ゼミリレーブログ | 人間環境大学

バックナンバー:2011年08月

【環境経済学ゼミ】当たり前の生活は「当たり前」か?

教員の山根です。最近の授業で話したところ、学生からたくさん質問の出たテーマについて。

今、日本は変革の時期に来ているとよく言われます。経済や自然の脅威にさらされて、今までのやり方では限界があることに皆が気づいたためでしょう。

しかし、今のような苦境に立たされずとも、冷静に考えれば私たちはおかしな生活をしていることが見えてきます。

原発がストップして電力供給が不足しているので節電しなければならない、と言いますが、環境経済学のある計算方法によりますと、全世界の人々が日本人と同様の生活をするならば、地球が何個分か必要だそうです。

その一方で、ソマリアのように国民の3分の1が飢えで苦しんでいる国もあります。

「経済学の父」と呼ばれるアダム・スミスという人(世界史の教科書に載っている人です)は、経済学の目的は、生きていくために必要な最低限度のものを人々に与えることであると考えていました。ここで重要なのは「必要最低限度」ということです。彼は、それ以上生活水準を向上させても人間は豊かになれないと考えていたのです。

アダム・スミスからすれば、必要最低限度以上の生活とは「見栄っ張りの」生活です。いくら見た目の生活が良くなっても、人よりよく見られたいという競争心や、自分よりいい生活を送っている人々に対するうらやみはなくなりません。私たち先進国の人々はムダなエネルギーを使って生活水準を上げ、わざわざ精神的に苦しんでいるということになるでしょう。

スミスの考えた真の豊かさとは、良いことがあっても浮かれることなく、悪いことがあっても失望することのない心の穏やかさを確立することでした。

新しい日本について考える上で、参考になればよいのですが。





(ゼミ担当教員 山根 卓二)



次回は【身体文化論ゼミ】です。

【現代文明論ゼミ】教授のお宝紹介(2)

大学はいま夏休みです。ゼミ生の集まる機会が少ないため、春休みに続いて私のお宝を紹介します。今回のお宝は、高価といえば高価なものです。それは、アダム・スミスの『国富論(第2版)』(Adam Smith “An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations The Second Edition”)です。初版は1776年に出版されましたが、古書価はきわめて高価でとても購入できません。そこで、2年後に全編にわたって加筆修正を施されて出版されたこの第二版が体裁としては初版とそっくりなので、こちらで我慢することにしました。


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図1 『国富論(第2版)』出版された年次のわかる扉です。


『国富論』のなかでアダム・スミスは、個人の利己心が「見えざる手」に導かれて、社会全体にとって最も有利な結果をもたらすと主張しました。この「利己心」を強調するところは、前回取り上げたマンドヴィルの『蜂の寓話』に影響されたのではないかと言われています。もちろん道徳哲学の先生であったアダム・スミスにとって、私悪が公共の利益に転じるというマンドヴィルの主張はとうてい是認することのできないものでしたけれど、「多数の人々にショックを与えているところをみると、人間性についての真理に近いものを摘出しているからだろう」とは考えていました。





(ゼミ担当教員 奥田 栄)



次回は【環境経済学ゼミ】です。

【日本美術文化論ゼミ】卒業制作

こんにちは。日美ゼミ4年生のくっちです。私は今、授業のゼミ課題と卒業制作を平行して取り組んでいます。今回は卒業制作について紹介します。

卒業制作については、3年生の時から先生と論文にするか制作にするかを話し合っていました。私は3年生の時に挑戦した「J—POPの絵巻化」で得られた課題・反省を活かしたいと強く感じていたので、迷うことなく「制作」を選びました。絵巻化の時に選んだ曲はRADWIMPSさんの「有心論」でした。そして今回も同じRADWIMPSさんで「謎謎」という曲を選びました。他のアーティストさんの曲も沢山聴いたのですが、RADWIMPSさんの曲は私にとってとてもイメージがしやすく、具現化しやすかったので、今回もRADWIMPSさんの曲で挑戦することにしました。

