バックナンバー:2010年12月
【日本の言語と文学ゼミ】走る! 走る! 花井ゼミの師走!
こんにちは!日本の言語と文学ゼミのリレーブログ担当、Y・Mです。
師匠も走るこの師走、就職難なご時勢という事もありまして、三年生である私の友達の中にもチラホラと、リクルートスーツ姿を見かけるようになりました。私自身はと言いますと、冬休みから本格的にリクルートスーツを着て、説明会に行ったり、インターンシップに行ったりし始めるつもりでいます。ケータイには企業様からのメールが毎日ドッサリと届きますし、周りの友人の装いも段々と就職活動然としてきています。流石に動き出さないとヤバイなぁと感じている今日この頃。(汗)
さて、一在学生の近況はここらへんにしておいて、日本の言語と文学ゼミのお話です。
今回は年の暮れということで、ゼミ生の皆に一年間の感想を聞いてみました。
人前に立っての発表で緊張して上手く出来なかった事を思い出す人もいれば、
卒業論文作成にあたふたして、現在進行形で苦労している先輩もいます。頑張れ、先輩・・・!そしてそんなあたふたしている傍らで、のほほんと奈良に行った思い出を語る人も。
思い返してみれば、色んな個性を持った演習メンバー達だったんだなぁと実感しました。文学という枠はあるものの、個性の数だけ、テーマがあって、発表がありました。
それこそ十人十色の個性と、その個性から生まれる発表だったわけです。
この十人十色の発表については満場一致で、自分と違う人の発表や意見を聞けたのが良かったようです。
そして何より、皆元気でした。もちろん、花井先生もです。(むしろ、生徒よりやる気に溢れていたかも!)花井先生には、私自身も後から押してもらう事が多々ありました。ありがたや、ありがたや。もちろん私だけではなく、様々な生徒を後ろからバックアップしていたのは言うまでもありません。やはり花井先生あってこその、日本の言語と文学ゼミですね~!
※ゼミの主役は何といっても学生! こちらこそ、いろいろな意味で楽しかったわ。歯がゆいなあ~って思う日もありましたが、エキサイティングでスリリングで楽しいゼミでした。
最後に、2010年度最後の講義の際に取った3枚のうちから、一番良さそうな一枚をペタリ。

(ゼミ生 Y.M)
次回は【中国社会文化論ゼミ】です。
2010年12月27日(月) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【臨床心理学ゼミ】ゼミの日常
現在、臨床心理学ゼミを受講しているのは17人です。その中で選ばれた私ですが…
このゼミリレーブログを書く人を決めた方法は「今日から1番誕生日の近い人にしましょう」でした。それを言った日が私の誕生日でした。(笑)絶対に仕組まれたと思いながら書きます。
現在、臨床心理学ゼミでは各自、卒論についてどんなことをやりたいのか、どんな感じにやるのかを発表し合っています。卒論は大学生活の集大成みたいなものであり、何よりもやる価値があるものだと私は思います。互いに卒論について発表して意見を言い合い、先生の助言と協力を得てより良いものを作りあげる。そういった感じです!

写真は飲み会で余ったお金で食事会をしていた時の写真です。
臨床心理学ゼミはとてもアットホームな感じで、いつも賑やかに授業してます!
新年会楽しみだな!!
次回は【日本の言語と文学ゼミ】です。
【企業会計論ゼミ】 卒論追い込みの時期となりました。


上の2つの写真は研究室からの眺めです。新緑の景色は春に紹介した写真ですが、先月末から見事な紅葉へと変わりました。毎年この場所からは12月第1週頃に美しい紅葉を見ることができます。
しかしながら、この時期は卒論の追い込み時期でもあり、4年生は優雅に景色を眺めている暇はなさそうです。特に、企業会計論ゼミでは、ゼミ生に学生生活最後のクリスマスと冬休みを楽しんでもらうために、年内卒論提出が慣例となっており、毎年、クリスマスまではゼミ生は連日連夜の卒論追い込み作業に奮闘しております。
でも、今年は少々状況が例年と違うようで、すでに4年生は卒論をほぼ完成させ、より完成度の高い卒論へ向けて修正を加えるべく頭をひねっているところです。
今年の卒論の中には、温泉産業の業態分析を行い、現状と課題を明確にしようというものがあります。実は、この4年生は、鳳来寺山にある湯谷温泉の旅館の息子さんで、兄弟で3年生と4年生として企業会計論ゼミに在籍しています。1月には、卒論で考察された温泉産業の実態見学もかねて、ゼミ生全員で、この旅館で卒論打ち上げ会を行う予定です。

