【環境保全論ゼミ】2008年の調査から

海岸植物の調査.岩場では自然海岸がよく残されていが,足場の悪い急な崖での調査を余儀なくされる.イワタイゲキやハマハタザオが生育.長崎県福江島(May 4, 2008).

ハマナツメの調査区.半年ぶりの調査であったが,海跡湖の60〜100cmの増水により,調査木に近づくことが出来ない.片道4時間もかけてやってきたというのに,今回の調査はあきらめることになった.しかし,これで引き下がるわけにはいかない.捲土重来を誓うのであった.尾鷲市須賀利(May 16, 2008).

絶滅危惧植物のチョウジソウ群落.絶滅危惧植物が茂っているからといって喜んではいられない.この場所はニホンジカによる食害によって,下層植生が壊滅状態になっている.有毒植物であるチョウジソウだけがシカの食害を逃れて繁茂している.その結果,もともとの草本植生は崩壊して単調なチョウジソウ群落に置き換わってしまったと考えられる.

「渓流沿い植物」サツキ.晩春〜初夏の渓岸上を赤橙色に彩る.庭園樹として広く普及している植物だが,この植物の自生を見たことがある人は一体どれくらいいるだろうか.愛知県木曽川(June 1, 2008).


調整池の造成直後と2年後の様子.裸地だった場所にウキヤガラの優占群落が成立し,ドクゼリの生育もみられる.水湿地環境の人為的改変は遷移の実験場を提供してくれる.新潟県福島潟(Nov. 23, 2006 & June 9, 2008).

ムシトリナデシコが一面に咲く河原環境.このような風景は現在ではごく普通かもしれないが,ムシトリナデシコは幕末に観賞用として渡来した外来植物である.本来の自然を認識することが困難な時代に我々は生きていることを痛感する.新潟県早出川(June 7, 2008).

日本海の砂浜で拾ったタコの貝殻.全国を歩いているとこんなものを拾うこともある.瀬戸内出身の私には物珍しい.
(ゼミ担当教員 藤井伸二)
*次回は【環境経済学原論ゼミ】です。
2008年09月02日(火) | 環境保全コース