今回の曲「謎謎」には、“君から見える君”と“僕から見える君”の2つの視点が出てきます。君にしか見えない君、僕にしか見えない君がある…言葉では表せないですが、とっても幸せになれる曲です。2つの視点を利用して曲を表すにはどうすればいいか考えた結果、視点を変えると見えるものが違う「屏風」にたどり着きました。


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上の写真は6面の屏風を正面から見た図です。この屏風を左から見てみると、下の写真のように、見える部分が1、3、5となります。


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同じように右から見てみると、見える部分が2、4、6となります。


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屏風ならではの表現方法で謎謎に登場する2つの視点を表すことが出来たらすごく面白い屏風が出来ると思います。
どのようにすれば曲を表現出来るのか…。すごく難しいですが、卒業制作作品として恥ずかしくない作品を作るために頑張りたいと思います。





(ゼミ生4年)



次回は【現代文明論ゼミ】です。

【英語コミュニケーションゼミ】 論理的な読解力

毎日暑い日が続きますが、お元気ですか?夏休みも後半ですね。夏休みといえば「読書感想文」に頭を悩ませている人がいるかもしれません。

ところで英語コミュニケーションゼミでは、前期に「論理的な」本の読み方に取り組んできました。主観的な読み方ではなく、「なぜそのような解釈になるのか」を徹底してきました。このようにして英語でのコミュニケーションの前提ともなる、欧米人の発想に沿った思考法も手に入れることができます。感想とは正反対のアプローチと言えるでしょう。

この成果が前期のレポートにも表れてきました。夏休みが終わると卒業論文に集中
的に取り組みます。正確な読解力が実を結びことを期待しています。





(ゼミ担当教員 岡 良和)



次回は【日本美術文化論ゼミ】です。

【日本教育史ゼミ】ゼミ近況報告

我がゼミでは、この春から名古屋市内の他大学の日本教育史ゼミと、月一回の割合で、第二日曜日の午後、合同ゼミを開いています。これが思っていた以上にいい。

当初、呼びかけたところ、本学の学生の最初の参加者はわずかに2名でした。ところが、他大学の学生と卒論構想などを発表し合うというのは、予想していた以上に、おもしろかったようです。二回目からは、彼らの話を聞いたのでしょう。我がゼミの全員が参加。先月は二大学合わせて15名の卒論進捗状況の発表を。自分たちの足りないところ、また、他大学の学生の卒論に取り組む姿勢など、勉強になった感じです。

終われば、楽しい夕食会を。わずか二回で仲間意識が。若いというのはいいものです。ところが、そこから、とんとん拍子で話がすすみ、何と、この夏休みの史跡巡検まで合同で行うこととなりました。

本年の史跡巡検は、松本の開智学校跡、松本城、金沢、福井の永平寺など、北陸を回ります。次回には、楽しいご報告ができると信じて居ります。どうかご期待ください。





(ゼミ担当教員 川口雅昭)



次回は【英語コミュニケーションゼミ】です。

合同ゼミ報告

さあさあ,やってまいりました。
日本語教育ゼミのブログ更新一発目!!
今回は6月29日に行われた合同ゼミからの報告です。

この合同ゼミは我々,3年生にとっては初めての合同ゼミだったのでかなり緊張しちゃいました。 まぁ~,私は座って見ていただけなのですが・・・・・
それはさて置き,今回の内容は,卒業論文で参考にする先行研究の発表です。

発表者はこの方

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3年生の平野正好くん,通称 ひらっち
彼が先行研究として選んだのは
平成19年度卒業生の村上生紗の卒業論文
「談話に見られるアイデンティティの表出・日本人学生と台湾人学生との総合行為,陳の発話に焦点をあてて」でした。

この論文は,本学の授業である日台交流から生まれた論文で,台湾学生陳が日本での交流の中でどういった方法で自分のアイデンティティを形成していくか,エスノメソドロジーを使い調査したものです。
う~ん・・・エスノメソドロジーってなんでしょうかね~
調べるのも面倒なので,感想のついでに発表者のひらっちに説明でもしてもらおうかな!
ひらっちー,よろしく~


