バックナンバー:2011年09月
【基礎心理学ゼミ】 親子で学ぶ心理学
今回はちょっと宣伝をさせていただきます。
来月10月から12月まで,岡崎市のカルチャーセンターで「楽しい親子心理学実験室」と題して講座を担当させていただくことになりました。小学校4年生以上の方であれば参加していただけます。
これまでにも高校生を対象とした模擬講義や実験実習は行ったことはありますが,小学生のお子さんを対象にした講座は初めてです。錯視,上下・左右反転メガネ,アハ体験・・・テレビでおなじみの実験から大学の授業で行う初歩的な実験まで,自分で調べてみる楽しさを味わってください。詳しくは「暮らしの学校」のホームページをご覧くだ
さい。

(ゼミ担当教員 芳賀 康朗)
次回は【比較日本文化論ゼミ】です。
【地域経済論ゼミ】夏休みが終わりました!前期をふり返って
今回のブログは、夏休みに卒論のためのフィールド調査に出かけた4年生が書いてくれる予定でしたが、ダウンして締め切りに間に合わないようですので、急きょ、担当教員の私が書きますね。「地域経済学ってどんなことを学ぶの?」という質問をたびたびいただきますので、そのことの答えにもなれば~と思います。
<地域経済論>という学科目(看板)といっても高校生の皆さんにはイメージしにくいですよね。<地域から考える現代日本経済社会論>といった方がわかりやすいかもしれません。私の授業では、地域=私たちが実際に暮らし、学び、働いている足元から、例えば、本学がある岡崎市⇒愛知県⇒日本⇒アジア⇒世界というように視野を広げながら、とくに経済の側面から時代の動きを分析し、理解したことを、自分のものの見方、考え方として咀嚼し、仕事・職場や地域社会との関わりをはじめ、人生の様々な決断などにアクティヴに活かしてもらいたいと思っています。職業が様々な卒業生の多くが、「先生、仕事をするうえでゼミで学んだことが、社会への向き合い方を含めて、すごく役立っている。」と報告してくれるほご嬉しいことはありません。「地域から~」という意味は、頭の中で様々な社会経済の事象を学び、理解するのではなく、私たちの生活と、日本の、世界の動きがつながっていること、そして、毎日が「歴史としての現代」であるという思いをこめています。自分の人生を生きている社会や歴史と重ね合わせて生きてほしいものです。
さて、大学では、次の年度の年間授業計画(シラバスといいます)を前年年末頃に決めます。そこで昨年末、<環境とビジネス>と組み合わせるというベースは毎年通りですが、今年の前期は、これまでは簡単にしかふれてこなかったエネルギー問題、とくに電力問題を取り上げることにしました。リーマンショック以降、日本の家電産業への支援の意味もあって、急速に太陽光発電が脚光をあびていますが、私としては、もう一〇年以上、市民風車や小型の太陽光発電(「おひさま発電所」)など、市民パワーによる自然再生エネルギー事業が奮闘していること、にもかかわらず政府のサポートがあまりに薄いこと、このことは環境・エネルギー政策としておおいにバランスを欠くことなどを紹介したかったからです。なかでも電力問題は、「年間のうち数日という夏場の電力需要のピークさえずらすことができれば、原子力発電所を新設しないで済む」ということは古くから実践的にも、理論的にも証明されていることに力点をおきたいと考えていました。
ところがどうでしょう。3.11の東日本大震災! 不幸にも、授業の内容に現実がリアルタイムで追いかけてきました。受講生の中には「えっ?先生、震災がおこることを予測してたの?」と驚いた人もいました。もちろん、一番、びっくりしたのは私です。そして、前期の授業を終えた時、つくづく思ったのは、「災害とは、人間が平素やるべきことにきちんと取り組んでいるかどうかを試す、自然からのテストかもしれない。」ということ。「天災は忘れた頃にやってくる」どころか、「環境問題とは静かに進行する天災である」くらいの認識をもつべきだということでした。
大震災と原発事故は、愛する家族や友人、暮らしと仕事とコミュニティを奪い、土地、景観、産業に途方もないダメージを与え、そのことはまた日本、世界の人々に大きな衝撃を与え、私たちが被災地や社会に対してできること、自分の持ち場ですべきこと、他者・社会と自分との関わり等々、深く考えさせています。後期はこうしたこともふまえて、「まちづくりと私たち」に力点をおく授業になる予定です。
次回のブログは、九州へ地熱発電所の調査に行った彼、フィリッピンにストリートチルドレンの状況を学びに行った彼女、どちらが書いてくれるか楽しみです。
(ゼミ担当教員 薮谷あや子)
次回は【基礎心理学ゼミ】です。
【環境保全論(生物多様性論)】2011年5〜8月の調査から
珍しい帰化植物ヒサウチソウ.木曽川では猛繁殖しており,堤防の里草地を白く染めるほどだ.いったい何に寄生しているのだろうか?