【泉質抜群 「旅館 翠明」】
この他にも、日本経済の不況の原因を明確にし、政府の対策について考察した卒論もあります。この中では、円高も不況の要因として挙げられているわけですが、ゼミでの発表時には、「円高とは相対的な表現であるから、為替水準がどういった時からを円高と定義しているのか」が問題となりました。つまり為替の適正水準とは、どれくらいかという問題です。輸出型企業が業績予測に用いている為替水準であるとか、政府要人の発言などがゼミ生から例として挙げられましたが、他にも興味深い例として、日米の同一商品価格から、為替水準を調べるという例を紹介しました。
それは、英国のエコノミスト誌が毎年公表している「ビッグマック指数」を利用した為替水準です。これは、マクドナルドのビッグマックの価格が、日本では¥320、米国では$3.73であることを利用し、日本価格÷米国価格によって、1ドル=85.79円を為替の適正水準の参考にしようというものです。こうした方法を使うと、例えば、スターバックスのカフェラテ(トールサイズ)では、日本価格¥370÷米国価格$2.5で、1ドル=148円ということになります。こうしてみると、スターバックス指標では、かなりの円安であり、日本ではスターバックスは米国に比べて割高な商品といえるでしょう。
このように企業会計論ゼミでは、会計分野だけに限らず、身近に感じた経済・経営分野の問題意識を卒論の題材としている例が数多くあります。今後も少しずつ紹介していきたいと思います。
(ゼミ担当教員 磯貝明)
次回は【臨床心理学ゼミ】です。
【水環境化学ゼミ】最大の難関、卒業論文
こんにちは、ゼミブログ担当学生のT.Aです。え~、2010年も終わりが近づき、新たな1年を迎えようとしている今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私にとってこの一年の日々は、大変忙しく、しかし充実した毎日でした。思い起こしてみれば、ツラいことも楽しいこともたくさんあった・・・なんて、感傷に浸っている場合ではありません!今、私たちは、今年最大のツラいこと『卒業論文』と戦っているのです。卒論とはまさに大学で学んだことの集大成。その人の四年間が試される場です。冬の寒さなんかに負けてられないぞ!!
さてさて話しは変わりまして、前回の更新が9月でしたので、時系列で出来事を追ってみたいと思います。
10月。『基礎科学実験』の野外調査が行われました。人間環境大学ではゼミに所属する前の段階、つまり1年生のうちから、本格的な化学実験が履修できます。知識が無くとも、ゼロから丁寧に教えてくださるので、興味がある方はぜひ参加してみましょう。
こちらは大学の近くのため池『猿田池』の採水風景。

調査の基本は体を動かすこと。採水は体力勝負です!
こちらはDO(溶存酸素)の固定を行っているところ。

慎重に、かつ正確に。これがなかなか難しい。
このように後続たちが育っているのを見ると、私たちも気が引き締まる思いです。(笑)
11月。ダム湖採水に行ってきました。今年から新地点として、朝霧湖の調査を始めました。
朝霧湖。今まで調査をしていた鳳来湖と比べ、水色は不透明で濁っています。試料のろ過はとっても大変そう。。。

水辺に紅葉が映えます。う~ん、やっぱり調査は楽しい!
こちらのボートで採水に出かけます。
手漕ぎではないので、ご安心を(笑)

水面を走る風は爽快で、雲ひとつない空には日が輝いて・・・そして何より、肌を突きさすこの寒さ!笑
12月。土壌サンプルの採取に行ってきました。大篠原試験地の土壌構造を知るために、地面を掘りに行きました。
人が1人入る程の穴を堀り、そこから土壌サンプルをコア抜きしてきます。これもなかなか重労働なのです。

