バックナンバー:2008年11月
【社会・文化環境論(身体文化論)ゼミ】「なぜ、名古屋港水族館のイルカの前で、何時間もたたずむ人がいるか?」
ある学生が、名古屋港水族館に行ったときの興味深い報告をしました。同水族館には、イルカの水槽があり、その前で、何時間もたたずんでいる人が結構いるということでした。そこで社会・文化環境論プロゼミナールのある学生が、名古屋港水族館に実際に行き、なぜ同水族館のイルカは、何時間も人を魅了することができるのかを、考察し、ゼミで発表しました。
その結果(仮説)を、プロゼミナールの学生が、「人環さざえさん」一家が同水族館を訪れたという設定で、会話風に創作してみました。

『さざえ、“名古屋港水族館”でイルカを見たいの』
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登場人物:人環さざえ、人環かつお、人環わかめ、人環たらお
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わかめ「水族館、楽しみね。」
かつお「なんで水族館なんだよ。遊園地に行きたいよ。」
さざえ「今日は水族館なの。前、タエコさんがイクラちゃんを連れて行った時、1時間もイルカを見てたらしいの。その話を聞いてたら、イルカが見たくなったの。」
わかめ「イルカ?見たい見たい!」
たらお「みたいです。」
水族館に到着
さざえ「水中観覧席、ここね。」
たらお「わー!」
わかめ「イルカがいっぱい!すごい!」
かつお「人もいっぱいだね。」
さざえ「みんな見入ってるみたいね。」
たらお「イルカさんがぐるぐるまわってるです。」
わかめ「本当に楽しそう。私も泳ぎたい。」
かつお「イルカってなかなか見る事できないから、珍しくて見ちゃうのかな。」
わかめ「なんだかイルカを目で追っちゃう。」
さざえ「水槽に何もないから、自然と目がいっちゃうのかしらね。」
わかめ「本当だ。岩も海藻も何もないのね。」
さざえ「でも何もない方がイルカたちが自由な動きができていいわね。」
たらお「イルカさんたちたのしそうです。」
かつお「皆ずっと見てるみたいだけど、動いている物をずっと見てて、目が疲れてこないのかな?」
わかめ「確かに、お兄ちゃんの言う通りだよね。私、テレビとかずっと見てると目が疲れてきちゃうよ。」
さざえ「んー。それは色が関係してるんじゃないのかしら。」
わかめ「色?」
さざえ「私たちのいる場所は暗くて、水槽の中が青いじゃない?」
かつお「そうだね。」
さざえ「青色って目に優しいし、落ち着くイメージがあるからずっと見ていられるんじゃないかしら。」
わかめ「うん、青色は落ち着くイメージあるね。」
かつお「なるほど。水槽が逆に赤色だったら、落ち着いて座って見てる事なんてできないかもね。」
わかめ「水の色が赤色なわけないじゃない。」
かつお「例えだろ。」
たらお「おみずのいろがあかいろだったらこわいです。あおいろがいいです。」
さざえ「やっぱりお水の色は青色がいいわよね。」
たらお「そうです。」
わかめ「ここでこうして座ってイルカを見てると、不思議な気持ちになるね。なんだか夢の世界みたい。」
さざえ「そうね。やっぱり珍しいからそう思うのね。」
わかめ「自分も一緒になって泳いでいる気分になっちゃう。」
たらお「なるです。イルカさんかわいいです。」
かつお「イルカって親しみやすさがあるよね。」
わかめ「うん。丸くて、顔がかわいくてすごく好き。」
さざえ「やっぱりキャラクターって大事よね。」
わかめ「イルカじゃなかったらこんなにずっと見ていられないね。」
1時間後
さざえ「あっもうこんな時間。もう帰るわよ。」
たらお「ママー。ぼくのほんとのなまえはイルカってほんとうですか?」
さざえ「タラちゃん?何言ってるの?」
たらお「かつおおにいちゃんがいってました。」
さざえ「かつお!タラちゃんに変な事言うんじゃないの。」
<<おしまい>>
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なぜ、名古屋港水族館のイルカが、人びとをひきつけるか。
社会・文化環境論プロゼミナールで、みんなで話し合ったこと。
仮説1:水槽が青く、見る人がいるところが薄暗いため、こころが落ち着く。
仮説2:イルカの水槽には、岩などの障害物が無いため、イルカそのものに、視線が釘付けされる。また、障害物がないことは、仮説5とも関連している。
仮説3:イルカの大きさが、人間に近いため、見る人はイルカに同一化しやすい。
仮説4:広い水槽の中を泳ぎまわっているイルカの泳ぎは、ゆったりしているため、こころを落ち着かせてくれる。
仮説5:障害物がない広々とした水槽で、ゆったり泳いでいるイルカに、見る人は同一化して、「自由」や「ゆったり」した気分を味わっている。
仮説6:イルカの目やからだのラインが、どこか優しいので、癒される。
以上のさまざまなことが、複雑に絡み合って、人びとを何時間もイルカの水槽の前に釘付けしているのではないでしょうか。

