的なことはなかなか文字情報として伝わりません。
異文化を知るためには、文化を論じた本を利用することがあります。しかし、日常の生活が本当によくわかるものは子ども向きの書物です。絵本やマンガもとても便利です。
(ゼミ担当教員:日比野雅彦)
*次回は【日本教育史ゼミ】です。
2009年02月05日(木) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】「ことば」の不思議
1.「あみ棚」?「荷棚」?
先日、北海道で電車に乗ったとき、車内放送で「荷棚」という「ことば」を使っていました。愛知県では「あみ棚」といっています。昔は太い糸で編んだものが使われていたので「あみ棚」という名称になったのですが、その後、金属の網になり、今ではパイプが使われていることが多いようです。実際の物を観察してみれば「荷棚」の方が正しいのですが、現実には「あみ棚」が日常的な「ことば」として使われています。このような例はたくさんあります。たとえば、緑の「黒板」とか・・・
2.「枯葉」を集めるのは?
秋になると公園に枯葉がたくさん落ちています。その枯葉を箒で集めて焚き火をし、焼き芋を焼く、なんていうことも以前の日本ではよく見られる光景でした。ところが、有名なシャンソン「枯葉」では、箒ではなく、シャベルで集めます。実は、こんなささいなことに昔は気がつかなかったのですが、最近、何故か気になっていました。最近、この謎が解けました。それは、「枯葉」の季節は、フランスでは雨の季節だったということです。雨に濡れてしまった「枯葉」を箒で集めるのは大変です。「シャベルですくう」という表現が生まれてくるのは季節に関係していたわけです。

3.「凧揚げ」の季節は?
お正月に凧揚げをした経験のある人は多いと思います。最近は広い空き地が減ってきましたから実際に凧を揚げる人は少なくなってきましたが、「凧揚げ」は普通は冬です。ただし、浜松は5月に有名な凧揚げ大会があります。
下の絵を見てください。これはフランスの小学生向けの辞典の中にあるイラストです。夏の海水浴場ですが、ここに凧揚げが描かれています。フランスでは「凧揚げ」は夏の景色になります。

日本の文学を海外に翻訳しようとするとき、このような文化の違いを知っていないと大きな誤解を広めてしまうことにもなりかねません。文化の違いというのは日常的なところにあります。ところが、日常的なことはなかなか文字情報として伝わりません。
異文化を知るためには、文化を論じた本を利用することがあります。しかし、日常の生活が本当によくわかるものは子ども向きの書物です。絵本やマンガもとても便利です。
(ゼミ担当教員:日比野雅彦)
*次回は【日本教育史ゼミ】です。
2009年02月05日(木) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】大学祭
こんにちは。日本の言語と文学ゼミ3年のIといいます。まず4年生の皆様、卒業論文お疲れ様でした。来年はわが身…と思うと先輩達の様にきちんと調査して書き上げられるか正直不安です。そして卒業論文が書きあがったということは、先輩達はもう卒業していくのですよね。今まで同じゼミで顔を合わせていた先輩達がいなくなると思うと寂しくなります。
話変わりまして、今更ですが大学祭へゼミで出店したことについて書こうと思います(本音:ネタが思いつかない)。今年のゼミメンバーの皆で何かをやったのはこれで最後になってしまいましたが、今でもいい思い出ですね。大学祭では「万葉茶屋」(名前は前日に決定)という名前で出店をしました。内容はお茶屋と百人一首と三河万葉歌碑の展示と説明、という一回で3つのことをしてしまいました。やる内容がなかなか決まらなくて、「どうせなら全部やってしまえ」でこうなりました。
百人一首は去年先輩方がやっていたので、それを参考に進めていきましたが、あとの2つは未経験だったため、試行錯誤しながら皆で準備を進めていきました。中でも展示用の地図に一番力を入れて作ったのではないでしょうか。作っていた男の子?人?達がかなり一生懸命作ってくれまして、最初の計画よりも細かい地図を作ってくれました。前日は8時くらいまで飾り付けや準備、リハーサルをしたりしました。私はサークルとの掛け持ちだったため、途中ちょこちょこと抜けたりしていて、ちゃんと居なかったのですがね…。
前回のリレーブログでも書いてあるのですが、3年主体でやると言っていましたが先輩方には準備も本番もかなり手伝っていただきました。むしろ先輩がいなければ準備も本番もここまで上手くいかなかったと思います。そして、同ゼミMackeyの友人である川口ゼミのA君にも準備・本番をかなり手伝ってもらいました。彼にもなんとお礼を言えばいいのやら…本当ありがとう!!
大学祭には2日間連続で出店をしました。(勢いで3つもやることにしたおかげで)人手が足りなかったり、ローテーションがきちんと回らなかったり、と少々トラブルはあったものの、MackeyとA君の懸命な呼び込みの甲斐あってか中々の盛況ぶりでした。特に百人一首の方は小さい子供に人気でした。頭数が合わないときはゼミの人をヘルプで入れることになっていたのですが、たまに人が居なくて出来ない…なんてこともありました。お茶屋の方は、最終日のラスト間際の叩き売りで、値段を一律30円に下げたところ子供達が沢山来てくれたのがすごく記憶に残っています。終わった後に三年のNさんの奥さんが焼いてくれた林檎ケーキを皆で食べました。何かをした後の甘いものは最高ですね。しかも手作りケーキ。とってもおいしかったです。
最終的に赤字ではありましたが、お金よりももっと大切なものを学んだような気がします。ゼミの皆や先輩達とこれを通じて仲良くなれたのではないでしょうか。普段ゼミだけではあまり喋る機会がなかったりしますが、このときばかりは沢山お話ができました。やはり皆で何かをするのはいいですね。さらに、お金は生き物だというのも学べました(笑)そして、今回一番の功労者であるMackeyに感謝です。彼が中心となって動いてくれたおかげで学園祭「万葉茶屋」は無事に終わることができたのだと思います。
そして、ゼミの皆様お疲れ様でした。
さて、来年はどうなるのかちょっと早いながらも気になります。
(準備風景)
(集合写真)
(3年 H.I)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2009年01月22日(木) | 固定リンク
【宗教の現在ゼミ】宗教と倫理
今、日本は世界的な金融不安から始まった不景気でみんな困っています。お金はとても身近なものですが、正しく使われないと、人々を不幸に陥れるものです。イエスの言葉に「富と神にかね仕えることはできない」というのがあります。ある時代まで、お金に係わることはとても穢れた悪いことと考えられていました。それでシェクスピアの「ベニスの商人」のシャイロックのような金貸しは蔑視されていたのです。
また、富裕になった人でもアウグスブルクの大富豪フッガーのような人は、ほとんど無料に近い安価な賃貸家屋を建てて社会に富を還元しました。フィレンツェの富豪メディティ家の頭首は、壁画の中にへりくだって神聖なものを迎える人々の歓迎の列の中にひっそりと自分の姿を書き込ませました。全てに宗教的な抑制があり、富の社会への還元が考えられていたのです。日本にも商道という考え方があり、古くからの大商人は、獲得した富を社会に見返りを考えないで還元することに心を使っていました。今は、宗教を失い、神を失った社会ですので、拝金主義の礼拝が社会全体で行われる趨勢があります。
このような経済活動の話は、単なる一面ですが、宗教と人間の行動にかかわることは他にも色々とあります。この学科目では、そんな身近な日常生活におよぶ諸問題を、個人の内面から社会の表層にいたるまで、深く考えてみることにしようと思っています。皆さん、身近なことにかかわる宗教の話を考えてみませんか。
(宗教の現在担当教員 伊藤利行)
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です。
2009年01月19日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】「日本文化に対する?(3)」
新年を迎えて神社に初詣でに行く日本の風習は、ハイテクノロジーの時代になっても続いています。近年、都市等に建てられる神社の中には、コンクリート製のものもあるようになりましたが、神社の建物は、日本の伝統工法の木組みによる木造建築が本来の姿です。木造建築物というのは、例えば世界最古の木造建造物とされる法隆寺も、最も近いところでは昭和に大修理が行なわれているように、維持するためには、時々手が入れられなくてはなりません。
伊勢神宮で式年遷宮が行なわれる理由の一つも、神宮が木造建造物なるがゆえというところにあるのは間違いないでしょう。しかし、20年毎の立て替えが、もし木造建造物なるがゆえという理由だけであれば、例えば法隆寺のような礎石を置く様式に変えるという方法もありえたかもしれないのですから、木造ということが主な理由であるとはいえません。技術の伝承という理由を挙げる人もいますが、それは、20年毎に建物も調度も一新されることによって、寧ろ結果的に技術の伝承も行なわれて行くようになったというべきでしょう。
次の遷宮は、平成25年に行なわれます。戦国時代の一時期を除いて千数百年続けられてきた、20年毎の立て替えというこの制度は、日本について或る程度の知識がある外国人にとって、非常に不思議なことの一つのようです。不思議に思った外国人から尋ねられたとき、あなたは何と答えますか。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
*次回は【現代文明論ゼミ】です。
2009年01月05日(月) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】岡崎二十七曲がりに挑戦!!?
2年生のSです。
私は、文化人類学プロゼミの授業の課題で、以前から気になっていた「岡崎城下二十七曲がり」について調べました。岡崎二十七曲がりとは、岡崎市内を通る東海道の道筋のことです。1590年(天正18年)家康が関東に移ると田中吉政が城主となり、吉政は城を拡張し、東海道を岡崎城下町の中心に引き入れました。その道筋をたどると、27回曲がるのです。
岡崎二十七曲がりのルートは、インターネットを使って調べました。11月21日と22日に、それを頼りに一曲がりから順に自転車をひきつつ写真を撮りながら歩いて回りました。最後の二十七曲がりまで到達するのに両日合わせて4時間ほどかかりました。
岡崎市中心部から東にのびる伝馬通りには、ケーキ屋が2、3軒あり、精肉店やうどん屋など個人が経営するお店が多数ありました。市内の中心部では、戦後の復興により道が細くなり小刻みに曲がっている所や道がなくなっているところもありました。
私は、生まれも育ちも岡崎ですが、生まれた土地であっても、知らないことだらけで、歩きはじめても、最後までいけるのだろうかという不安がありました。その半面、遠足気分でワクワクしたりもしました。
12月2日のプロゼミの時間にパワーポイントを使ってプレゼン形式で発表をしましたが、思った以上に時間がかかりました。しかしその反面、補足説明の足りない部分が多々あることに気がつきました。なにより、一つの物事を調べて発表するということは、それに関連すること数珠つなぎ(?)のように出てくることを、改めて思いました。今回私が挑戦した事は、中学生や高校生でもできることかもしれません。私にとっては自分の住む町を改めて知る良い機会になったと思います。

出発地点付近にある記念碑
国道一号線沿いの備前屋のあわ雪の工場のある角を北へ
右手に見えてくる
一曲がり 岡崎げんき館南東交差点を西へ
三曲がり(両町二丁目交差点北の伝馬通りとの交差点)を西へ歩いたところにあった
レトロチックなたばこやさん。今でも営業しているのだろうか?