ちなみに、オレンジ色が筆者。私はこの後2日も腰痛に悩まされることに。。。
こちらは土壌の断面。ここの土は水気が少なく、砂質であることがわかりました。

小さい頃、よく落とし穴を掘ったのを思い出します。笑
こんな時期にまで調査に出かけ、サンプルをとっている物好きな私ですが、普段は案外怠け者。それぐらい調査というのは楽しいものです。卒論書き終わった後にも、機会があったらぜひ行きたいなぁ。。。
師走とは名の通り、師匠も走る忙しさということで、我がゼミの師匠である長井先生も、学生指導に走り回っております。どうか、われわれの卒論完成まで、今しばらくのご辛抱とご協力を。
さて、私もそろそろ書かねば・・・。ということで、今回はこの辺で。それでは。
(ゼミ生4年T.A)
次回は【企業会計論ゼミ】です。
【文学の現在ゼミ】翻訳とオリジナル
日本は文学の分野でも世界で一番便利な国ということをご存知ですか?なぜかというと、日本ほど世界中の文学が翻訳されている国はないからです。英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語などの主要な言語のほか、スペイン語、ポルトガル語、チェコ語、ハングルなど、世界のさまざまな地域の言葉を使った文学作品が読めます。ノーベル賞をもらった作品を翻訳で簡単に読める国はそんなに多くはありません。英語で読もうとする場合でもかなり苦労します。「世界の文学を知るにはまず日本語を勉強しよう」なんていうことすら言われるくらいです。
ところで、皆さん、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」をお芝居で見たことはありますか?日本語で上演されるとロミオもジュリエットもとても早口だとは思いませんか?実はこの「早口」の原因は翻訳にあります。
ジュリエットの有名な台詞
「おお、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの」(小田島雄志訳)
この部分、シェークスピアの原文では
O Romeo, Romeo, wherefore art thou Romeo?
となります。古い英語なのでwhereforeとかartとか thouという見たことのない単語が混じっていますが、これは今の英語ならばwhy are youということです。
英文ではこの台詞の音節は10になります。そして「ロミオとジュリエット」は全体がこの韻律で構成されています。シェークスピアのお芝居はこのように台詞がリズミカルに続いていきます。
日本語の部分をローマ字にしてみましょう。
O, Ro-mi-o, Ro-mi-o, do-o-shi-te a-na-ta-wa Ro-mi-o-na-no?
日本語では20となります。英語は日本語の半分の音の数です。単純計算で考えて見ると、同じ内容を音にする時間が日本語では英語の2倍必要になるわけです。逆に同じ時間の中で発音すれば、倍のスピードで台詞を言わなければならなくなります。
一般的にいうと、翻訳劇にする場合、台詞の分量は1.5倍から2倍になります。上演時間を同じように増やすことはできません。できるだけ上演時間を短くし、しかも内容に変更を加えないようにするためには結局早くしゃべらなくてはならなくなってしまいます。そのため、翻訳劇は早口になってしまうのです。
「ロミオとジュリエット」の場面には、原作ではゆったりと進行する場面もあります。しかし、日本語で上演する場合にはよほど上手に時間配分をしないと「ゆったり」とした印象は消えてしまいます。
この問題は外国映画の字幕でもおこります。ただ、字幕の場合、逆に字幕として使えるスペースに限りがあるため、オリジナルの表現がもっている意味をカットすることになってしまいます。限られた時間の中でしかも画面の中の限られた空間を使って、観客に台詞の内容を伝えるということは、想像以上に難しいものです。
みなさんも、これから外国の演劇や映画を見るときには、この翻訳の問題について頭の片隅に入れながら見てみてください。
「文学の現在」ではゼッフィレリ監督の映画「ロミオとジュリエット」(1968年)、2005年に上演された蜷川幸雄演出、藤原竜也と鈴木杏の公演のDVD、2001年にフランスで初演されたミュージカルのビデオ、1961年に映画化された「ウエストサイド・ストーリー」を比較しながら「ロミオとジュリエット」の世界を考察しています。


(ゼミ担当教員 日比野雅彦)
次回は【住環境デザイン論ゼミ】です。
2010年12月09日(木) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【比較日本文化論ゼミ】日本文化についての?(10)
高地では終わった紅葉も、平地ではもうしばらく見られるところもあります。

秋になれば落葉樹の葉が色づくのは、日本に限らないのはいうまでもないことですが、ただ秋の山々の多彩さな美しさにおいて、日本のような国は、他にそうないのだそうです。一つの山に紅葉、黄葉、緑葉が入り混じっているのみならず、紅や黄や緑それぞれの色も一様ではなくて、実に多彩です。
このような日本の山々の秋の多彩な美しさが、落葉樹の種類の多様さに起因しているであろうことは、しろうとにも推測できますが、では、氷河期や間氷期を繰り返して来た地球において、何ゆえ、特に日本という地域に、地球の他地域に比べて、このような多様な樹種が残ったのでしょうか。これについては、海に囲まれていることのみならず、遠くヒマラヤ山脈などまで関わっているという専門家の研究があります。
幕末から明治にかけて、多くの西洋人が日本を訪れ始めるようになった時期、彼らがほぼ例外なく注目したのが、身分の上下に関わりなく、庶民の日常生活にまで及んでいる日本人の美意識でありました。誰が見ても美しく鮮やかな紅葉の名所ばかりでなく、冬は冬で雪景色の名所もあることにも、彼らは感心しています。風の強い晩秋の一日、吹雪のように舞い落ちて来る落ち葉を眺めつつ、日本人の美意識を形成してきたのが、日本の自然であることを改めて思います。
(ゼミ担当教員 吉田喜久子)
次回は【文学の現在ゼミ】です。
2010年12月06日(月) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク
【基礎心理学ゼミ】 黄色のジュースはレモン味?

コンビニで販売されているジュースにはさまざまな色がついています。普段それらの色を意識してジュースを買うことはないかもしれませんが,“黄色ならレモン味”とか“緑ならメロン味”というように,特定の色と味を組み合わせて私たちは認識しています。
でも本当に黄色のジュースはレモンの味がするのでしょうか?
私たちはさまざまな感覚から情報を受け取って外の世界を認識していますが,視覚の情報が他の感覚に影響を及ぼすことがよくあります。ジュースの色がジュースの味に影響を及ぼすのもその一例といえます。
3年生のHクンはこの問題を卒業研究のテーマに選びました。写真にあるように無味無臭の水に着色料でさまざまな色をつけて用意し,それらの見た目の印象から味(甘味や酸っぱさ)を判断してもらう実験を行っています。誰が見てもオレンジジュースにしかみえない液体もありますが,なかには(ジュースの色としては)“ありえない”色の液体も混じっています。そのような液体に対してどんな味を想像するのでしょうか?
実験はこの後第2段階に進む予定です。色は違うが味は同じジュースをたくさん用意して,色の違いによって味の判断が異なるのかどうかを調べてみようと考えています。
メロン味でオレンジ色のジュースは,どんな味がするのでしょうか?
(ゼミ担当教員 芳賀康朗)
次回は【比較日本文化論ゼミ】です。


