【臨床心理学ゼミ】『臨床心理学ゼミの方針について』
さて、私の臨床心理学ゼミはようやく4月から始まります。今回はこれから始めるゼミの方針についての紹介をさせていただきます。
まず、ゼミの最終目標は大学4年生に卒業論文を書き上げることで、この単位がなければ大学を卒業することができません。これは他の授業とは違った面があり、大きな違いは、他の授業がインプットがメインなのに対して、卒業論文はアウトプットがメインになることです。前者が他から学んで受け入れることが中心になることに対して、後者は自分が作り上げたものを外部にアピールしていくことが大事になると言ってもいいでしょう。卒業論文はクリエイティブな活動なのです。他の分野で考えてみればわかることですが、絵画でも他の人が描いているのを真似した作品はあまり価値がなく、独創的なものが評価されるのと同じことです。
そこで、論文を書くことからは『創造的な苦しみ』、『産みの苦しみ』が生まれ、誰しも必ず苦しむことになります。これはどの世界においても大変だし、重要です。いろんな例がありますが、たとえば味の素の容器の穴をちょっと大きくすることを思いついた社員がいて、それを試したら何億円も売り上げが伸びたということもあります。中身が出やすくなったので、それだけ多く使われるようになったのですね。コロンブスの卵のような話ですが、新しい発想と創造性、想像性はとても大事です。
そこで、臨床心理学ゼミでは『頭で考えること』、それを『表現すること』を大事にしていきます。さらに表現は『書くこと』と『話すこと』のふたつに分かれます。実際にどうやっていくのか、それはこれからのお楽しみです・・・。
(ゼミ担当教員 髙橋 昇)
*次回は【文化人類学ゼミ】です。
2010年02月25日(木) | 臨床心理コース