日本語教育ゼミ平野です。
今回「日本語教育,日本教育史,日本の言語と文学」の合同ゼミで,
エスノメソドロジーを用いた先行研究の発表をしました。

説明が難しいのですが,エスノメソドロジーとは・・・
教室で先生が「さあはじめましょう」と言ったとき
"なぜ"生徒は授業を受ける体制を取るのか の "なぜ"を明らかにする学問です。
今回の論文では,ある台湾人学生のアイデンティティ
(役割,立場)を明らかにし,それが流動的だということを示しています。
エスノメソドロジーは,知れば知るほど疑問が増えます。
そのため時間を惜しまずに徹底して取り組むべきだと感じました。

いや~,感心しますね~,すんばらしい向上心だ!!
私も,ブログ更新しながらお茶なんかしばいてる場合じゃないね。
見習わなければ!!

そーゆうことで,今回はこのへんで・・・
お疲れ様でした~。

(日本語教育ゼミ生 P)

【教育心理学ゼミ】ゼミ対抗バレーボール大会

こんにちは。
教育心理学ゼミです。
今回私たちは7月16日に行われたゼミ対抗バレーボール大会に出場しました。

教育心理学ゼミでは7名ほど出場しました。
大会は初めにリーグ戦で行い、次にリーグ戦での上位2チームがトーナメント戦に出場するという形式でした。

私たち教育心理学ゼミはリーグ戦で2位になることができましたが、2位のチームが3チームあり、じゃんけんの結果トーナメント戦に進むことができませんでした。
結果は残念でしたが、とても楽しく過ごすことができました!

これからもゼミ間の交流もかねて、積極的に行事ごとに参加していきたいと思います!!


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(3年:Y.M.)



次回は【日本教育史ゼミ】です。

【資源循環型経済社会論ゼミ】就職内定をもらいました

「就職冬の時代」と言われていますが、今年の就職活動は一段と厳しさを増しており、私のゼミ生も就活には悪戦苦闘しています。私はこの厳しい状況の下で、やや乱暴な言い方ですが、「一つの企業、一つの業種、一つの職種にこだわるな」「数打ちゃ当たるの精神で頑張れ」と言っています。誰でも自分の希望する企業や職種に就職したいのは当然ですし、それを実現させてあげたいのですが、現実は一つに固執していると多くの場合失敗してしまいます。

この時期になると、学生から就職内定をもらったとの報告を受けるようになります。全員が内定をもらったと言いたいところですが、現在、4年生6人のうち5人が内定をもらいました。内定をもらった者の中には、これから大学院の試験にチャレンジする者、教職試験を受験する者もいます。内定未定の一人もこれから必ず内定をもらうことでしょう。卒業までには全員が就職先、進学先が決まり、明るく大学を巣立ってもらいたいと願っています。

(ゼミ担当教員 吉野敏行)



次回は【教育心理学ゼミ】です。

【景観生態学ゼミ】実習風景

こんにちは、景観生態学ゼミ3年のH.S.です。
今日は晴天!でも実習中は、やっぱり暑いですね…。
8月はこれからもっと暑くなるのでしょうか? 嫌だなぁ-。

今回の実習は、4月26日、6月7日に続き、3回目の葉緑素の調査を葉緑素計SPAD-502を用いて行いました。葉緑素を測ったのは、ケヤキとサクラとアラカシです。それぞれ日向と日陰を分けて測り、一枚の葉につき、下・真ん中・上の順に計3回の計測を行いました。葉が減っていたり、増えていたり…雨の影響でしょうか?謎です。

そして数値をパソコンに打ち込み、グラフにして比較してみると、アラカシはあまり変化がないのに対し、ケヤキやサクラは数値が伸びていました。常緑樹と落葉樹の違いや、季節の変化でこんなにも変わるのだと驚きです。あと葉緑素の値は植物の健康状態を調べるための指標にもなるようです。


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そのあとは、ゼミで育てているゴーヤのプランターの土が少なくて根が見えていたので、土を足しました。そしてなんとゴーヤができていたので、収穫も行いました。家に帰って食べたいと思います。


まだまだ暑いけど水やりも頑張るぞ-!!!



(景観生態学ゼミ 3年H.S.)



次回は【資源循環型経済社会論ゼミ】です。

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