十九曲がりとなる田町の龍城温泉
中心部を南北に流れる伊賀川の西にある
(2年 S)
*次回は【現代文明論ゼミ】です。
2008年12月22日(月) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】岡崎二十七曲がりに挑戦!!?
2年生のSです。
私は、文化人類学プロゼミの授業の課題で、以前から気になっていた「岡崎城下二十七曲がり」について調べました。岡崎二十七曲がりとは、岡崎市内を通る東海道の道筋のことです。1590年(天正18年)家康が関東に移ると田中吉政が城主となり、吉政は城を拡張し、東海道を岡崎城下町の中心に引き入れました。その道筋をたどると、27回曲がるのです。
岡崎二十七曲がりのルートは、インターネットを使って調べました。11月21日と22日に、それを頼りに一曲がりから順に自転車をひきつつ写真を撮りながら歩いて回りました。最後の二十七曲がりまで到達するのに両日合わせて4時間ほどかかりました。
岡崎市中心部から東にのびる伝馬通りには、ケーキ屋が2、3軒あり、精肉店やうどん屋など個人が経営するお店が多数ありました。市内の中心部では、戦後の復興により道が細くなり小刻みに曲がっている所や道がなくなっているところもありました。
私は、生まれも育ちも岡崎ですが、生まれた土地であっても、知らないことだらけで、歩きはじめても、最後までいけるのだろうかという不安がありました。その半面、遠足気分でワクワクしたりもしました。
12月2日のプロゼミの時間にパワーポイントを使ってプレゼン形式で発表をしましたが、思った以上に時間がかかりました。しかしその反面、補足説明の足りない部分が多々あることに気がつきました。なにより、一つの物事を調べて発表するということは、それに関連すること数珠つなぎ(?)のように出てくることを、改めて思いました。今回私が挑戦した事は、中学生や高校生でもできることかもしれません。私にとっては自分の住む町を改めて知る良い機会になったと思います。

出発地点付近にある記念碑
国道一号線沿いの備前屋のあわ雪の工場のある角を北へ
右手に見えてくる
一曲がり 岡崎げんき館南東交差点を西へ
三曲がり(両町二丁目交差点北の伝馬通りとの交差点)を西へ歩いたところにあった
レトロチックなたばこやさん。今でも営業しているのだろうか?



十九曲がりとなる田町の龍城温泉
中心部を南北に流れる伊賀川の西にある
(2年 S)
*次回は【現代文明論ゼミ】です。
2008年12月22日(月) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】
食品、大地震、チベットそしてオリンピックと、中国にとっては話題に事欠かない年でしたが、そうしたこともアメリカ発の金融危機で一度に吹き飛んだように見えます。
もちろん金融危機は中国にも大きな影響を及ぼしていますが。さて、ゼミの中では四年生が、ニュースで報じられている就職の内定取り消しを心配しながら、卒論に取り組んでいます。構成・文体の再検討など最終段階に入っているようですが、また新たな問題が生じ四苦八苦しています。ともかく年明けの締切ではなく、今月中に完成させようと、ノートパソコンを持ち運びつつ頑張っています。
(ゼミ担当教員 渡昌弘)
*次回は【環境保全論ゼミ】です。
2008年12月09日(火) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】学生フォーラムで発表
皆さんこんにちは!!
文野ゼミ(日本語教育)です。
今回は、12月6日(土)に開催される岡崎大学懇話会「学生フォーラム」で発表する予定の「日台学生による岡崎調査」をお知らせします。
内容は、2008年9月に台湾の大学生(10名)と人間環境大学の学生15名が合同で行った「岡崎をフィールドにした日台交流活動」の調査結果をグループ別に報告するというものです。
発表グループは、
1.「名産チーム:八丁味噌を広めようプラン」
2.「農業チーム:次世代農業のあり方」
3.「城下町チーム:中心市街地調査」
です。
各チームのメンバーです(だれが台湾の学生かわかりませんよね)。
名産チーム

農村チーム

城下町チーム

調査内容はこちらのPDFファイルを見てください。
*次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2008年12月04日(木) | 固定リンク
【言語コミュニケーション論ゼミ】卒業論文、がんばっています
皆さんこんにちは。人間環境大学では全学生が卒業論文を書きます。その締め切りまであと二か月足らずとなりました。言語コミュニケーション論ゼミの学生も、完成に向けてがんばっています。忙しい中、三人に一言ずつ書いてもらいました。(ゼミ担当教員:岡良和)
テーマは「未来は前方にある感覚なのに、なぜ過去を『前』と言うか」。メタファー論をもとに自分なりの答を示そうと欲を出してます。抽象的なのでちょっと頭がくらくらしますが頑張ります。最近風邪をひいてしまったので体調管理に気をつけたいです。(4年 R・K)
私の卒論のテーマは方言です。名古屋と三重の方言について調べています。どちらも日本語であるわけですが、同じところ、ビミョーに違うところ、全然違うところいろいろあって楽しいです。まだまだ調べなければならないことがたくさんあるのでがんばりたいと思います。(4年 R・T)
今、卒業論文を書くにあたって一番苦労していることがテーマについてどのように答えるか、話の展開をどのようにするかです。たくさん資料はあるのですが、それをどのように使って、どう話を組み立てていって、うまくまとめるためには副問をどういう風に展開するのか。資料を読みながら構想を練っているところです。まずは以前作った卒論のアウトラインを修正して大まかな流れを捉えてそこから徐々に深めていきたいです。(4年 I・K)
2008年12月01日(月) | 固定リンク
【社会・文化環境論(身体文化論)ゼミ】「なぜ、名古屋港水族館のイルカの前で、何時間もたたずむ人がいるか?」
ある学生が、名古屋港水族館に行ったときの興味深い報告をしました。同水族館には、イルカの水槽があり、その前で、何時間もたたずんでいる人が結構いるということでした。そこで社会・文化環境論プロゼミナールのある学生が、名古屋港水族館に実際に行き、なぜ同水族館のイルカは、何時間も人を魅了することができるのかを、考察し、ゼミで発表しました。
その結果(仮説)を、プロゼミナールの学生が、「人環さざえさん」一家が同水族館を訪れたという設定で、会話風に創作してみました。

『さざえ、“名古屋港水族館”でイルカを見たいの』
♪~♪~♪~♪~♪
登場人物:人環さざえ、人環かつお、人環わかめ、人環たらお
♪~♪~♪~♪~♪
わかめ「水族館、楽しみね。」
かつお「なんで水族館なんだよ。遊園地に行きたいよ。」
さざえ「今日は水族館なの。前、タエコさんがイクラちゃんを連れて行った時、1時間もイルカを見てたらしいの。その話を聞いてたら、イルカが見たくなったの。」
わかめ「イルカ?見たい見たい!」
たらお「みたいです。」
水族館に到着
さざえ「水中観覧席、ここね。」
たらお「わー!」
わかめ「イルカがいっぱい!すごい!」
かつお「人もいっぱいだね。」
さざえ「みんな見入ってるみたいね。」
たらお「イルカさんがぐるぐるまわってるです。」
わかめ「本当に楽しそう。私も泳ぎたい。」
かつお「イルカってなかなか見る事できないから、珍しくて見ちゃうのかな。」
わかめ「なんだかイルカを目で追っちゃう。」
さざえ「水槽に何もないから、自然と目がいっちゃうのかしらね。」
わかめ「本当だ。岩も海藻も何もないのね。」
さざえ「でも何もない方がイルカたちが自由な動きができていいわね。」
たらお「イルカさんたちたのしそうです。」
かつお「皆ずっと見てるみたいだけど、動いている物をずっと見てて、目が疲れてこないのかな?」
わかめ「確かに、お兄ちゃんの言う通りだよね。私、テレビとかずっと見てると目が疲れてきちゃうよ。」
さざえ「んー。それは色が関係してるんじゃないのかしら。」
わかめ「色?」
さざえ「私たちのいる場所は暗くて、水槽の中が青いじゃない?」
かつお「そうだね。」
さざえ「青色って目に優しいし、落ち着くイメージがあるからずっと見ていられるんじゃないかしら。」
わかめ「うん、青色は落ち着くイメージあるね。」
かつお「なるほど。水槽が逆に赤色だったら、落ち着いて座って見てる事なんてできないかもね。」
わかめ「水の色が赤色なわけないじゃない。」
かつお「例えだろ。」
たらお「おみずのいろがあかいろだったらこわいです。あおいろがいいです。」
さざえ「やっぱりお水の色は青色がいいわよね。」
たらお「そうです。」
わかめ「ここでこうして座ってイルカを見てると、不思議な気持ちになるね。なんだか夢の世界みたい。」
さざえ「そうね。やっぱり珍しいからそう思うのね。」
わかめ「自分も一緒になって泳いでいる気分になっちゃう。」
たらお「なるです。イルカさんかわいいです。」
かつお「イルカって親しみやすさがあるよね。」
わかめ「うん。丸くて、顔がかわいくてすごく好き。」
さざえ「やっぱりキャラクターって大事よね。」
わかめ「イルカじゃなかったらこんなにずっと見ていられないね。」
1時間後
さざえ「あっもうこんな時間。もう帰るわよ。」
たらお「ママー。ぼくのほんとのなまえはイルカってほんとうですか?」
さざえ「タラちゃん?何言ってるの?」
たらお「かつおおにいちゃんがいってました。」
さざえ「かつお!タラちゃんに変な事言うんじゃないの。」
<<おしまい>>
♪~♪~♪~♪~♪