(ゼミ担当教員 石上文正)
*次回は【言語コミュニケーション論ゼミ】です。
2008年11月27日(木) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【企業会計論ゼミ】 ゼミ卒業生から公認会計士合格者輩出!!
このたびゼミの4期卒業生が超難関といわれている公認会計士試験に合格いたしました。
彼は、ゼミ在籍時より税理士試験科目の勉強を始め、在学中に一部科目合格をしました。その後、早稲田大学会計専門職大学院(アカウンティングスクール)に進学し、このたび晴れて公認会計士試験に合格しました。
大変な苦労があったと思いますが、がんばって乗り越えて念願を果たし、これからは監査法人でいっそうの研修を重ね、立派な公認会計士になってくれることでしょう。
こうした先輩がいることが後輩たちにも励みになり、将来の夢を描いて努力していく支えにもなると思います。この他にも、名古屋大学大学院に進学し、現在は経営コンサルティング会社で働いている先輩や、自らでベンチャー企業を立ち上げ奮闘している先輩、また金融機関で毎日仕事と勉強に追われている先輩など、多くの先輩たちがゼミの後輩の励みになっています。
すでに3年生の就職活動がスタートし、先日も合同企業説明会にゼミ生が参加してきました。就職状況が今年度後半より急速に厳しくなっているなかで、先輩たちを見習い、後輩たちも今後いっそう就職活動や進学準備・資格受験に精進してくれることと思います。
(ゼミ担当教員:磯貝明)
*次回は【社会・文化環境論ゼミ】です。
【日本美術文化論ゼミ】今年度は屏風でいきます!その3
ゼミ生はオリジナル屏風のデザインをほぼ終え、寸法を決めて屏風にするパネルの組立て作業に移りました。


白描ドアラ屏風のSくんは、長く伸びた腕の視覚効果がポイント。
「こんにちは。人によってはお久しぶりです。
寒くなってきましたね。僕は冬眠したいです。
遂に屏風の製作が始まりました。
蝶番の貼り合せが大変です。手に糊がつきますから。
考えていたよりも根気のいる作業が多いですが、自分の手で物を生み出すって素晴らしいです。
時間も残り少なくなってきましたが、後悔しないように最高の作品に仕上げたいです。」


続いて抽象屏風のNくんはデザインを変え、シンメトリーな構図をいかすため、通常の六曲ならぬ五曲屏風に挑戦です。
「屏風は、絵が折り重なり、角度によって、1枚の絵で、様々な見方が出来る特徴があり、1方向からは良くとも、別の方向からは、絵に狂いが出るなど、この特性を生かせる画像を考えるのが一番苦労しました。
試行錯誤した結果、見る人によって様々な見方が出来る絵の方が面白いかと考え、円を無数に配置した絵を使ってみました。」


