バックナンバー:2010年03月
【演劇と身体論ゼミ】表現する喜び
みなさん、お元気ですか。桜の季節になりましたね。「演劇と身体論」ゼミ担当の森順子です。今年1月22日、プロゼミ最後の授業は、演劇の発表会を行いました。
昨年10月の大学祭での発表は10人全員で一つの劇を演じましたが、今回はみんなで話し合った結果、3つのグループに分かれての演劇発表形式となりました。
当日はたくさんの学生さんたちが私たちのA館での演劇発表会を観に来てくださり、とてもうれしく思いました。どのグループも全力投球で演じきり、達成感を味わうことができました。
演じる側と観る側が、演劇を通して同じ空間を共有できたのです。みなさんも自分を表現する喜びを、ぜひ味わってみてくださいね。
(ゼミ担当教員 森 順子)
*次回は【日本語教育ゼミ】です。
2010年03月24日(水) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【教育心理学ゼミ】ご卒業おめでとうございます!
3月15日に平成21年度学位授与式が行われました。教育心理学ゼミでは12名の卒業生を送り出しました。そのうち何人かに大学生活やゼミの感想を聞いてみました。
・「自分の興味のあることができ、先生もサポートしてくれたので、楽しくノビノビ出来ました!」(M.H)
・「早い4年間だった」(W.M)
・「色々と辛いこともあったりしたけど、楽しい4年間を過ごす事が出来ました!」(T.H)
・「卒論を書いている時は、大学生活で一番大学生だと感じられる瞬間だった気がする(笑)」(A.Y)
・「時間と手順を踏まえて何かを調査できる環境というのは、けっこう貴重なものだと思いました。2年間いろいろとご指導ありがとうございました」(T.K)
・「先生のおかげで頑張れました」(F.T)
・「このゼミでの2年間はあっという間でした。大変だと思うときもあったけど、ゼミの課題は自分の研究のために必要な知識や視点を得るため、必要なことばかりでした。この大学で学んだたくさんのことは、この先もたくさんの人と関わり生きていくために、心に刻んでおきたいです。卒業は少し寂しいけど、先生方や後輩による更なる発展を楽しみにしたいです」(C.I)

皆さん、それぞれ道は分かれますが、元気でご活躍されることを期待しています。
(ゼミ担当教員 坪井裕子)
*次回は【演劇と身体論ゼミ】です。
【地域経済論ゼミ】卒業生からのメール~進路はどこかにある?いや、自分でつくっていくもの
受験生の皆さん、まもなく桜が満開になりそうですがお元気ですか。今日は私のゼミの卒業生からのメールをご紹介しましょう。
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薮谷先生、
ご無沙汰しています。先月末、数回目のチャレンジとなる試験が終わりました。結果発表は数日後です。今回は、ストレスともうまく付き合え、これまでで最も力を込めて勉強をする事が出来ました。この達成感は久しぶりです。今回の問題は少し簡単に作られていて、平均点が高くなると思います。3問程わからない所があったのが気になりますが、今回はもしや、と少し期待を持っています。 なかなか結果が出ないのは辛いですが、自分の道をしっかり歩ける力をつけていきたいですね。また結果がわかったら連絡しますね! (K.A)
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A君は3年前の卒業生です。地域経済ゼミは、私たちの足元の地域社会のさまざまな矛盾や事象から、日本(経済)・グローバル(経済)との相互関連を分析し、人間にとって真に豊かな社会とはどうあるべきか~を考えるゼミなのですが、A君の卒論テーマは、「多治見(市)はなぜ暑いのか」というユニークなものでした。気象学には全くの素人の私は、指導できるかな?と内心、たじろぎましたが(笑)、確かにA君の問題意識は私が示した、下線の部分に合致しているではありませんか----。そこで、気象学の先生からも助言いただくとして、まずはA君の独創性とチャレンジ精神をとても好もしく思いながら色々尋ねると、彼は思いつきでテーマを選んだのではなく、このテーマにこだわり、多治見の気象観測市民団体に入って、基本的な学習、実践的なスキル、教えてくださる先輩市民の方々にも恵まれているとのことでした。
市民が科学的な環境活動に参加しつつ、それを論文にまとめることができるのであれば、それ自体、非常にすぐれた環境教育、環境市民運動の実践です。地域経済学と環境経済学を専攻した者として、ようやく私自身が納得でき、論文指導の方向性が定まったという、貴重な経験をさせてくれたのがA君でした。
さて後日談。A君は苦闘しつつも卒論をものにした後、あれよあれよ、就職の内定を辞退し、「気象予報士になりたい!」と、上京して気象予報会社で契約社員として自活しつつ、独学で予報士試験にトライし始めたのです!