なぜ、名古屋港水族館のイルカが、人びとをひきつけるか。
社会・文化環境論プロゼミナールで、みんなで話し合ったこと。
仮説1:水槽が青く、見る人がいるところが薄暗いため、こころが落ち着く。
仮説2:イルカの水槽には、岩などの障害物が無いため、イルカそのものに、視線が釘付けされる。また、障害物がないことは、仮説5とも関連している。
仮説3:イルカの大きさが、人間に近いため、見る人はイルカに同一化しやすい。
仮説4:広い水槽の中を泳ぎまわっているイルカの泳ぎは、ゆったりしているため、こころを落ち着かせてくれる。
仮説5:障害物がない広々とした水槽で、ゆったり泳いでいるイルカに、見る人は同一化して、「自由」や「ゆったり」した気分を味わっている。
仮説6:イルカの目やからだのラインが、どこか優しいので、癒される。
以上のさまざまなことが、複雑に絡み合って、人びとを何時間もイルカの水槽の前に釘付けしているのではないでしょうか。

(ゼミ担当教員 石上文正)
*次回は【言語コミュニケーション論ゼミ】です。
2008年11月27日(木) | 固定リンク
【演劇の現在ゼミ】演じる楽しさ
みなさま、こんにちは。「演劇の現在」担当の森順子です。
先日10月26日(日)の大学祭では、「演劇の現在」プロゼミの学生さん全員で『100万回生きた猫』を演じました。予定の椅子が満席になるほどの大盛況でした。佐野洋子さんの原作については前もって何回か全員で話し合いました。台詞にこめられている深い思いを読み取った上での演技です。
本番の達成感を味わった後、みんなで話し合い、作者の佐野洋子さんに演劇のビデオと学生さんの感想文をそえてお送りしようということになりました。改めて11月12日にビデオ撮影をします。演劇が好きで意欲的な学生さんたちの熱い姿勢に私自身が毎回、感嘆しています。ゼミの学生さんたちは目下、卒業論文作成に全力投球し、年内完成を目指しています。
本ゼミは平成21年度から「演劇と身体論」という新しい名称になります。演劇と舞踊を中心に身体を使って、自分のこころを解き放つ喜びを是非いっしょに味わいましょう。
追伸:
「演劇の現在」ではシェイクスピアの演劇を取り扱っています。先週は『オセロー』と『ベニスの商人』の芝居を実際に学生さんたちが体育館で演じました。創意工夫した素晴らしい演技が続き、拍手喝さいでした。
(ゼミ担当教員 森順子)
2008年11月11日(火) | 固定リンク
【演劇の現在ゼミ】演じる楽しさ
みなさま、こんにちは。「演劇の現在」担当の森順子です。
先日10月26日(日)の大学祭では、「演劇の現在」プロゼミの学生さん全員で『100万回生きた猫』を演じました。予定の椅子が満席になるほどの大盛況でした。佐野洋子さんの原作については前もって何回か全員で話し合いました。台詞にこめられている深い思いを読み取った上での演技です。
本番の達成感を味わった後、みんなで話し合い、作者の佐野洋子さんに演劇のビデオと学生さんの感想文をそえてお送りしようということになりました。改めて11月12日にビデオ撮影をします。演劇が好きで意欲的な学生さんたちの熱い姿勢に私自身が毎回、感嘆しています。ゼミの学生さんたちは目下、卒業論文作成に全力投球し、年内完成を目指しています。
本ゼミは平成21年度から「演劇と身体論」という新しい名称になります。演劇と舞踊を中心に身体を使って、自分のこころを解き放つ喜びを是非いっしょに味わいましょう。
追伸:
「演劇の現在」ではシェイクスピアの演劇を取り扱っています。先週は『オセロー』と『ベニスの商人』の芝居を実際に学生さんたちが体育館で演じました。創意工夫した素晴らしい演技が続き、拍手喝さいでした。
(ゼミ担当教員 森順子)
2008年11月11日(火) | 固定リンク
【日本政治史ゼミ】卒論がんばっています。
最近のゼミ(授業)では、4年生は卒業論文の中間発表をし、3年生は自分の関心をもつテーマについて発表をしています。卒業論文の提出期限が残り2ヶ月に迫ってきたため、緊迫した発表が続いています。私たちのゼミでは主に明治以降の日本の歴史について学んでいますが、卒業論文では、戦国時代の武将、特許の歴史、大正時代の日本の外交政策、昭和恐慌などをテーマとして、それぞれ精力的に頑張っています。
さて、もう書くことがなくなってきたので、今私が取り組んでいる卒業論文の史料集めの1日を紹介したいと思います。
私が卒業論文で取り組んでいるのは、大正時代の日本の外交政策です。普段から様々な文献や論文を読むなどして、少しでもいい卒業論文ができるように頑張っています。卒業論文のアウトラインを作成していく過程で、自分が欲しい史料は東京にしかないことが分かりました。大学の附属図書館や地元の県立図書館で調べられればよかったのですが、せっかく頑張って勉強してきたのに、当時の人たちが実際に扱っていた文書(一次史料)を見ないまま卒業論文を仕上げるのはもったいないと思い、東京にある外務省外交史料館に行くことにしました。
まず東京に行って驚いたのは、人の多さでした。あまりの人の多さに電車を1本見送ってしまいました。人の多さに圧倒されながらも、徒歩で増上寺や東京タワーの横を通り抜け、外交史料館に到着しました。

諸手続きを済ませ、いよいよ当時の人たちが実際に扱っていた文書(一次史料)を生で閲覧することができました。習字で使うような半紙で書かれた文書、活版刷りされた文書を見たり触ったりすることができ、とても感動しました。しかし同時に、とても貴重な史料であるため、慎重に扱わなければならないという緊張感も覚えました。今の自分の力で読める文書もあれば、ちょっと難しいなという文書もありましたが、有意義な時間を過ごすことができました。
せっかく東京に来たので観光もしていこうかなと思いましたが、外交史料館に長くいたためあまりできませんでした。せめて東京駅の原敬暗殺現場を見ようと思いましたが、場所が分からずに断念し、お土産を買って帰宅することにしました。
卒業論文は、大学4年間の集大成です。残り2ヶ月間の間に今まで学んできたことを出し切り、いい卒業論文に仕上げていきたいです。
(4年 H・O)
2008年11月10日(月) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】論文は史料集ではない!!
こんにちは。
日本教育史ゼミ3年のIです。
毎週木曜の4限にあるゼミでは、『大教育者のことば』の輪読と、3、4年生は卒論について、院生の方は修論について報告をします。
川口先生はまだ研究の“け”の字もわかっていない私たちにもとても丁寧に指導をして下さいます。
その中で特におっしゃられるには、「論文というのは史料集ではない」という事です。
どういう事かというと、例えば“新撰組”研究テーマとしたいと言った時に、広く新撰組についての史料をただ羅列したもの(新撰組は何年に結成し、その時のメンバーは誰で、何年には何があって、何年に何により瓦解した・・・など)は論文ではないという事です。
論文は、「そこから何が言えるのか」を述べねばならない。
この教えを胸に、先輩方が出される素晴らしいレジュメにも刺激を受けつつ(時に圧倒されながら)私も卒論に取り組んでいます。
このような雰囲気のゼミなので、自分の考えをしっかり研究として残したい人にはとてもオススメです。
(かといって真面目一辺倒な雰囲気では全くないですよ)
歴史と向き合いたい人、ぜひ日本教育史ゼミにお越し下さい。
(3年 I)
*次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2008年10月26日(日) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】翻訳のおもしろさ、むずかしさ
Ⅰ. あいさつの表現
・フランス語の「ボンジュールBonjour」はどんなときに使うのだろう?
-フランス語のボンジュールはあいさつのことばとして習ったけれど、じ
ゃ、どんなときに使うんだろう。
‐人と会ったときでしょ、そりゃ。
‐でも、お店に入ると、お店の人は「Bonjour」といって挨拶してくるよ
ね、日本ではそんな時なんていう?
‐いらっしゃいませ、でしょ。
‐ということは、Bonjourの訳語は「いらっしゃい」でもいいわけか、ふー
ん。
‐じゃ、「いってらっしゃい」はなんていうと思う?
‐うーん、困ったなあ、思いうかばない。
‐よく使うのは「Bonne journée」という表現かな。直訳すると「よい一
日が来ますように!」という意味だけどね。
‐ふーん。あいさつの表現って難しいんだね。
-あいさつのときに写真のようにほっぺにチュッ、ていうしぐさもします。
普通は交互に2度、地域によっては3度のところもあります。

‐ちょっとはずかしい!
・あいさつの表現は翻訳しにくいものです。生活と密接にかかわるもの
になればなるほど難しくなります。
Ⅱ. ことばと文化
そろそろリンゴとミカンの季節です。ところでフランスで果物といったら何を思いうかべるでしょう。
下の図は子供向けの事典の挿絵です。日本でよく食べるミカンは見当たりません。柿も梨もありませ んが、左端に洋ナシは見えています。その隣にあるのは・・・ 形はリンゴです。でも色が赤くありませ ん。そうです。フランスのリンゴは赤くないんです。もちろん赤い品種もありますが、リンゴといったら 「赤」にはならないのです。

*次回は【日本教育史ゼミ】です。
2008年10月23日(木) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】「お出かけ好き」なゼミは、行っちゃいました。
こんにちは!!
3年のMackeyと呼ばれているものです。今回は僕たち日本の言語と文学ゼミのこれまでの活動と、これからの活動予定を報告したいと思います。
僕たちは文学のゼミではありますが、活発な活動をするゼミ生が多いこともあり、7月のはじめにフィールドワークで岐阜県に行ってきました!!
一泊二日で岐阜城や関ヶ原を巡り、とても勉強になりました。
また、夜にはトランプや花火、肝試しなど大学生らしい遊びもしました。ちなみに僕は肝試しで泣いてしまいました…。皆さん肝試しは気をつけてください!(笑)
フィールドワークのおかげで、みんなの絆が深まりました。
もっと詳しく知りたい人は日本の言語と文学ゼミのHPからどうぞ!
8月の夏休みに入ってからも、毎週木曜日にゼミ生で勉強会を開催し、発表に対する意見を出し合いました。勉強会で、とあるゼミ生がBBQに興味津々と言い出した(笑)
ということでその場の勢いでBBQに行ってきました!