赤ずきんちゃん屏風のKさんは、メルヘンをいかに和の形式に取り込むかが期待されます。
「私は和風のイメージのある屏風を、あえて洋風のモチーフで作ろうと思いアイディアを出していきました。この屏風ですが普通の屏風より小さいものにしようと思っています。小さめの屏風にしたのは、絵本の世界を覗き込むように見てほしいと思い小さめにしました。
現在は配色について考え苦戦しています。何パターンもつくり比較し、模索しています。配色一つでイメージが決まってしまうので、自分の中で世界観を膨らませよりよい配色にしていきたいです。」
屏風の組み立てが終わると、作品を実物大でプリントする作業に移り、パネルに張り込みます。実物大の屏風の視覚効果は如何に? 次回はいよいよ完成作のお披露目です。
(ゼミ担当教員 菅原 太)
*次回は【企業会計論ゼミ】です。
2008年11月20日(木) | 芸術・技術文化コース | 固定リンク
【地域経済論ゼミ】3年生の視点から ~薮谷ゼミに入って~
今年の春から地域経済ゼミに入りました。生憎と3年生は私1人…ですが7人の先輩方が卒業論文に奮闘している姿を見ながら少しずつですが卒業論文の構想を練っている段階です。
ゼミでは夏頃から卒論のテーマを決めるのですが、日ごろの簡単なレポートとは違い、たくさんの資料の中から必要な物を取り出して自分なりの文章をうまく書いて行けるかがわからず、テーマを考える時点で先輩方は悩んでいました。自分が選ぶ食材からどれだけおいしいものが料理できるかはやってみないとわからないものかもしれません。
月曜5限の実習ではそんな先輩方に藪谷先生が教えたり心配したり、時には叱ったりしてくれます。その姿は来年の私の姿でもあります。
3年生の立場としては、10月から就職活動が始まり、自己分析やエントリーシート攻略などに時間を割いていますが、その経験も丸ごと卒論に活かすことができるように色んな視点を身に付けたいと思っています。先輩方が苦しんでいる事や工夫していることを見習って4年次を迎えたいです。
(3年 A.S)
次回は【日本美術文化論ゼミ】です。
【精神病理学ゼミ】カウンセリングとは?
精神病理学を担当している教員の総田です。精神病理学はもともと精神医学の一分野ですが、臨床心理学系ゼミの一つとして、むしろ心理療法(カウンセリング)の実際の学習に重点を置いています。ということで今日はカウンセリングがどのようなものかの話です。
普段、家族や友人との会話でも気持ちが複雑に動いているものですが、私たちは日常は意識せずにやり取りしており、多くの場合はそれで問題なく、でもしばしば気付かずに関係を悪くするようなコミュニケーションを繰り返すパタンに陥っています。心理療法の実際を学ぶことは、日常気付かずに繰り広げている相互関係をいわば顕微鏡で見るようにして観察し、身に着けることだといえるでしょう。その意味で、心理療法は日常の人間関係と全く異質な世界ではありませんが、同時に普段は気付かずやり過ごしているものにも決め細やかに心を配るための習熟も要するものです。
心理療法(カウンセリング)を行う場合には、そのケースにふさわしいのはどのような設定かをまず取り決め、そのあと1週間に1回50分などといった設定に従って何十回か継続していきます。その中で、様々なドラマが展開していくわけです。したがって心理療法の学習の課題としては、大きく1)ある設定で治療をデザインすること、実際の心理療法が始まると、2)その場その場でクライエントにどのように対応し、介入するかという技法、3)1つの面接の流れを読んで演出すること、4)何十回と面接を継続する中で流れを読んでドラマを展開すること、があります。三年向けゼミの前期では2)の心理療法の基本的な技法の学習を目的として、ビデオを使って基本的技法を学んだあと、学生同士で役割を決めて模擬面接を行いました。後期では3)1つの面接の流れを読むことを課題として、アメリカ心理学協会作成のカウンセリングのビデオシリーズを使っています。
ゼミは少人数でディスカッションの形で進めます。別に巻末を繰ったら模範解答が載っているわけではないので、各人が感じたとおり意見を述べ、人の意見を聞き、その中からより良いと思える答えを模索していくわけです。ということでゼミでのディスカッションそのものが将来社会人として職場などで活動していく基礎作りでもあるわけです。ということで皆さん、勇気を出して自分の意見を言い、同時に人の意見に耳を傾けましょう。
(ゼミ担当教員 総田純次)
【演劇の現在ゼミ】演じる楽しさ
みなさま、こんにちは。「演劇の現在」担当の森順子です。
先日10月26日(日)の大学祭では、「演劇の現在」プロゼミの学生さん全員で『100万回生きた猫』を演じました。予定の椅子が満席になるほどの大盛況でした。佐野洋子さんの原作については前もって何回か全員で話し合いました。台詞にこめられている深い思いを読み取った上での演技です。
本番の達成感を味わった後、みんなで話し合い、作者の佐野洋子さんに演劇のビデオと学生さんの感想文をそえてお送りしようということになりました。改めて11月12日にビデオ撮影をします。演劇が好きで意欲的な学生さんたちの熱い姿勢に私自身が毎回、感嘆しています。ゼミの学生さんたちは目下、卒業論文作成に全力投球し、年内完成を目指しています。
本ゼミは平成21年度から「演劇と身体論」という新しい名称になります。演劇と舞踊を中心に身体を使って、自分のこころを解き放つ喜びを是非いっしょに味わいましょう。
追伸:
「演劇の現在」ではシェイクスピアの演劇を取り扱っています。先週は『オセロー』と『ベニスの商人』の芝居を実際に学生さんたちが体育館で演じました。創意工夫した素晴らしい演技が続き、拍手喝さいでした。
(ゼミ担当教員 森順子)
2008年11月11日(火) | 歴史・言語文化コース , 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【日本政治史ゼミ】卒論がんばっています。
最近のゼミ(授業)では、4年生は卒業論文の中間発表をし、3年生は自分の関心をもつテーマについて発表をしています。卒業論文の提出期限が残り2ヶ月に迫ってきたため、緊迫した発表が続いています。私たちのゼミでは主に明治以降の日本の歴史について学んでいますが、卒業論文では、戦国時代の武将、特許の歴史、大正時代の日本の外交政策、昭和恐慌などをテーマとして、それぞれ精力的に頑張っています。
さて、もう書くことがなくなってきたので、今私が取り組んでいる卒業論文の史料集めの1日を紹介したいと思います。
私が卒業論文で取り組んでいるのは、大正時代の日本の外交政策です。普段から様々な文献や論文を読むなどして、少しでもいい卒業論文ができるように頑張っています。卒業論文のアウトラインを作成していく過程で、自分が欲しい史料は東京にしかないことが分かりました。大学の附属図書館や地元の県立図書館で調べられればよかったのですが、せっかく頑張って勉強してきたのに、当時の人たちが実際に扱っていた文書(一次史料)を見ないまま卒業論文を仕上げるのはもったいないと思い、東京にある外務省外交史料館に行くことにしました。
まず東京に行って驚いたのは、人の多さでした。あまりの人の多さに電車を1本見送ってしまいました。人の多さに圧倒されながらも、徒歩で増上寺や東京タワーの横を通り抜け、外交史料館に到着しました。