以来3年、時には諦めようとしたこともあったようですが、一歩ずつ、A君は夢に向かって地道な努力を重ねてきました。時々、東京のおみやげを持って研究室を訪れてくれるA君、予報士になるのが最終目的でなく、そこから気象ジャーナリストのような自分らしい分野を開拓できたら~と控えめに語るA君、いつも応援してますよ。春はもうそこまでやってきています。
(ゼミ担当教員 薮谷あや子)
*次回は【教育心理学ゼミ】です。
【環境倫理学ゼミ】卒業式と現代日本の職業倫理
3月15日は卒業式です。
例年、環境倫理学ゼミからは3名から6名の卒業生がいます。
しかし、今年に限っては卒業生が無く、一方、就活中の三年生が15人です。
卒業生のいない卒業式というのは、初めてです。
最も厳しいと言われる今年度の就職活動を戦うゼミ生がいなかったわけです。
三年生が四年生の就職活動の様子を見て社会の厳しさを知ることができなかったのは、少し残念です。
仕事をどれだけ真剣に考えるか、それは環境倫理学ゼミの三年生にとってだけでなく、現代の倫理学にとって大きな問題です。

写真は年末のコンパです。いつもコンパの写真で申し訳ありません。でも、コンパばかりやっている訳ではないですよ。絵にするのは難しいゼミなのです。
子供のあそびはママゴトです。
基本は、大人がやることのマネです。
ごっこ遊びは当然のことですが、闘ったり、協力したり、指揮したり、コミュニケーション、工作などなど、すべて大人の仕事のママゴトです。
子供のときは何でもまねるのが面白かったはずです。
大人たちが真剣に重要な仕事に取り組みやり遂げることを、子供たちはその気になってマネをしている。
そういえば、子供のとき早く大人になりたかったはずではないか‥‥!
では今なぜ学生は尻込みしてしまうのか?
そこには現代社会の問題があります。
今日の学生の気質の問題ではありません。
かつては日本の国民のほとんどは農民でした。
それが100年前から工場で働く人間が主になり、農業従事者は機械化によって劇的に減ってしまいました。
それが今日、過度な機械化、自動化、ロボット化により、工場にも人間が必要なくなりつつあります。
残るは商業をはじめとするサービス産業です。
今、日本人のほとんどはこれを仕事としています。
しかし、この産業も合理化により、人間を減らす方向で進んでいます。
人間が仕事をするとお金がかかるからです。
これでは仕事が無くなるのは当然のことでしょう。
今日の日本人のほとんどは、まだ自動化されていない仕事をしています。
そのうち、自動化されてしまいます。
機械が勝手にやればいいことを、今、とりあえずやらされている。
それが現代人の仕事だということになります。
そのような仕事を子供たちはまねしておもしろがるでしょうか?
今必要とされているのは、真剣で重要な仕事をすることです。
まだ子供たちがママゴトをしているのは、そういう仕事だけです。
野球選手、料理人、看護師、美容師、消防士などなどです。
いずれもやっつけ仕事ではやっていけない仕事です。
仕事に意味を見いだすこと、意味のある仕事をすること、
それは人間が望んで社会に飛び込んでいく動機になります。
戦国時代の禅僧、鈴木正三はどのような仕事もまた仏道の修行と同じである、
そのように考えて仕事に打ち込み、意味を見いだすことが重要だと唱えました。
日本の職業倫理の原型であると言われています。
どのような仕事でも、その中で自分自身の内に何かを成し遂げる、
艱難辛苦、汝を玉にす!