こんなカンジで僕もがんばって焼きました!

みんなの苦笑いをお構いなしでDAIGOのポーズしている人がいますね…(笑)
9月に入ってから4年生は京都に行き、僕たち3年生は12日、三河万葉歌碑巡りに行ってきました。そのとき回った場所を写真で少し紹介します。

豊川市 引馬神社の歌碑

豊川市 臨海緑地公園の阿礼崎歌碑

豊川市 御津山からの眺望

西浦町 万葉の小径公園歌碑その1
西浦町 万葉の小径公園歌碑その2

万葉の小径公園で記念撮影
次に歌碑巡りに行ったゼミ生一人一人の感想を載せていきます。
三河の万葉歌碑はそう多くは無いのですが、今回は、御津町と西浦町を巡りました。これまでの何回かの探索で、土地勘が出来ていたので、皆さんを無事ご案内できたことは大変嬉しかったです。歌碑が醸し出す万葉の雰囲気を皆さんに喜んでいただけたようです。次は、この成果を来月の学祭において披露して、皆様にも‘三河における万葉の世界’を味わっていただきたいと思っております。(T・N)
随分延々と歩きに歩き、といった感じでしたが改めて身近な所にある万葉歌碑を見、また感じることで、過去とのつながりを感じました。意識しないと全然わからないものですが、こうして見る気でゆくと、次々に感じるものがあり大変興味深かったです。(F・M)
今回のフィールドワークでは、三河の万葉歌碑やその歌碑に関連している場所を実際に見て回ることができたので、万葉集の歌をより身近に感じることができて、とても勉強になりました。(Y・O)
歌碑の一つ一つは、三河にあるという共通点しかないと思っていました。
しかし、話を聞きながら道順を追っていくごとに、不思議と繋がりがあると知り鳥肌が立ちました。(M・I)
僕自身の感想は、万葉の歌碑というものは奈良や京都にあるのが普通だと思っていました。三河にあるという話を聞いて非常に自分も見てみたい気持ちになり、今回の旅に参加しました。実際に歌碑を見て、持統天皇が三河に行幸していたことには驚き、歌の奥の深さに感動しました。当日は快晴でかなり猛暑だったのですが、万葉の小径公園を歩いているときなどは、楽しくて全く気になりませんでした。自分にとって、とても意味のある一日でした。
しかし、一つ残念だったことは、当日に全員が行けなかったことです。だから今度は全員が揃ってどこかに行けたらなと思いました。
最後にこれからのゼミの活動について書こうと思います。
ゼミでは学園祭で茶店を出展します。ただの茶店ではなく、百人一首ができ、三河万葉の歌碑についても説明を聞ける店にしようと思っています。それを通じて少しでも日本の言語や文学に興味を持ってくれたら嬉しいです。
三年生が中心になって活動していますが、四年生も卒論で忙しい中、最大限に手伝ってくれています。どうなるかは、まだわかりませんが、とにかく楽しんで良い思い出になればいいなと思っています!とりあえず、この文章見た人は食堂の茶店に来てくださいね!!百円でお菓子と飲み物が飲食できますよ!!(笑)
僕たちのゼミの一番良いところは4年、3年関係なく仲が良く雰囲気がとても良いところです!これは、胸を張って言えるし、僕たちの誇りでもあります!!
「大学のとき、こんなに楽しかったんだよ!」と何年経っても言えるくらいの思い出を、学園祭だけではなく、色々な活動を通して作っていきたいと思っています!
長文になりましたが、日本の言語と文学ゼミの報告でした!!

↑記事作成者(笑)(3年:Y・M)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2008年10月09日(木) | 固定リンク
【宗教の現在ゼミ】「宗教と倫理の違い」
次年度から始まる「宗教と倫理」について少し説明をしてみよう。この学科目は決して宗教と倫理の比較を試みようとするものではなく、宗教が倫理的な場面に出て行く場合の働きに着目しようとするものである。倫理は、一般的には人と人のつながりの中で理想的な姿を追い求めているもののように思われがちであろう。それゆえ言葉としては倫理・道徳と一言で言い表されることが多い。宗教は、それに対して倫理的側面から見れば必ずしも理想的とは思われない事柄さえをも、ある局面においては有意義なものとして捉えたり、理想的なものを有意義とは認めないこともある点に違いがある。例えば、理想的模範的人格が社会の中で何の疑問もなく過ごしている場合に、宗教が人を倫理的なつながりから外に引き出す力を果たす役割を持つこともあるし、逆に社会からハジキ飛ばされ阻害されたよけい者を再生させて社会の中に引き返させることもある。この様な人格に新しい決断を促し新しい社会との関係にもたらす力が宗教の持つ社会形成力である。一旦は現在の存在状況から根こそぎ引き抜き、新しい社会関係の中に植え込む宗教の活力を理論的歴史的に研究するのが、この学科目の狙いである。
(ゼミ担当教員 伊藤利行)
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です。
2008年10月06日(月) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】日台交流活動前半の報告
皆さんこんにちは!!
文野ゼミ(日本語教育)です。
今回は、2008年度 日台交流活動・前半の様子をご報告します。
本学の教員と学生による日台交流活動は、日本側が台湾の大学を訪問する春の活動と台湾側(2つの大学)が人間環境大学を訪問する夏の活動の2パターンがあります。今年の夏も、台湾から2名の教員と10名の学生が岡崎にきて、本学の学生と4つの混成チームをつくり、岡崎をフィールドとした調査・研究・発表を行いました。
以下、学生代表が作成したブログです。
待ちに待った夏がやってきましたね!(実はもう終わりかけていますが…)
待ちに待ったといえば、台湾交流ですよね?(実はもう始まっていますが…)
そんなこんなで、以下写真を掲載し楽しい雰囲気をお伝えします♪

↑台湾の東海大学、慈斉大学から仲間の到着です☆皆ちょっと緊張してます。

↑歓迎会スタートです。皆で食事をしながら交流です♪
↑グループをくじで決めていざ交流!! みんな楽しそうです。変な人もいますね(苦笑)

↑ミニゲームでの①コマ!!藪谷先生の衝撃画像流出!!
コーラ一気飲み…大丈夫でしょうか??

↑お待たせしました!ゼミのマドンナ文野先生のお写真です☆
…何のジェスチャーをしているのでしょうか?

↑歓迎会最後の一大イベント、生死をかけたデスゲーム、椅子取りゲームです。
…手前のお二人さんボルテージ上がりきってますねw

↑こちらは農業班。イチジクの収穫です!!おいしそうでしょ??

↑こちらは学生班。下宿生にインタビューしてますね。日台の違いを痛感!!
こんな感じで、期間中台湾の方々と一緒に交流を深めていきます!!
最終日には、フィールドワークの総仕上げ、発表会も控えております。
さぁ~皆で、バンガロー!!あ、ガンバロー!!
…お後がよろしいようで。 3年 Y・K D・H
* *次回ブログでは、発表会の様子など活動後半の報告をする予定です。
******乞うご期待*****
*次回は【現代文明論ゼミ】です。
2008年09月22日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論】日本の文化や歴史に対する?(2)
日本の商店やデパートは過剰包装だ、という指摘を受けることがよくあります。例えばケーキを買うと、保冷剤まで付けて箱に入れ、包装紙をかけて、紐で結び、更にビニール袋に入れてくれます。これに対して、例えばドイツでケ-キを買うと、四方が少しだけ盛り上がった厚紙の上にケーキを載せ、質の悪い薄紙でざっとくるんでくれるだけですから、雨でも当たれば簡単に中身が出てしまいそうです。日本のケ-キ屋さんの包装方法は、日本人の丁寧さと思いやりの現れであり、サービス精神の現れであると考えられますが、たしかにやや過剰包装かなとも思います。
しかしこれが和菓子となりますと、合理的見地から決めつけることがより難しくなります。私はドイツ等に行くとき、親しい人へのお土産に、そう日もちのしない上質な和菓子を敢えて選ぶことがよくあります。贈られた際に、和菓子の上品な味とともに、ある場合にはそれ以上に、彼らが感嘆してやまないのは、何とも繊細で美しいその包装なのです。一つ一つの和菓子に対する包装、それが何個か容れられた箱のあり様、そしてその箱に対する包装、これらが渾然一体をなして、日本の文化を無言で語っているようなのです。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2008年09月18日(木) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】調査実習をしました
昨年につづいて今年も夏休みに信州で調査実習を実施しました。
場所は長野県南東部の「遠山郷」として知られる地域にある下栗というところです。赤石山脈(「南アルプス」)の南西麓に位置する山村で、かつて「日本のチロル」と呼ばれたこともあります。
標高800〜1100メートルほどの高いところにあり涼しいことを期待して行きましたが、好天が続いたせいか、日中はたいへんな暑さでした。
今年は二年生二名と三年生二名が参加しました。最初は何をすればいいのか戸惑っている様子も見られましたが、徐々に各人が自らの関心で畑仕事や山仕事、石仏などを調べていってくれました。惜しむらくは期間が十分でなくこれからというところで終わりましたが、日本の農村でのフィールドワークを参加者は体験できたのではないかと思います。



(ゼミ担当教員 藤本武)
*次回は【比較日本文化論ゼミ】です。
2008年09月16日(火) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】卒業に向けて本格化?
ゼミの中では、オリンピック開催にあわせて中国へ行こうという話が持ち上がっていましたが、やはり大地震の発生などのために、いつの間にか消えてしまいました。その代わりというわけではありませんが、テレビで北京オリンピック、見てました。4年生は就職が内定したので、あとは卒論。テーマは万里の長城に関することなどですが、まだ変更しようと迷っている人もいて、心配です。9月になったので途中経過を報告する発表会までには何とかしてくれるでしょう。
(ゼミ担当教員 渡昌弘)
*次回は【環境保全論ゼミ】です。
2008年09月02日(火) | 固定リンク
【言語コミュニケーション論】ゼミ生(4年生)の夏休み
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、4年生のゼミ生が夏休みをどう過ごしているかをご紹介します。
8月6、7、8日陸上部の合宿で山梨県に行ってきました。富士山をながめながら湖を一周したり、涼しい中気持ちよく走れました。最近は暑いですが山梨県は全然涼しくて朝方は寒いくらいでした。石の博物館や動物の公園に行ったりと観光もしました。富士急ハイランドにいけなかったのが心残りですがすごく楽しかったです。そして、17日(日)には富士クロスカントリーがあります。去年も出てヘトヘトだったので今年は頑張りたいと思います。(4年生K.Y)