諸手続きを済ませ、いよいよ当時の人たちが実際に扱っていた文書(一次史料)を生で閲覧することができました。習字で使うような半紙で書かれた文書、活版刷りされた文書を見たり触ったりすることができ、とても感動しました。しかし同時に、とても貴重な史料であるため、慎重に扱わなければならないという緊張感も覚えました。今の自分の力で読める文書もあれば、ちょっと難しいなという文書もありましたが、有意義な時間を過ごすことができました。
せっかく東京に来たので観光もしていこうかなと思いましたが、外交史料館に長くいたためあまりできませんでした。せめて東京駅の原敬暗殺現場を見ようと思いましたが、場所が分からずに断念し、お土産を買って帰宅することにしました。
卒業論文は、大学4年間の集大成です。残り2ヶ月間の間に今まで学んできたことを出し切り、いい卒業論文に仕上げていきたいです。
(4年 H・O)
2008年11月10日(月) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【水環境化学ゼミ】和歌山合宿と豊川・乙川調査

9月8日から11日にかけて、和歌山研究林で林業体験をしてきました。林業体験としては、除伐や炭を作る準備をしました。また、職員の方と一緒にバーベキューをしたり、那智の滝や潮岬を見学するなど、普段できない貴重な体験をしました。

除伐作業の風景です。二人一組で協力して除伐をしました。

合宿最終日には職員のかたとゼミ生で記念写真をとりました。楽しいゼミ合宿となりました。
ゼミには豊川班、乙川班があり、豊川を月2回、乙川を月1回のペースで調査しています。
豊川調査では、今年はダム湖の調査もしました。夏の暑い日差しのなか頑張りました。終わったときはヘトヘトでした。

乙川調査では、今年から調査範囲を広げて乙川の水質を調査しています。採水した後,ろ過をして、機器分析をします。

現在、卒業論文のためのデータを取るために毎日大学で実験をしています。
(4年 M.T)
*次回は【地域経済論ゼミ】です。