(木曽川,May 15, 2011)
ウラジロマタタビ.近縁のサルナシとしばしば混同されるが,近畿地方の低山地ではサルナシよりもずっと普遍的.写真は雄株.
(和歌山県古座川水系小川,May 22, 2011)
近畿地方では稀な植物のノダイオウ.花序は大形でよく目立つが,生育環境である河川敷に調査の眼が向けられないことや花序を認識できる期間がわずか1ヶ月ほどであるために,その存在になかなか気づかない.
(滋賀県余呉川,June 12, 2011)
訪花昆虫の調査風景.蒸し暑い河川敷でまる1日昆虫と睨めっこをする.のんびりしているように思えるが,充分な知識と経験がなければ調査の完遂は難しい.
(木曽川,June 13, 2011)
道端の湿地でノダイオウを見つけ,大喜びでサンプリングを行う.
(鳥取県若桜町,June 27, 2011)
さすが北海道のフキ.その大きさに驚愕.本州のフキと同種であるとはとても思えない.
(札幌市定山渓,July 9, 2011)
佐田の沈下橋.橋の上からは川海老漁の罠が無数に仕掛けられているのが見えた.川辺では子供がテナガエビを採っており,付き添いの父親は「今晩のビールのつまみ」などと会話をしている.清流の豊かな恵みを実感した.
(四万十川,July 29, 2011)
5年ぶりに再訪した四万十川の河辺林.今回の調査は本流ではなく,別の場所を予定していた.美しい風景に後ろ髪を引かれる思いで,河辺林をあとにした.
(四万十川,July 29, 2011)
四国犬? とんがった耳と優しそうな眼がチャームポイントか.
(四万十川,July 30, 2011)
美しいブナ林.しかし,一斉林という姿が過去の伐採の歴史を物語っている.
(扇ノ山,August 4, 2011)
東洋一と謳われる湧水量を誇る柿田川.沈水植物群落の鮮やかな緑がすばらしいが,かつては工場排水のヘドロに埋まった歴史を持つ.地域住民の努力の結晶が,美しい河川環境を復活させたことを銘記したい.
(柿田川,August 8, 2011)
(ゼミ担当教員 藤井伸二)
次回は【地域経済論ゼミ】です。
【人間関係論ゼミ】キャリアの節目
今年の前期に開講されたばかりの「人間関係論特殊講義ⅠA」という授業では,私たちが子どもの頃からどのように職業観を形成してきているのか概観し,さらに,職に就いたあとのさまざまな「節目」にはどのような行動をとるのか見てきました。皆さんも,入学,卒業,受験,あるいは部活動の選択や文系理系の選択といった「節目」で,決定をしてきたことと思います。仕事を始めてからも,転勤時や新しい仕事の誘いがあるときなど,さまざまな「節目」があり,そこでなんらかの決定をしなくてはならないこともあるでしょう。
人はこのような決定の際に自分の大切にしているテーマのようなものを持っていて,それにしたがって決定をしているようです。たとえば「自分の専門性が発揮できること」を重視する人もいますし,「将来の生活の安定」を一番に考える人もいます。また,「職業生活,家庭生活,個人の生活のバランスがとれるかどうか」に最も関心が高い人もいます。このような個人が大切にしているテーマをシャイン(Schein,E.H.)は「キャリア・アンカー」と呼びました。アンカーとは錨のことですので,自分のキャリアの「よりどころ」ということを実によく表現していると思います。
授業ではワークを通して自分のキャリア・アンカーについて考えていただきました。大学生の段階では,キャリア・アンカーはまだ曖昧だということが言われていますが,ここでも,複数のキャリア・アンカーを持っている人が多いようでした。
秋は来年度から自分が専門とする分野(ゼミ)の選択の時期でもあります。これまでの学びの中で感じ取ってきたことや自分が大切にしていることをもとにして選択していくことと思います。それぞれの選択が充実した選択となりますように。
(ゼミ担当教員 三後 美紀)
次回は【宗教と倫理ゼミ】です。
【環境倫理学ゼミ】人間環境大学構内の自然
環境倫理学ゼミでは来週ゼミ合宿をする予定です。