就活と卒論が中心の日々ですが、時々遊んで息抜きもしています。先日は静岡の掛川花鳥園に行ってきました。いろんな鳥と直接ふれあえる施設です。エサをもらおうとする彼らの元気さを見習って夏を乗り切ります。(4年生R.K)
最近は、日中はほとんどアルバイトをして過ごしています。それ以外の時間は休息を取ったり、課題をやったりしています。 夏休み後半は少し時間も取れると思うので何か資格の勉強をしようかと考えております。(4年生T.M)
8月9日、10日に全国英語教育学会(東京の昭和女子大学で開催)に行ってきました。今後、英語学習(教育)がますます重要になることを感じました。また、9月11日、12日には、蒲郡で英語セミナーを行う予定です。(ゼミ担当教員 岡良和)
*次回は【日本語教育ゼミ】です。
2008年08月25日(月) | 固定リンク
【社会・文化環境論ゼミ】窪地体験アンビリーバボー!!!
前回のゼミブログで紹介した窪地プロジェクトも石上教授の論文完成という形でひとつの幕を下ろしました。前回解説されているので簡潔に済ませますが、「窪地」とは「ある程度閉鎖性を持った人に安らぎを与えてくれる物理的・意味的空間」である(石上2008)とのことです。
論文完成の集大成!という訳ではないのですがゼミ課外授業として東岡崎駅周辺の窪地探しを目的としたフィールドトレッキングを行ないました。今回はその様子を紹介します。
講義にして2回分、約3時間程度を予定し東岡崎駅周辺をウロウロ。東岡崎といえば(?)乙川、ということで乙川周辺、そしてその周囲にある公園やお寺などに窪地を探しに行きました。
駅の窪地 その1 本当は、写ってない左側にさらに良い窪地があります。(柱は、窪地を構成する重要な要素だと考えられます)

駅の窪地 その2 別に彼女は怒っている訳ではありません(笑)

乙川窪地2枚 これはとても良い窪地です。(乙川は、堤から深いところを水が流れていて、盆地のようにくぼんでいます)


とあるビルからの風景 反射してうっすらと人が映ってしまいました。本当はとても良い景色なのですけれど…。(ここは、乙川パノラマの絶景を見ることができる最高のスポットです)

謎のお寺(このお寺はすばらしい窪地でした)での1枚 少し不気味に見えるかもしれません。その後、写真の彼を見た者はいない…。(嘘ですよ)

とまあこんな感じです。まだ紹介できてないものも多々ありますが、楽しくのんびり散策してきました。もちろん学問的な真面目な話もしています。フィールド終了の後は皆で食事をし、今後のゼミの活動や卒論について話し合いました。
☆☆ゼミ受講者のコメント☆☆
「東岡崎フィールドトレッキングをして普段あまり知らない岡崎を知ることができたのはもちろんだけど…授業をしている流れで自然と窪地をイメージしてたり、街の見方が変わってたことに気付きました。」(Mさん)
「このゼミに参加して、普段なら見落としてしまうような日常に目を向け、新しい発見をするなどができるようになりました。」(Kさん)
*次回は【言語コミュニケーション論ゼミ】です。
2008年08月19日(火) | 固定リンク
【日本政治史ゼミ】明治村に行ってきました。
西田ゼミでは先日、愛知県犬山市にある明治村に行きました。
当日の天気は晴れで、水分補給を欠かさずにしなければならないくらいとても暑い日でした。
そもそもなぜ明治村に行くようになったのかというと……普段ゼミ(授業)では、史料などの文献を読みながら勉強をしています。ただ、文献だけで分かることもあれば、文献だけでは分からないこともたくさんあります。明治村には、たくさんの歴史的な建造物があります。明治時代の人びとはどのように生活をしていたのかを肌で感じようと思い、行くことになりました。
乗物1日券付入村券を買った後、各自自由行動になりました。私は、先生、院生の先輩や友人たちと一緒に行動することにしました。

最初に帝国ホテルへ行きました。日露戦争の講和条約であるポーツマス条約の交渉で、実際に使われた机が展示されていました。

少しでも日本に有利な条件にしようと奔走している日本の外交団の姿を想像してしまいました。
次に、金沢監獄中央看守所・監房に行きました。このような所へは滅多に足を運ぶことがないので、一部のゼミ生は、実際に監獄の中に入ってみました。

中はとても窮屈そうですね。
たっぷりと見学したところで昼食の時間になり、明治村で一番大きいと思われる食堂で食べることにしました。そばやカレーなど、それぞれ自分が好きなものを食べました。
午前中はじっくり見ていたためか、全部は見られないと判断し、午後は見物する建物をしぼって見学することに。主に、授業で取り扱われる人物の家をまわることにしました(途中で遊んだりしながら)。



西洋建築の豪華な家屋があったり、日本建築のゆったりとした家屋があるなど、激動の時代を過ごしてきた明治期を象徴するような建物を見学しました。まだまだたくさん見学したかったのですが、閉村時間が迫ってきたため、ここで見学終了。
明治村の感想をゼミ生に聞いてみると、
「明治村に初めて来たんですけど、当時の産業や生活様式を見学することができて、私が研究している分野の良い刺激になりました」
など、ゼミ生の一人ひとりがそれぞれ良い刺激を得たと思います。
有意義な1日を過ごすことができたので、帰りのバスや電車では眠たそうな人がいました。
次の日には、筋肉痛になっている人がいたんだろうな(笑)。
ゼミHPはこちら。
(4年ゼミ生 H・O)
*次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2008年08月07日(木) | 固定リンク
【演劇の現在ゼミ】身体で表現する喜び
みなさん、こんにちは。森順子です。森ゼミの名称は「演劇の現在」です。21年度からは「身体表現論」という新しい名称になります。どういうことをするのかをこれから具体的にお話しましょう。演劇と舞踊(社交ダンス)を通して、身体で自己表現する、これが森ゼミの特色です。
演劇はシェイクスピアの劇を、声優として演じます。どの作品も5幕からなっています。私の解説も含めて1回1幕ずつ進み、5週間で5幕を終えます。今度は体育館で実際に演じます。演じる箇所も長さも演じ方も自由です。どの学生さんも毎回、生き生きと頑張っておられます。学生さんの演技は工夫されていて驚くほどの出来栄えです。私は毎回感動しています。
舞踊(社交ダンス)は、体育館でストレッチから始めてダンスウォークの基本を学び、音楽に合わせて踊ります。体育館でこれまで踊ったのは、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ワルツです。これ以外にも社交ダンスには、ジャイブ、パソドブレ、タンゴ、スローフォクストロット、クイックステップという種目があります。
ゼミでは、毎回、一人の学生さんがもっとも関心のあるテーマについて発表します。前もってレジュメなどを作成し、発表後はみんなでそのテーマについて話し合います。
プロゼミでは、今年は実際に演劇を行おうということになり、佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』に取りくんでいます。11人全員で10月26日(日)の大学祭において413教室で演じることに決まりました。20分ほどの短い劇です。よかったら是非観に来てください。
このゼミにはいつも自由でのびやかな雰囲気があふれています。声を出す喜び、身体で表現する喜び、そして音楽に合わせて踊る喜びをみなさんも是非味わってみてくださいね。きっと生きている今が楽しいと思えるようになりますよ。
*次回は【精神病理学ゼミ】です。
2008年07月31日(木) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】今年のゼミ旅行は・・・
こんにちは!
日本教育史ゼミ、3年の岩田です。
ゼミでは、毎回『大教育者のことば』の輪読と3年生は研究テーマ探し、4年生は卒論の報告を行っています。現在までの主な卒論のテーマとしては、「香りの研究」・「松浦武四郎の研究」・「横井小楠の教育思想」・「街道の研究―近世期の銘菓を中心として」などがあります。今年度4年生の主なテーマは「図書館の歴史 ~その設立目的を中心として~」・「江戸の嫁入り前教育の研究」です。
また、ゼミでは「人が人として育つとはどうゆうことか」という事もよく話題に上がります。そんな時、川口先生を通して、150年前に生きた吉田松陰から学ぶべきことは決して少なくありません。(ちなみに川口先生のご専門は幕末期の思想家・教育者である「吉田松陰」です)不思議だと思いませんか?狼に育てられた人間は、人間ではなく狼になるのです。教育の重みを感じる言葉です。
所で、私たちのゼミでは、毎年夏休みの8月に、ゼミ旅行を行っています。今年、私たち日本教育史ゼミでは8月6、7日に横浜・東京へ旅行という大胆不敵な勢い任せな計画を…もとい日本の首都たる東京へ行き、大いにその歴史と風土及び文化を存分に学ぶべく、ゼミ旅行を行うことに決めました。今回は私たちの川口雅昭先生、院生一名、学部生四年二名、三年六名の計10名の勇敢かつ聡明な同志とともに楽しく愉快に邁進していこうと思っています。
主な行き先予定地は、横浜開港資料館、横浜中華街を経由、山下公園、赤坂、靖国神社、国会図書館、防衛省(予定により変更あり)その他諸々・・・の一泊二日です。みんなゼミ旅行が待ち遠しくて楽しみ楽しみで体がファイヤーするぐらいに、暴れ回ってます!