と、そこまで求道的にならずとも、
私たちは生きるため、大人になる為に、新しい時代の職業倫理を必要としているということでしょう。
(ゼミ担当教員 内藤可夫)
*次回は【地域経済論ゼミ】です。
【景観文化論ゼミ】実習農場の一年
本宿駅の南側にあった付属農場が、大学構内の貯水池横に移転してはや一年。以前の広い農場とは比べ物になりませんが、ゼミ生で力を合わせてこぢんまりとしたかわいい農場が完成しました。
ビニールハウスでは、景観ゼミで管理しているバラ園用のバラの挿し木苗やハーブ苗を育てています。また栽培試験用に、枕木を使ったレイズドガーデンも整備。ここではこの一年、4年生が愛知県発祥の地元野菜「方領大根」などを栽培していました。

しかしこの農場が一番のにぎわいをみせたのは、やはり2年生のプロゼミの時間でしょうか。参加するのは毎年、「環境に関心」がありつつも「植物を育てるのは小学校のアサガオ以来」という学生さんばかりですが、今年も草花(ナスタチューム)や野菜(ラディッシュ、ほうれん草)の栽培を通じ、『触れて感じる』ところから植物について多くのことを学びました。
ゼミの一年を通じて、
「楽しかった。もっと観察に来れば良かった。」という声もあれば、
「アパートのベランダで野菜を育てています。」なんて学生さんも現れました。
4月になると農場からも桜がよく見えます。
円形広場の階段を下って左側。
みなさん、お散歩がてらぜひお立ち寄り下さい。

(ゼミ担当教員 守村敦郎/番野まどか)
*次回は【環境倫理学ゼミ】です。
【文化人類学ゼミ】アフリカの結(ユイ)の話
今は大学が春休み中でゼミも行われていないため、先日まとめた論文に関する話題を簡単に紹介してみたい。
皆さんは「結(ユイ)」といって何のことかわかるだろうか。講義でこの話題をとりあげてもピンと来る学生はそういない。それは無理もないかもしれない。すでに日本ではほとんど消滅してしまったものだからである。
田植えや稲刈りなど短期間に大きな労力が必要な作業を、家族だけでなく近所の人たちの力も借りて共同で行っていく労働慣行のことである。今日はこの人の田んぼを皆で作業し、明日はあの人の田んぼをするといったぐあいで、順番に作業を進めていくのが基本である。
戦後しばらくまで全国各地でみられたことはまちがいないが、高度経済成長期に人口が農村から都市へと大幅にシフトし、また農業も機械化が進むなど、農村をめぐる状況が様変わりしていくなかでほとんど行われなくなっていった。私がこのところ通っている南信州の遠山郷でも厩肥を麦畑に運び出す作業が毎年この共同慣行で必須に行われていたが、牛馬の飼育が減り、麦の栽培も激減するなかでいつのまにか消えていった。
それでも日本全国で現在まったくなくなってしまったわけではない。有名なのは世界遺産に指定されている白川郷の合掌造りの茅葺き屋根の葺き替え作業で今もユイで維持されている。またいったん廃れてしまったものの再び復活させようとしているところもあるときく。
私が今回とりあげたのは、こうした日本の話ではなく、アフリカの話である。とりわけ私が大学院生のときから調査で訪れているエチオピアのことである。
アフリカでも同様の慣行が各地にあり、それぞれ何十人もの人たちが伐採や開墾、除草、収穫などの農作業や家の建築作業を共同で行い、合間にドブロクがふるまわれたり、歌が歌われるなど、ある種お祭りのようなにぎやかな雰囲気で行われてきた。
ところが今日こうした祝祭的なものは皆無とまではいわないが、ほとんどみられなくなっている。協同労働そのものがなくなったというわけではないのだが、以前のものとは趣がだいぶ異なっている。どう変わったのかというと、もっと小規模な(だいたい数人から十人程度の)ものになり、ドブロクや贅沢な食事を伴わない簡素なものになっている。あるいは協同労働そのものがなくなり、賃金で雇われた農民が農作業を黙々と行っているところもある。

こうした各地の変化はいったい何によるものなのだろうか。それを考えるのが論文の究極的なテーマであったのだが、実際のところ、まだそこまで十分考察できていないというのが正直なところである。さまざまな要素が関係していることはまちがいない。貨幣経済が浸透してきたこと(ただしこれ自体は相当前からで最近のことではない)、都市への出稼ぎあるいは移住が増えていて農村での労働力確保が容易でなくなりつつあること、キリスト教やイスラームが農村にまで普及し、飲酒を慎む文化が広がりつつあること、同じ農村のなかでも経済格差がかつてなく拡大しており、対等な形で一緒に作業することが難しくなりつつあること、などなどである。他にも村の人たちにとって農業のもつ意味が以前とは変わってきていることも関係しているのではないかとも考えている。
皆さんにとってアフリカは遠く日常的に意識するところではないかもしれない。しかしそこでも変化は着実に起こってきており、しかもその変化は日本などでのものと底流では通じているのではないかと私は考えている。

(ゼミ担当教員 藤本 武)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2010年03月09日(火) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【日本の言語と文学ゼミ】打ち上げコンパをしました!