毎年ブログの時期が同じなので、ゼミ合宿の予定ばかり書き込んでいます。が、それではおもしろくありませんので、今回は大学の中で撮ったムシの写真を紹介します。
真夏の雲と空
毎年見ているはずですが、夏の空の青は考えていたよりも深く、夏の雲は記憶よりもダイナミックです。
しかし、秋になり、冬になり、そしていつの間にか色を失った記憶になってしまいます。私たちの自然観は、いつも色あせています。
いきいきとした自然を強く記憶すること、そして「自然」という言葉はいつも薄っぺらなものになってしまうことを、環境について考えるときいつも思い出すことが必要です。
演習林入り口付近の ニイニイゼミ
アブラゼミが多い中で、少し小型のニイニイゼミも鳴いています。
羽を持ったセミはほんの一瞬の仮の姿。
季節も、人間の生も、全ては一瞬、束の間、儚いということは昔から言われています。
シジミチョウの交尾 スロープ脇の植え込みで
世代が交代し、おそらく来年の夏にもシジミチョウは飛んでいるでしょう。
大学構内の坂道には、最近動物の糞が落ちていることがあります。
ニホンザルではないかと思われますが、姿は見えません。
“見える自然”というのはほんの少しで、どうも隠れている生き物の方が多いようです。
本当の姿は常に隠されていて、目に見えるのは、その見えないものの印に過ぎない、そういう目で見ると、自然の姿も深い意味を持つようになります。
(ゼミ担当教員 内藤 可夫)
次回は【人間関係論ゼミ】です。
【社会・文化環境論・身体文化論ゼミ】ゼミ生がインターンシップでがんばっています
これは何でしょうか? 答えは、最後を見てください。


身体文化論ゼミ生の、A.H.さんが、この夏、インターンシップで汗をかいています。きっと「冷や汗も」かいていることでしょう。そんな彼女からインターンシップのレポートがとどきましたので、紹介します。なお、インターンシップとは、学生が、企業などで、将来の職業選択に生かすため就業体験することで、本学では、履修科目の一つになっています(つまり、単位取得ができます)。
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インターンシップで学んだこと
A.H.
私は8月22日から2週間、岡崎商工会議所でインターンシップをさせていただいています。
このインターンシップに参加した理由は、大学の授業だけではわからない、仕事(とくに事務職)というものを、実際に働いて理解を深めたいと思ったからです。また将来は、地元に密着した企業に就職したいと考えているため、地域の中小企業のネットワークを広めたり、合同企業説明会を開くなど、地元の企業と学生の交流の場をもうけたりしている商工会議所の仕事内容に興味を惹かれたからです。
実際にインターンシップをさせていただいて、社会人としてたくさんの仕事を教えていただきましたが、それよりも人として大切なことを学ばせていただいています。例えば、あいさつの大切や、人とのコミュニケーションの仕方をはじめ、これからの将来について、私の長所や短所などを、たくさんの方からアドバイスや経験談などをしていただき、毎日ほんとうに得ることの多い一日を過ごさせていただいています。
2週間という短い期間ですが、インターンシップで毎日少しずつですが、自分に自立心や積極性がついているのを感じ、私自身が良い方向に進んでいることを実感しています。
これからの就職活動に向けて、もちろん良い経験をしているのですが、それより先の社会に出てからも私を支えてくれるような経験を得ることができ、岡崎商工会議所の方々にとても感謝しています。
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答えは「みょうが・茗荷」です。あまりにも美しいので、私は、「みょうが・妙華」と呼んでいます。

(ゼミ担当教員 石上 文正)
次回は【環境倫理学ゼミ】です。
2011年09月01日(木) | 歴史・言語文化コース | 固定リンク