文章:T.I(3年)
*次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2008年07月17日(木) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】「文学」とは何?
文字で書かれた小説や詩だけが文学?
パソコンやインターネットが身近になった今、21世紀の文学はどう変わろうとしているのでしょうか?
CGやアニメ、作者と読者との双方向性、・・・
今年は『源氏物語』の千年紀でもあり、あちこちで話題になっています。フランスでも『Le Dit de Genji』という豪華版が出版されました。フランスではこの長編物語がどのように読まれているのか、調べてみるのもおもしろいですね。

1.今年のゼミのテーマは?
今年のゼミでとりあげた作品は、『星の王子さま』です。最近、さまざまな翻訳が出版されていますが、一度、ていねいに読んでみることにしました。もちろん日本語で、ですが、小説とはいえ、音の要素を抜きにしては考えられません。そこで、昔、フランスでラジオドラマが作られたときの録音(ジェラール・フィリップと、あの「禁じられた遊び」に出ていた男の子ジョルジュ・プージュリーが出演しています)と、1990年代にフランスでCD-Romになったもの、およびその日本語版(こちらは声優として有名な野沢那智が「ぼく」を演じています)を聞きながら、「聴き」すすめています。

2.文学のおもしろさって何だろう?
文学は、「文字」を読むことだと思っていませんか?でも、古くから「文学」といわれてきたものは、「音」がとっても重要な意味を持っていたような気がします。「音」と「言葉」が結びついたところにあるのが文学。文学という世界を文字の中に閉じ込めるのではなく、これからの「文学」の新たな世界について考えてみましょう。
(ゼミ担当教員:日比野雅彦)
*次回は【日本教育史ゼミ】です。
2008年07月14日(月) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】今回のゼミブログリレーは?
こんにちは。今回ブログリレー担当の「日本の言語と文学ゼミ」です。我々のゼミは・・・
・ゼミ風景はこんな感じ
・ゼミの交流をふかめよう!ゼミコンパ!
・バレーやってきました。
の、3本立てでお送りいたします。
まずは、僕らのゼミ風景から・・・
昨年は、演習室を使いゼミをやっていましたが、今年は教室が変わり、ゼミの人数も増え少し小さな部屋になりましたが、並んでいる椅子と机の配置を「コ」の字にして昨年と同じスタイルで行っています。
昨年と違う点は、1限目から3限目に変わったことぐらいです。

※みんなまじめに勉強中。
続いて、ゼミコンパでの話。
ゼミコンパは、5/22に、学校の近くにある居酒屋さんで行ないました。店内雰囲気もいいし、料理もおいしいし、店員のお姉さんも綺麗!と、三拍子そろったいいお店です。皆、飲んで食べて、楽しめたのでよかったと思います。

※若干1名の目線はどこを向いているのだろう・・・?
最後に、つい先週参加してきたゼミ対抗バレーについて。
6/15に開催されたゼミ対抗バレー大会がおこなわれました。心理系のゼミや環境系のゼミが多く出ているなか、無謀にも!文系のゼミが、殴りこんできました!
予選リーグを2位で通過し、トーナメントに進出!トーナメント2回戦で敗退。最後に5位決定戦に出場し負けて、結果はベスト6!!
他のゼミの生徒も加えての連合軍で挑んだバレーですが、予想に反してよい結果が残せました。

※この中に、「日本の言語と文学ゼミ」の生徒は何人いるでしょうか?
記事作成者 (4年T・S)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2008年06月26日(木) | 固定リンク
【宗教の現在ゼミ】<宗教の現在>から<宗教と倫理>へ
来年度から、この学科目は<宗教の現在>から<宗教と倫理>と名前を変えます。これは新しく創設される健康社会創成コースに関連したものです。自然の崩壊、食と身体的健康の崩壊、社会の規範や家庭の崩壊まで、あらゆるところで私たちは崩れ行く社会状況を目の当たりにする毎日です。
宗教的な倫理性は、外から強制されるものではなく、本来それを自ら守って行こうとする内的な自発的なものですが、そのような自発性を失ってしまうと、面倒で古くさい習わしのように思われてしまいます。
本学科目は、宗教が若々しく青年期の清々しい気魄に溢れていた出発点からの再考察、いわば宗教的初心を顧みることから始め、時代の諸変化への対応を点検し、現代の混迷の中で魂の渓流への散策に誘い込み、魂の癒しと再生にいたる課題を発見し、現代における倫理性の問題を浮き彫りにします。
したがって、新学科目は従来の<宗教の現在>を具体的にし、現代における積極的宗教の役割について学ぶものとなります。
この新学科目の内容に関しては、今後、担当者のホームページ(http://www1.uhe.ac.jp)で解説を展開して行きます。
(宗教の現在ゼミ担当:伊藤利行)
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です。
2008年06月23日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】比較日本文化論―「日本文化に対する?」
ドイツ留学中、日本学(日本の思想や文化や歴史等について研究する学問)の研究室に顔を出したときのことです。或る学生(ドイツ人)が、教授に、「日本人は緑を緑と言ったり青と言ったりするが、何故か」と質問しました。尋ねられたドイツ人教授は、「日本人は色彩感覚に乏しいからだ」と答えました。
同じく留学時代、哲学の演習で、担当のドイツ人教授が、偶々出席していた50代の日本人教授に、「非白人国家の中で、なにゆえ日本のみが、他に抜きん出て近代的工業国家になりえたのか」という質問をしたことがありました。日本人教授の答えは次のようなものでした。「理性で達成できることは、どの国の人間でもできる。そのことに加えて、日本人の中には、一日の会社勤めが終わった後、例えば俳句を作ったりする人もいる。」
どちらの質問もよくなされる質問ですが、その答は納得できるものではありません。日本の文化や歴史に対して無知であったり理解が行き届かなかったりするのは、外国人だけではなく、日本人においてもよく見られることです。

吉田喜久子(比較日本文化論ゼミ担当教員)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2008年06月05日(木) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】食事会をしました
私の担当する文化人類学の学科目では、ゼミ生の親睦をはかるため、年数回食事会を実施しています。今年度も第一回目を先日二つのゼミ(プロゼミ・演習)合同で行いました。卒業生も二人顔を出してくれて、就職活動中の四年生に丁寧にアドバイスしてくれました。一発芸を披露してくれる学生もいたりして楽しいひとときでした。普段のゼミのつながりだけではなかなかわからないゼミ生の様子がうかがわれるとともに、ゼミ生どうしもざっくばらんに話して互いを理解しあういい機会だったのではないかと思います。今後も続けていきたいと思います。

藤本武(文化人類学ゼミ担当教員)
*次回は【環境経済学原論ゼミ】です。
2008年06月02日(月) | 固定リンク
【中国社会文化論ゼミ】中国社会文化論とは…
こんにちは、
いよいよゼミリレーブログ1巡目ラストの

中国社会文化論ゼミです。
担当は自称ゼミ長のAです
わが中国社会文化ゼミは渡先生の下
毎週担当者が中国に関わる文献を読み発表をします。
少数尖鋭?????のため
発表の頻度が多く勉強好きにはたまらないゼミです。www
ゼミの雰囲気は男4人(先生も含む)で仲良く和気藹々と発表→ツッコミ
を繰り返してます。


昨年は私のわがままから「万里の長城」についての文献を読みました。
今年は今話題?の「チベット」をテーマにして始動し始めました。
まだ授業も始まったばっかりでこれからですが、あつく討論していくとおもわれます。
以上で中国社会文化論ゼミの紹介を終わります。
(4年Y.A)
毎週月曜日に更新していましたゼミリレーブログも1巡目を終えることができました。次回2巡目より、毎週月曜日、木曜日の週2回の更新とし、学内のゼミ活動の様子をこまめにお知らせしていきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。
*次回は【環境保全論論ゼミ】です。
2008年05月19日(月) | 固定リンク
【日本語教育ゼミ】個性派揃いの少数精鋭!!
こんにちは。文野ゼミです。今回は学問の話ではなく、ゼミ代表が若者のことばで皆様にゼミの楽しい雰囲気をお伝えしようと思います。
クリリンのことかぁぁぁぁ!!…あ、取り乱しました。最近みかんにハマっている文野ゼミです。
こんにちは!お待たせしました!今回は日本語教育ゼミ、通称文野ゼミの紹介です。
日本語教育ゼミでは、主に外国人の方への日本語教授法の学習や、日本語教材の作成をなど行っています。また、一番のメインは海外の大学との交流です。台湾東海大学や、慈済大学と交流を行ってます!
「え?海外交流?私外国語話せないし自信ないよ…」
と思われましたか?
大丈夫!!
外国語(媒介語)が話せなくても、日本語オンリーで交流できますよ!スミマセン…何を隠そう今文章を書いている私も全く話せませんでした(苦笑)でも、オニ楽しく交流できました!どうですか?一緒に交流しませんか?マジ半端ねぇから、VIVA交流♪
ということで、交流の風景を掲載します☆

これは、台湾東海大学の交流風景だぜ!!台湾側は女性だけ、人環大側は、男性だけだぜ!参ったか!
(訳:これは台湾東海大学との交流風景です。この時は教材作成ミーティングを行いました。)

これめっちゃ山ん中だぉ!ギガント寒すだったんだぉ!
(訳:これは、慈済大学交流中に訪れたタロコ渓谷の風景です。原住民アミ族で有名な場所です。)

あ、もうボケれません…。
(訳:これは台湾東海大学内にあるルース教会です。観光スポットになるほど有名です。)

くさっ!!
(訳:左の飲み物がタピオカミルクティー、右側が珍味、臭豆腐です。どちらも台湾では有名です。)
以上のような感じで交流を行いました。他にも、真面目にフィールドワークや発表などを行ったのですが、僕たちのイメージが崩れるのでまたの機会にいたします。
こんな破天荒な個性派がそろっている文野ゼミですので、真面目なおとなしい方を募集したいと文野は常々口にしております。我こそはと思う方は、ご一緒にどうですか??
(3年 D.H)
*次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
2008年04月21日(月) | 固定リンク
【言語コミュニケーション論ゼミ】ゼミ開講間近です。
いよいよ平成20年度が始まりました。4月3日の入学式、その後4日間のオリエンテーションを経て、10日から授業開始です。今年度のゼミは初回が16日です。今回のブログは長期休暇をはさんでいるため、最新のゼミの様子をお伝えできませんが、どうかご容赦を。
本年度のゼミはテキストなどを定めないで、担当教員が今まで考えたり、書いてきたりしたこと―つまりこれまでの研究―を学生に提供し、これを素材に討論するというものです。なかなかスリリングではありますが、さて、どうなることでしょうか。
でも、学生が卒業論文を書くのに役立つことも多いでしょうし、自分自身いろいろ刺激を受けられるのではないかと期待しています。学生の卒業論文のテーマは、レトリックや言語習得が中心となると思います。
さて、春といえば花見。ここ岡崎市の桜はすっかり散ってしまいましたが、4月はじめの1週間くらいは見ごろでした。岡崎城で花見を楽しんだ人も多かったことでしょう。花見の花といえば桜ですね。花にはたくさんの種類がありますが、花といえば桜のようです。
このように桜という種類をいうのに類である花を使うような表現は他にもありますね。いろいろ考えてみるのもいいでしょう。これ、レトリックのひとつです。