2月9日に、某居酒屋で打ち上げをしました!
この日は先輩たちの口頭試問の日でした。
I先輩に試問について伺ったのですが、ほがらかに終わったようで「私も来年、そんな風に試問が終えられればなぁ」と思いました。
ゼミでは1年間だけですが、先輩たちの研究を聞いてきました。前のブログにも書きましたが、自分の知らない知識を増やすことは世界が広がって楽しかったです。
花井先生のするどい突っ込みや、それに対する応答など、スリル溢れる(?)ゼミだと思いました!
まだ、研究成果である論文は読んでいないので、いずれきちんと読みたいです。
また就活のことも伺えて、私も頑張らなければと強く意識することができました!
「論文と就活は早めに行動したほうがいい」とのアドバイスを伺ったので、それが実行できるようにしたいです。
そして、3月15日に卒業式があります。4月からのゼミには先輩たちが居ないと思うと、不思議な感じです。本当に一年はあっという間でした。「何もしないまま一年が過ぎて卒業だ」とならないように、濃い最後の一年を送りたいと思います!
それでは、先輩方、ご卒業おめでとうございます!
(3年ゼミ生 N.M)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2010年03月05日(金) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【日本教育史ゼミ】修士論文、卒業論文
本年度の修士論文、卒業論文も、実にすばらしい出来映えであった。
修論は、「武家『家訓』における理想的士(さむらい)精神の研究―生死観を中心としてー」、「会津藩教育制度発達史の研究―天明・寛政の藩政改革と教育の刷新ー」の二本。
また、卒論は、「新撰組復権史―明治から昭和初期の刊行物における新撰組像の変遷ー」、「小説における石田三成の研究」、「近松門左衛門の『曾根崎心中』にみる恋愛観の研究―その心中観を中心として―」、「漫画の価値観」、「忍者の研究―正忍記にみる忍者像を中心として―」、「柴田鳩翁における道話観の研究―鳩翁道話の分析を中心として―」、「江戸庶民の理想的子育ての研究―『子育て書』の分析を中心として―」の七本であった。
とりわけ感動したのは、「新撰組復権史―明治から昭和初期の刊行物における新撰組像の変遷ー」という卒論である。この女子学生、東京都出身で、徹頭徹尾、「新撰組」という。史料の面で、難しいと分かると、今度は、「新撰組復権史」をと。そして、東京へ帰省する度、国立国会図書館へ通い、こちらでは仲々手に入らない史料も入手して、すばらしい論文にまとめてくれた。聞けば、論文をやるまで、国会図書館など行ったこともなかったという。
結論には、「新撰組は昭和初期に確かに復権を果たしている事、そして、それぞれの時代に、新撰組を復権させようとする意志を持って描かれた刊行物が多数存在し、新撰組は『当事者、家族、関係者による復権運動』、『幕臣による復権運動』、『大衆作家による復権運動』という過程を経て、復権を果たした事が明らかになった」とあった。「長州」出身の私には、実におもしろい卒論でもあった。
(ゼミ担当教員 川口雅昭)
*次回は【景観文化論ゼミ】です。
2010年03月03日(水) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク


