【地域・都市計画論ゼミ】岡崎コミュニティ・デザイン・リーグ2007 最高の評価をいただきました!
昨日、12月16日(日)、市民や学生のグループが岡崎市のまちづくりに関する提案をぶつけ合う、岡崎コミュニティ・デザイン・リーグ(岡崎CDL)が開かれ、9つの提案が発表されたなかで、我々のゼミの二つの提案が色々な意味で最高の評価をいただきました。その速報ということで、ヘトヘト、フラフラの学生たちに代わって、指導教員のわたしが書かせていただきます。
(審査風景1)
地域・都市計画論ゼミでは、この1年間、2つのグループがそれぞれのテーマを掲げて都市デザインに取り組んできました。ひとつは中心市街地を貫いて流れる伊賀川をフィールドに、町の多様な文脈(コンテクスト)を結びつけていくプロジェクト。ひとつは、戦争で焼けずに下町的な雰囲気を濃厚に残している能見町界隈のエリアから、町の人たちが自ら場所をつくり出していく力を読み取り、まちづくりの手がかりを見つけようとするプロジェクト。
(審査風景2)
そして、伊賀川のプロジェクト「Slow Passage」が見事グランプリを獲得しました! 小さな提案が連なり、結び合って、多様な町の文脈を映し出しつつ、ひとつの連続的な場をつくりあげてゆくという仕掛けが審査員の皆さんの評価を集めたのだと思います。(↓)
(伊賀川グループ)
一方、能見町のプロジェクト「まちの処方箋」は、賞には漏れたものの、岡崎で現在進行形のまちづくりを支えておられるプロの方達から大絶賛と言ってよい評価をいただきました。まちづくりで本当に大事な思想を具体的なかたちによくまとめあげたと思います。(↓)
(能見町グループ)
指導教員の私が何より感激したのは、学生たちが、本当にしつこく、粘り強く、町と格闘してくれたことです。
二つのグループに共通していたテーマ、いやむしろ思想というべきかもしれませんが、それは、外科手術的な「都市計画」によって町を大きく改造してしまうのではなく、むしろすでにある町を肯定すること、徹底的に町を織りなす文脈を読み解いて、そこからささやかな手がかりを引き出し、ささやかな何かを付け加えていくというアプローチにこだわること、でした。
都市計画というと、どうしても制度的なコントロールとか、あるいは再開発事業といったイメージが浮かびがちですが、まちづくりの出発点は「過去の堆積としての現在」を肯定することであるに違いないと思います。実は、問題点を指摘し、課題を提示することよりも、すでにあるものを肯定することの方がはるかに難しいのです。その取り組みはきわめて地道で、地味で、そのくせエネルギーと時間がかかり、しかも人にアピールすることが難しい。そういう意味で、とても挑戦的なアプローチを選んだと言えます。その過酷さに、学生たちが本当によく堪えてくれたと思います。
(作業風景)
(建築家・横山先生のご自宅にて、他の参加者のみなさんと二次会。その後は会場を変え、ゼミのメンバーで三次会)
というわけで、昨夜はいただいた賞金を一夜で使い果たしたのでありました。
来年もやるぞ!
末尾になりましたが、岡崎CDLを運営する皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
(以上、青井でした)
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*来週は【現代文明論ゼミ】です。
2007年12月17日(月) | 芸術・技術文化コース