言語習得については、英語の学習で文法に苦しんだ人も多くいると思いますが、文法をできるだけ使わないで、たとえば絵やジェスチャーで、英文の意味を表現できないでしょうか。たとえばGDMという方法は、そのようなアプローチを取っています。下の写真では右から左へと未来、現在(進行)、過去を表す連続性を持った絵になっています。

(この写真には本ゼミ生以外の学生も写っています)
では、次回はゼミ生のナマの声を聞いていただきたいと思います。
(言語コミュニケーション論担当 岡良和)
*次回は【日本語教育ゼミ】です。
2008年04月14日(月) | 固定リンク
【日本政治史ゼミ】今年度最後のゼミ風景
こんにちは。
日本史・日本政治史ゼミ所属のオカモトと申します。
まずは、簡単なゼミ紹介をします。
日本史・日本政治史ゼミでは、主に明治以降の日本の歴史について学習しています。
授業(演習)では、ゼミ生が気になる歴史的な出来事や人物について発表し、その他のゼミ生と議論します。ゼミ生は、必ず1回は発言をすることが原則です。なので、授業は真剣そのものです。あまり授業が加熱しないように、先生やゼミ生の誰かがときどきお菓子を持ってきます(笑)。授業中は食べていないので、かん違いしないようにして下さい。

こんな感じで、授業が進行します。
次に、少し前になりますが、今年度最後のゼミ風景を紹介したいと思います。
この日のゼミは、久しぶりにゼミ生が全員集まりました(笑)。
授業では、3年生による卒業論文につながるテーマでの発表でした。
「シベリア出兵」、「金融恐慌」、「独ソ戦」や「ワルシャワ蜂起」の発表が行われました。自分もシベリア出兵について発表したのですが、他のゼミ生にも分かりやすく簡潔に発表しなければならないので、とても緊張しました。


最後に、西田先生の研究室を紹介しておきます。
ここは、ゼミ生にとっての基盤になるところでもあります。授業などで分からないところがあれば、先生が親切に教えてくれます。卒業論文の指導は、ここで行われています。あと、下の写真を見れば分かりますが、本棚に本がたくさんそろっています。まぁ足りない本は、図書館等で補うんですけどね…(笑)
それと、本棚のフィギュアが見えると思いますが、気にしないで下さい。勝手に増殖しているので…。犯人は誰なのか分かりません。なので、西田ゼミの七不思議といっても、過言ではないのかもしれません。


これは、歴代の卒業論文・修士論文集です。卒業年次生たちが、多大な時間を使い、必死に悩み、考えて作成した論文をまとめたものです。この論文の1つ1つに、先輩たちの思いがつめられています。これから自分も書くとなると、先が思いやられますが、大学4年間の集大成として書き上げたいです。
ゼミHPはこちら。
(3年 H・O)
*次回は【茶道文化論ゼミ】です。
2008年03月10日(月) | 固定リンク
【演劇の現在ゼミ】わたしたちのゼミ紹介
このゼミでは演劇を通して、これまで気づかなかった自分を、発見していきます。

また、演劇と言う分野の他に「人間」と言うテーマを視野に入れ、舞台のほかに、小説、マンガ、映画など様々な題材にも目を向けています。
自分の興味があるテーマを徹底的に追求できるところもこのゼミの魅力です。
その中でも、物語における哲学的側面を考えたり、登場人物の心理を研究したり、歴史的な観点から調べてみたりと様々な研究方法を取ったりします。
このゼミは、自分の興味を持っていることや相手に伝えたいことを発表でき、ゼミ内でのコミュニケーションを大切にする授業です。
(4年 Y.Sとゼミ生一同)
*次回は【日本政治史ゼミ】です。
2008年03月03日(月) | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】フィールドワークに行ってきました
こんにちは。「日本の言語と文学」ゼミです。
私たちは、去年の12月8日にフィールドワークを企画し、「明治村」「桃太郎神社」を中心に犬山を散策してきました。
明治村では、夏目漱石を卒論のテーマにしているゼミ生がいるので、夏目漱石宅にお邪魔し、漱石が生きていた場所をじっくり見て体感してきました。桃太郎神社も、卒論のテーマに桃太郎を研究するゼミ生がいるので、神社を見学し、桃太郎神社の歴史についての話も聞いてきました。
以下は、それぞれお気に入りの一枚とフィールドワークのコメントです。

S.K:明治村の夏目漱石邸で撮ってきました。写真は漱石が客室に使っていた部屋です。この家は借家で、漱石が住む10年前にはかの森鴎外が住んでいたそう(^0_0^)

なっちゃん:明治村の「漱石の家にみんなで居候したい!!」☆そう思えるほどの間柄になれたことが一番の思い出です☆

はる:自分の目で見て、手で触って、足で歩いて…勉強になりました。
犬山には、これ以外にも見所がたくさんあるようなので、また改めて行きたいです。

下川:誰かの策略により撮ることに…。桃太郎との2ショット!!

國枝:もう歩けません。許してください。

菩薩:明治村、犬山、自分の世界が広まった。
…それぞれフィールドワークでの思いは違ったようですが(笑)今回のフィールドワークはとても勉強になりましたし、ゼミ生たちも以前より打ち解けてゼミの雰囲気がよくなりました。次回があるかはまだ分かりませんが、もっとゼミで様々なことをやっていけたら良いと思います。
なお、フィールドワークについて詳しく知りたい方は、ゼミのサイトをご覧ください。もっとたくさんの写真、文などでフィールドワークの報告をしています。
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2008年01月28日(月) | 固定リンク
【文学の現在ゼミ】文学とは何?
文字で書かれた小説や詩だけが文学?
パソコンやインターネットが身近になった今、21世紀の文学はどう変わろうとしているのでしょうか?
CGやアニメ、作者と読者との双方向性、・・・
とりあえず、昔のおもしろい物語にチャレンジしてみました。
1.『三銃士』を読んでみよう。
17世紀フランスを舞台にダルタニャンと三人の銃士が活躍する物語
当時の資料を使って読み直してみると・・・

これは1615年のパリの地図、中央を流れているのはセーヌ川、川の真ん中にある島がシテ島と呼ばれるところ、そこにノートルダム大聖堂があります。街を囲っている城壁の一番上にある建物が、あの バスティーユ監獄です。地図の一番下にある大きな建物がルーヴル宮殿。ダルタニャンたちが活躍し たのはセーヌ川の右手のあたりでした。今のパリでシャンゼリゼ大通りは、この地図の下はるか、当時のパリは歩いて縦断できるほど小さかったのです。
下の写真は17世紀に一番にぎわった「王宮広場」の現在の姿です。今は「ヴォージュ広場」といわれているところです。

2.『三銃士』は新聞連載小説だった!
三銃士が最初に出版されたのは1840年ころのパリ、新聞が広く読まれるようになり始めたころのことでした。新聞の購読者を増やすために新聞社がとった方法は? なんと、読者の興味をひきそうな連載小説を新聞に毎日掲載することだったのです。そこで、デュマは17世紀フランスを舞台に田舎から出てきた若者ダルタニャンと三人の銃士たちが活躍する物語を作ったのです。結果は大評判。以後、 『三銃士』はフランスのベストセラーの一つとなりました。このイラストは当時の銃士たちの姿を描いたものです。

3.『三銃士』のおもしろさは?
性格の違う若者4人が団結して困難に立ち向かう姿がリズミカルな文章で繰り広げられていきます。でも、そのリズミカルなテンポはどこにその秘密があるのか、探ってみましょう。オリジナルはフランス語ですが、その一部を音にして読んでみると、あちこちに会話がちりばめられ、短い文章や長い文章が適度なテンポを生み出しています。日本語の翻訳を読んでみてもその雰囲気は感じられます。
4.文学のおもしろさって何だろう?
文学は、「文字」を読むことだと思っていませんか?でも、古くから「文学」といわれてきたものは、「音」がとっても重要な意味を持っていたような気がします。「音」と「言葉」が結びついたところにあるのが文学。文学という世界を文字の中に閉じ込めるのではなく、これからの「文学」の新たな世界について考えてみましょう。
*次回は【日本の言語と文学ゼミ】です。
2008年01月21日(月) | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】比較日本文化論の魅力
● 私が「比較日本文化論」を主専攻として選んだ理由は2つあります。
1つは「世界」に対する漠然とした私の興味に、「比較日本文化論」が対象とする領域の広さが応えてくれると感じたからです。
もう1つは、吉田先生の人柄に魅かれたからです。
専攻を選んで、1年半の月日が流れましたが、このゼミを選択したのは、間違いじゃなかったと、しみじみと感じています。
幅広い興味をお持ちの方は、このゼミを覗いてみてください。
(Y.K.)

● このゼミは、日本文化について幅広く学びます。今までとは違う見方で日本を見るようになりました。現代の日本の問題を取り上げることもあるし、日本人の思想や歴史にも触れることがあります。私の卒業論文では神道を取り上げることにしました。神道は日本文化に欠かせないものだと思ったからです。
(T.K.)

● 僕は大学入学後、漠然とこういうようなことがしたい、という思いはあったのですが、それが何であるのかはっきりとはわからないままで大学生活を送っていました。
しかし、ある日、比較日本文化論の講義を受けさせていただいたことにより変わりました。まさに「これだ!」という感じでした。
日本人なら誰でも興味の沸くであろう科目です。文章を味わうのが好きな方、是非どうぞ。
(K.O.)

● 演習では小林秀雄の『本居宣長』を読み、宣長が『古事記』や『源氏物語』等を研究し、掴んだ内容を知る、という事を主に行っています。昔の日本人が捉えた古き神話や、日本人の宗教性等を大変深く学ぶ事が出来て、とても充実した内容を過ごしています。
私が現在研究している卒論のテーマは、「幕末から明治にかけて来日した西洋人の見聞記から、江戸という時代を知る」という事です。日本人自身が記した書物より、外から来て日本を見た多くの西洋人の江戸見聞記のほうが、却って非常に分かりやすく、捉えやすいように思われます。
まだ研究途中ですが、ラフカディオ・八ーンが「日本人の生活の類まれなる魅力は、世界のほかの国では見られないものであり、また日本の西洋化された知識階級の中に見つけられるものでもない。(中略)その国の美徳を代表している庶民の中にこそ、その魅力が存在するのである」(『新編 日本の面影』角川ソフィア文庫)と言う通り、庶民の生活の中に、様々な魅力があることがわかってきました。
このように、研究していく度に、新たに自分の知らなかった事を知ることが出来るのが、大変面白く、楽しくて仕方ないと思える程です。
江戸時代ひとつをとっても大変深く広い内容をもっているのですが、日本文化はさらに深く、広い内容を持っています。このような事を、私はこの大学に入るまでは、全く知りませんでした。
皆さんにも、ぜひ比較日本文化論のゼミに入って、日本の様々な文化を知り、楽しく、充実した大学生活を送って頂ければ、と思います。
(R.T.)


2007年12月10日(月) | 固定リンク
【宗教の現在ゼミ】 見えないものに目を向けてます
我がゼミ『宗教の現在』では毎年この分野に深く関わりのある有名な人物の著作を取り上げ、それを読み進めながら内容をより深く理解していくというスタンスを取っています。まずは学生が一度朗読をし、教授がその内容に対しての補足説明や簡単な確認の為の質問、またこちらの質問に丁寧に答えながら進めていきます。初めて読む内容の本ですから、もちろん最初の内は疑問点の方が多いことでしょうけれども、こうして少しずつ読み進めていく内に徐々に内容を理解していくことが出来るようになります。
今までに取り扱ってきた具体例をあげると、シュライエルマッハーやマルティン・ブーバー等があります。筆者が受講した内容としては主に聖書学関係のものです。旧約から新約まで幅広く取り扱います。
「宗教」と聞くとあまりよい想像をしない人が多いとは思いますが、宗教の本質は決してそういった現在のいかがわしいイメージのものではないということを本ゼミでの講義を通して少しでも知っていただければと思っています。

(4年ゼミ生 T・N)
*次回は【比較日本文化論ゼミ】です。
2007年12月03日(月) | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】松陰と志士の声を聞く旅。
正(まさ)しく、萩ゼミ研修は、日本の黎明を叫んだ松蔭と長州の志士たちに巡り会えた感動の旅でした。
「松下村塾」に佇(たたず)み、聞こえたのです、日本の未来を熱心に説いかけ、講義している吉田松陰の声が。そして見えたのです、真剣に聞き入る高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・山県有朋らの眼差(まなざ)しを。
「野山獄」に触れ、感じたのです、松陰が、囚人達や獄吏に孟子などの講義をし、懸命に訴える叫びを。
歴史を興(おこ)した足跡を辿り、その場に臨み目を閉じて静かに顧みれば、歴史を動かした人々の姿が浮かびます。
「百聞は一見にしかず」。歴史研究は真実を知ることです。
これからも、歴史への旅を誘(いざな)い、古(いにしえ)の舞台へ夢を馳せたい。


(ゼミ4年生 M.N)
*次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2007年10月29日(月) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】長野県飯田市・下栗の特産物、二度芋を追う。
文化人類学を学んでいる四年生の加藤拓です。
ふだんのゼミでは文化人類学の本を読んで議論したりすることが多いですが、文化人類学の最大の魅力はフィールドワークにあるといわれます。
そこで7月の28、29、30日に長野県飯田市上村にある下栗へ調査実習に行ってきました。


私は下栗で作られている農作物の1つである二度芋について調べてみました。下栗は長野県飯田市上村にある集落で、標高700mから1000mの急斜面に家や耕地が点在しています。
ここで作られる農作物は、下栗独特の風土の影響でほかで作られるものより味が良いと言われています。

●二度芋(下栗芋)
二度芋とは全国で栽培されているジャガイモと同じものですが、下栗で栽培されたものは一般に出回っているものより甘いといいます。古くから上村一帯で栽培されてきましたが、下栗のものが一番味が良かったようです。
二度芋には皮が赤いものと黄色いものの2種類があり、味も若干異なっています。皮が赤いものは収穫してから時間を置いたほうが甘味が増し美味しくなるため、保存用として1年から2年寝かしてから食べられます。
現在は特産物として各地に出荷したり、焼酎や駄菓子などの加工食品に加工されたりしています。
二度芋は下栗全体で約12トンの生産量があり、その中の約8トンが出荷されています。
●二度芋の由来
2つの畑で春と秋に時期をずらして栽培するためこの名 がついた。1つは食用で4月にタネ芋を蒔き、7月に収穫する。それとは別にタネ芋用として6月にタネ芋を蒔き10月に収穫する。昔はそばの裏作として作られたこともあったようです。

●調理方法
芋のサイズによって調理方法が異なります。2cmから3cmのものは見栄えが良いため、出荷され料亭や飲食店などで使われて事が多い。4cmから5cmのものは栽培者が芋田楽などの家庭料理に使うことが多い。それ以上のものは駄菓子などの加工食品や、その甘い性質を利用して芋焼酎などに使われます。
様々な調理方法のなかでも芋を茹でて3個ほどを串刺しにし、地元産のエゴマ味噌をつけて囲炉裏で焼いて食べる芋田楽は代表的な食べ方です。

今回の調査は2泊3日という限られた時間しかなかったので、二度芋のみに焦点を合わせて調査しました。今回のフィールドワークは現地の方々の話を聞いて回るのが主な作業だったのですが、1日目は何を聞いたらいいのかわからず戸惑うばかりでした。
2日目からは前日の反省を踏まえてあらかじめ聞く内容を決めてから臨んだので、短時間で内容の濃いフィールドワークが行えたと思います。フィールドワークでは現地の方々の協力が不可欠ですが、とても親切な方々だったので調査しやすかったです。
今回調査した二度芋は甘くてとても美味しかったです。普段食べているジャガイモと同じもののはずですが、味がまったく違いました。作り方にも特別な工程は無いのですが、なぜこうも味が違うのかとても興味を惹かれました。地元の方々の話では土や気候のおかげではないかとのことでしたが、土や気候が違うと同じ野菜でもこうも違うものなのかと、改めて環境が周囲に与える影響の大きさに驚きました。文献資料では調べることのできない、現地住民の生の声を聞くことで文献とは違う角度で調査し、考察できることが文化人類学の魅力だと思います。
(ゼミ4年生 T.K)
2007年10月22日(月) | 固定リンク
【文化人類学ゼミ】長野県飯田市・下栗の特産物、二度芋を追う。
文化人類学を学んでいる四年生の加藤拓です。
ふだんのゼミでは文化人類学の本を読んで議論したりすることが多いですが、文化人類学の最大の魅力はフィールドワークにあるといわれます。
そこで7月の28、29、30日に長野県飯田市上村にある下栗へ調査実習に行ってきました。


私は下栗で作られている農作物の1つである二度芋について調べてみました。下栗は長野県飯田市上村にある集落で、標高700mから1000mの急斜面に家や耕地が点在しています。
ここで作られる農作物は、下栗独特の風土の影響でほかで作られるものより味が良いと言われています。

●二度芋(下栗芋)
二度芋とは全国で栽培されているジャガイモと同じものですが、下栗で栽培されたものは一般に出回っているものより甘いといいます。古くから上村一帯で栽培されてきましたが、下栗のものが一番味が良かったようです。
二度芋には皮が赤いものと黄色いものの2種類があり、味も若干異なっています。皮が赤いものは収穫してから時間を置いたほうが甘味が増し美味しくなるため、保存用として1年から2年寝かしてから食べられます。
現在は特産物として各地に出荷したり、焼酎や駄菓子などの加工食品に加工されたりしています。
二度芋は下栗全体で約12トンの生産量があり、その中の約8トンが出荷されています。
●二度芋の由来
2つの畑で春と秋に時期をずらして栽培するためこの名 がついた。1つは食用で4月にタネ芋を蒔き、7月に収穫する。それとは別にタネ芋用として6月にタネ芋を蒔き10月に収穫する。昔はそばの裏作として作られたこともあったようです。

●調理方法
芋のサイズによって調理方法が異なります。2cmから3cmのものは見栄えが良いため、出荷され料亭や飲食店などで使われて事が多い。4cmから5cmのものは栽培者が芋田楽などの家庭料理に使うことが多い。それ以上のものは駄菓子などの加工食品や、その甘い性質を利用して芋焼酎などに使われます。
様々な調理方法のなかでも芋を茹でて3個ほどを串刺しにし、地元産のエゴマ味噌をつけて囲炉裏で焼いて食べる芋田楽は代表的な食べ方です。

今回の調査は2泊3日という限られた時間しかなかったので、二度芋のみに焦点を合わせて調査しました。今回のフィールドワークは現地の方々の話を聞いて回るのが主な作業だったのですが、1日目は何を聞いたらいいのかわからず戸惑うばかりでした。
2日目からは前日の反省を踏まえてあらかじめ聞く内容を決めてから臨んだので、短時間で内容の濃いフィールドワークが行えたと思います。フィールドワークでは現地の方々の協力が不可欠ですが、とても親切な方々だったので調査しやすかったです。
今回調査した二度芋は甘くてとても美味しかったです。普段食べているジャガイモと同じもののはずですが、味がまったく違いました。作り方にも特別な工程は無いのですが、なぜこうも味が違うのかとても興味を惹かれました。地元の方々の話では土や気候のおかげではないかとのことでしたが、土や気候が違うと同じ野菜でもこうも違うものなのかと、改めて環境が周囲に与える影響の大きさに驚きました。文献資料では調べることのできない、現地住民の生の声を聞くことで文献とは違う角度で調査し、考察できることが文化人類学の魅力だと思います。
(ゼミ4年生 T.K)
2007年10月22日(月) | 固定リンク


